店舗へキャッシュレス決済を導入したいものの、「結局いくらかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済では、主に次のような費用が発生します。
- 決済手数料
- 決済端末の購入費用
- 月額利用料
- 振込手数料
- タブレットやスマートフォンの購入費用
- レシートプリンターなどの周辺機器代
- インターネット回線や通信費
ただし、すべての店舗ですべての費用が発生するわけではありません。
現在は、初期費用や月額固定費が0円のキャッシュレス決済サービスも増えており、手持ちのスマートフォンやタブレットを活用すれば、ほとんど費用をかけずに導入できるケースもあります。
一方で、導入後は売上に応じた決済手数料が継続的に発生します。
2025年の国内キャッシュレス決済比率は58.0%、決済額は162.7兆円まで拡大しました。店舗にとってキャッシュレス決済は「一部のお客様向けのサービス」ではなく、より一般的な決済手段になっています。
そのため、導入時には「初期費用が安いか」だけではなく、毎月どれくらいの費用が発生するかまで計算して選ぶことが重要です。
この記事では、キャッシュレス決済にかかる手数料と導入費用を整理し、Square、Airペイ、stera packを例に実際のコストも比較します。
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キャッシュレス決済の導入には何のお金がかかる?
キャッシュレス決済にかかる費用は、大きく「導入するときだけ必要な費用」と「利用を続ける限り発生する費用」に分けられます。
特に注意したいのが、公式サイトに「初期費用0円」と書かれていても、店舗の環境によってはスマートフォンやタブレット、プリンターなどを別途用意する必要があることです。
初期費用
キャッシュレス決済を導入するときに一度だけ発生する費用です。
代表的なのは決済端末代ですが、サービスによって大きく異なります。
例えばSquareは決済サービス自体の初期費用は0円ですが、専用端末を使う場合は端末を購入します。一方、Airペイは利用に必要なカードリーダーを無償貸与していますが、iPhoneまたはiPadは店舗側で用意する必要があります。
「初期費用0円」という表記だけを見るのではなく、実際に営業を始めるために何を用意する必要があるのかまで確認しましょう。
決済手数料
キャッシュレス決済を利用すると、決済金額に対して一定割合の手数料が発生します。
例えば10,000円の商品を決済手数料3.24%で販売した場合、決済手数料は324円です。
この費用はキャッシュレス決済が行われるたびに発生するため、長期的には最も大きなコストになりやすい部分です。
主要な店舗向けサービスを見ると、Squareの対面決済は2.5%から、Airペイは決済方法によって0.99%~3.24%、stera packのスモールビジネスプランは1.98%からとなっています。適用される料率には、決済ブランドや加盟店の条件による違いがあります。
月額利用料
サービスによっては、決済金額に関係なく毎月固定の利用料金が発生します。
SquareとAirペイは、決済サービスの月額固定費が0円です。
stera packは初年度のサービス利用料が0円で、14か月目以降は原則として端末1台あたり月額3,300円です。ただし、直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上の場合は、その後のサービス利用料が無料になります。
キャッシュレス売上がまだ少ない店舗では、決済手数料率だけではなく固定費も含めて比較しましょう。
振込手数料
キャッシュレスで受け取った売上は、決済会社から店舗の銀行口座へ振り込まれます。
この際の振込手数料もサービスによって異なります。
Airペイは対応する金融機関への振込手数料が0円ですが、ゆうちょ銀行は振込口座として利用できません。
stera packの場合、三井住友銀行への振込は無料ですが、その他の銀行では1回220円の振込手数料がかかります。
1回数百円でも、入金回数が多ければ年間ではそれなりの費用になります。
周辺機器の費用
決済端末だけを見ていると見落としやすいのが周辺機器です。
店舗によっては、
- iPad
- iPhone
- レシートプリンター
- キャッシュドロワー
- バーコードリーダー
- タブレットスタンド
などが必要になります。
例えばAirペイはカードリーダーを無償で利用できますが、iPhoneまたはiPadは店舗側で用意します。紙の利用控えを発行する場合は対応プリンターも必要です。
逆にstera packのstera terminal standardはレシートプリンターを内蔵しており、ロール紙も無料で提供されています。
このため、「端末料金」だけでなく必要な機器を全部揃えたときの金額で比べる必要があります。
キャッシュレス決済の手数料はいくら?
キャッシュレス決済を導入したあとに継続して負担する費用の中心が決済手数料です。
ただし、「キャッシュレス決済なら一律3%」というわけではありません。サービスだけでなく、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などの種類によっても変わります。
クレジットカードの決済手数料
店舗向けの主要サービスでは、クレジットカード決済におよそ2~3%台の料率が設定されています。
例えばSquareでは、条件を満たす事業者の主要な対面カード決済が2.5%、それ以外では3.25%となる場合があります。
stera packのスモールビジネスプランでは、条件を満たす事業者ならVisa・Mastercardが1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2.48%です。対象外となる決済には3.24%が設定されています。
このように、同じクレジットカードでもサービスとブランドによって負担が変わります。
電子マネーの決済手数料
Suicaなどの交通系電子マネーやiD、QUICPayなども、利用する決済サービスによって手数料が設定されています。
Airペイでは、通常の交通系電子マネーが税抜2.95%、税込3.24%です。また、iDやQUICPayなど一部の電子マネーは3.24%となっています。
電子マネー利用者が多い駅前店舗やコンビニ型の小売店では、カードだけでなく電子マネーの料率も確認しておきましょう。
QRコード決済の手数料
QRコード決済もブランドによって料率が異なります。
Airペイの場合、COIN+は税抜0.99%、PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイなどのQRコード決済は税抜2.95%です。課税される手数料のため、税込ではそれぞれ1.08%、3.24%となります。
「決済手数料0.99%~」という表示だけを見るのではなく、実際に自店のお客様がよく利用する決済ブランドの料率を見ることが大切です。
決済手数料1%の違いはどれくらい影響する?
手数料率の数字だけを見ると、1%程度の違いはそれほど大きく感じないかもしれません。
しかし、キャッシュレス売上が増えるほど差は大きくなります。
例えば、キャッシュレス決済が月100万円ある店舗で比較してみます。
| 決済手数料 | 月100万円の場合 | 年間 |
|---|---|---|
| 1.98% | 19,800円 | 237,600円 |
| 2.50% | 25,000円 | 300,000円 |
| 3.24% | 32,400円 | 388,800円 |
1.98%と3.24%では、月100万円のキャッシュレス売上で年間151,200円の差になります。
さらに月300万円なら、年間の差は45万円を超えます。
そのため、キャッシュレス決済額が大きな店舗ほど、多少の月額料金がかかったとしても、低い決済手数料のサービスを選んだほうがトータルコストを抑えられる可能性があります。
逆にキャッシュレス売上が月10万円程度なら、1%の差は月1,000円です。
この程度であれば、決済手数料を数値だけで追うよりも、
- 月額固定費
- 端末の使いやすさ
- POS連携
- 対応している決済方法
- 入金サイクル
などを重視したほうがよい場合があります。
いろは売上規模が大きくなるほど決済手数料による出費が大きくなります。売上規模が大きい場合はステラパックが断然おすすめです
キャッシュレス決済の導入費用はいくら?
「キャッシュレス決済を始めるには数万円の端末を買わなければならない」と考えている方もいるかもしれませんが、現在は0円から始められる選択肢もあります。
ただし、店舗がすでに持っている機器によって、実際の導入費用は変わります。
スマートフォンを持っているならほぼ0円から始められる場合もある
すでに対応するスマートフォンを持っている場合、初期費用をかなり抑えられます。
例えばAirペイでは、iPhoneまたはiPadを用意すればカードリーダーが無償貸与されます。Airペイ自体の初期費用と月額固定費も0円です。
紙のレシートが不要なら、プリンターを最初から購入する必要もありません。
小規模店舗や個人事業主で「まずはキャッシュレスを試したい」という場合は、既存端末を利用できるサービスを選ぶと初期投資を抑えられます。
専用端末を購入するサービスもある
専用のキャッシュレス決済端末を購入して利用する方式もあります。
Squareの場合、決済サービスそのものに初期費用はありませんが、専用端末を利用する場合は購入費用が必要です。例えばプリンターを内蔵したSquare ターミナルは、2026年8月時点で39,980円です。
一度購入すれば、決済サービスについて月額固定費を支払い続ける必要はありません。
つまり、最初に端末代を支払って固定費を抑えるという考え方です。
端末を貸与してもらえるサービスもある
stera packは、専用のstera terminal standardを使うサービスですが、初期費用は0円です。
決済端末にはカード決済、電子マネー、コード決済に必要な機能だけでなくレシートプリンターも搭載されています。
その代わり、初年度終了後は一定条件を除いて月額3,300円のサービス利用料が発生します。
Squareとは反対に、高額な端末購入費を抑えて、月額料金を支払って利用するという違いがあります。
「初期費用0円」でも確認したい隠れた導入コスト
公式サイトで初期費用0円と案内されていても、「店舗が完全に0円でキャッシュレス環境を作れる」という意味とは限りません。
ここを理解しておくと、導入後に想定外の出費が発生しにくくなります。
タブレットやスマートフォン
Airペイの代表例のように、決済アプリを動かす端末を自分で用意するサービスがあります。
すでに対応機種を所有していれば0円ですが、店舗専用のiPadを新しく買えば、その購入代金も実質的なキャッシュレス導入費用です。
私物のスマートフォンを店舗スタッフで共有するのが難しい場合は、最初から専用端末の購入費用まで考えておきましょう。
レシートプリンター
紙の利用控えを発行する店舗ではプリンターが必要になることがあります。
Airペイはプリンターを別途用意する方式ですが、stera terminal standardやSquare ターミナルのようにプリンターを本体に搭載した端末もあります。
紙レシートをほとんど使わない美容室と、毎回利用控えを渡す小売店では、必要な構成も変わります。
通信環境
キャッシュレス決済ではインターネット通信が必要です。
すでに店舗へWi-Fiや固定回線を導入しているなら追加費用が発生しないこともありますが、キャッシュレス決済のために新しく回線を契約するなら通信費も考慮します。
特にstera terminal standardは端末設置に光回線が必要と案内されており、安定性やセキュリティの観点から固定回線が推奨されています。
POSレジやその他の店舗システム
決済だけなら無料でも、POSレジの高度な機能、予約管理、在庫管理、複数店舗管理などを追加すると月額料金が発生することがあります。
「キャッシュレス決済サービスの料金」と「店舗全体のシステム料金」は分けて比較しましょう。
Square・Airペイ・stera packの手数料と導入費用を比較
ここまでの内容を踏まえ、当サイトでおすすめしている3サービスを費用面から比較します。
料金体系が異なるため、単純に「一番安いサービス」を決めるのではなく、自店の使い方に合っているかを見ることが大切です。
| 比較 | Square | Airペイ | stera pack |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 決済端末 | 購入 | カードリーダー無償貸与 | 専用端末を利用 |
| 別途スマホ・タブレット | 使い方による | 必要 | 基本不要 |
| 月額固定費 | 0円 | 0円 | 初年度0円 |
| 2年目以降 | 0円 | 0円 | 原則3,300円/月 |
| 対面決済手数料 | 2.5%~ | 0.99%~3.24% | 1.98%~ |
| 振込手数料 | 通常入金0円 | 0円 | 三井住友銀行0円 |
| プリンター | 端末による | 別途 | 内蔵 |
| 向いている店舗 | シンプルに始めたい | 幅広い決済に対応したい | カード売上が多い店舗 |
Squareは初期費用・月額固定費0円、対面決済手数料2.5%からです。
Airペイも初期費用・月額固定費・振込手数料が0円で、決済方法によって0.99%~3.24%の手数料が設定されています。ただし、利用するiPhoneまたはiPadは店舗側で用意します。
stera packは初期費用0円で、スモールビジネスプランでは決済手数料1.98%から。14か月目以降は原則月額3,300円ですが、直近1年間のキャッシュレス売上3,000万円以上なら、その後のサービス利用料が無料になります。
導入費用を抑えるならAirペイ
とにかく初期投資を抑えたい店舗にはAirペイが有力です。
iPhoneまたはiPadをすでに持っている場合、決済に必要なカードリーダーを無償で利用でき、初期費用・月額固定費・振込手数料もかかりません。
Airペイが向いている店舗
特におすすめなのは、すでにiPadやiPhoneを店舗で利用している事業者です。
カードだけでなく、電子マネーやQRコード決済にも幅広く対応できるため、「なるべくお金をかけずに一通りのキャッシュレス決済を揃えたい」という店舗に向いています。
一方、iPad、レシートプリンター、スタンドなどをすべて新規購入する場合は、実際の導入費用が0円ではなくなる点に注意してください。
Airペイの決済手数料については以下の記事で詳しく比較しています。
ttps://cashless-iroha.com/airpay-cost/
月額固定費を抑えて長く使うならSquare
Squareは、必要な端末を購入して利用する方式を選べるため、「端末代は払っても、毎月の固定費は増やしたくない」という店舗に向いています。
決済サービス自体の初期費用・月額固定費は0円で、対面決済手数料は2.5%からです。
Squareが向いている店舗
Squareは、個人店舗や小規模事業者だけでなく、POSレジなどをSquareでまとめたい店舗にも適しています。
専用端末には複数種類があり、例えばSquare ターミナルなら決済端末とプリンターが1台にまとまっています。2026年8月時点の販売価格は39,980円です。
初期費用だけならAirペイのほうが安くなるケースがありますが、Squareは購入した端末を使いながら月額固定費なしで運用できるのが特徴です。
端末の違いについては以下の記事で紹介しています。


キャッシュレス売上が多いならstera packも検討
キャッシュレス決済額が大きな店舗では、「月額0円」にこだわるよりも決済手数料を重視したほうが安くなる可能性があります。
その候補になるのがstera packです。
stera packが向いている店舗
スモールビジネスプランの対象となる事業者なら、Visa・Mastercardを1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverを2.48%で利用できます。
一方で、14か月目以降は原則月額3,300円です。例えば月額料金3,300円は、年間では39,600円です。
仮に他サービスより決済手数料が1%安くなるとすれば、年間約396万円以上の対象決済があれば、単純計算では手数料差だけで年間固定費39,600円を上回ります。
実際には決済ブランドごとの料率や利用比率が異なるため単純比較はできませんが、キャッシュレス売上が多い店舗ほど「固定費0円」より「決済手数料の低さ」を重視する意味が大きくなることが分かります。
stera packの料金や条件についてはこちらで詳しく解説しています。


キャッシュレス決済は店舗タイプによって費用の考え方が違う
最も安いキャッシュレス決済サービスは、すべての店舗で同じではありません。
キャッシュレス売上、必要な機器、利用する決済ブランドなどによって実質的な負担が変わるためです。
開業直後・小規模店舗
開業直後はキャッシュレス売上がどれくらいになるか分かりません。
この段階では決済手数料を0.数%下げるより、初期費用や固定費を抑えることを優先しやすいでしょう。
すでにiPhoneやiPadを持っているならAirペイ、端末やPOSまでSquareでまとめたいならSquareが候補になります。
キャッシュレス売上が増えてきた店舗
売上が増えてきたら、決済手数料を改めて確認しましょう。
キャッシュレス売上が月数百万円規模になると、0.5%や1%の違いでも年間負担額に差が出てきます。
特にVisa・Mastercardの利用比率が高く、stera packのスモールビジネスプランの条件を満たす店舗では、1.98%という料率を含めて比較する価値があります。
レジ周辺機器を一から揃える店舗
キャッシュレス決済だけでなくPOSレジ、プリンター、キャッシュドロワーなどを一から用意する場合は、「決済端末単体の価格」で比較しないようにしましょう。
必要なシステムを一式書き出して、導入時に支払う金額+年間固定費+年間決済手数料で比較すると、実際の負担を判断しやすくなります。
キャッシュレス決済の費用を比較するときの5つのポイント
料金表を見ると決済手数料に目が行きがちですが、サービス選びではトータルコストを見ることが重要です。
特に次の5点を順番に確認すると比較しやすくなります。



点での費用ではなく、ずっと使うことを想定してあらゆる費用で比較するのが大切です
1.初期費用ではなく必要機器まで見る
「初期費用0円」であっても、タブレットを新しく購入するなら数万円の支出が発生します。
逆に専用端末が無料で提供されるサービスなら、手持ちの機器がなくても導入費用を抑えられる場合があります。
2.自店で多い決済方法の手数料を見る
最安料率だけで比較するのは避けましょう。
例えばAirペイの0.99%はCOIN+に設定された料率であり、すべての決済が0.99%になるわけではありません。主要カードなどには別の料率が設定されています。
店舗でVisa・Mastercardが多いならカードの料率、PayPay利用者が多いならQRコード決済の料率を見る必要があります。
3.月額料金を年間で計算する
月額3,000円程度なら小さく感じますが、1年間なら約36,000円です。
逆に決済手数料が低くなることで年間5万円以上節約できるなら、月額料金があるサービスのほうが総額では安くなる可能性があります。
固定費だけを単独で判断しないことが重要です。
4.振込手数料と入金回数を見る
振込手数料が1回220円で月6回入金されれば、毎回料金が発生する条件では年間15,840円になります。
一方、振込手数料0円のサービスなら、このコストは発生しません。
特に売上の入金回数を多くしたい店舗は、振込手数料と入金サイクルをセットで確認しましょう。
5.数年使った場合の総額で考える
決済端末は一度導入したら、数年間利用するケースが一般的です。
そのため、初年度だけ安いかではなく、
2年、3年使ったときにいくら支払うか
で比べる必要があります。
例えば端末代39,980円・月額0円のサービスと、端末代0円・月額3,300円のサービスでは、初年度と3年後で費用差が大きく変わります。
さらに実際には決済手数料も加わるため、自店の想定売上を入れて比較するのがおすすめです。
キャッシュレス決済を導入すると手数料分だけ損する?
現金なら決済手数料が発生しないため、「3%前後も取られるならキャッシュレスを導入しないほうがいい」と考える方もいるでしょう。
確かに、決済手数料だけを見れば現金のほうが安く見えます。しかし店舗では、現金にも見えにくいコストがあります。
現金にも管理コストがある
現金を扱う場合は、釣銭の準備、現金の集計、レジ締め、銀行への入金などの作業が必要です。
キャッシュレス決済を増やせばこれらの作業量を減らしやすくなります。
そのため、決済手数料を単なる「売上から引かれる費用」として見るだけでなく、店舗オペレーション全体で判断することも大切です。
キャッシュレスを希望するお客様を逃しにくい
経済産業省によると、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%まで上昇しています。特にキャッシュレス決済額のうちクレジットカードが82.7%を占めています。
現金を持ち歩かないお客様もいるため、キャッシュレス非対応そのものが来店・購入のハードルになる可能性があります。
決済手数料だけでなく、「決済方法を増やすことで販売機会を逃しにくくする」という視点も必要です。
キャッシュレス決済の手数料・導入費用に関するよくある質問
キャッシュレス決済はサービスごとに料金体系が異なるため、初めて導入すると分かりにくい部分があります。
ここでは、費用について特に疑問になりやすい点をまとめます。
キャッシュレス決済を無料で導入できますか?
可能な場合があります。
Airペイは初期費用・月額固定費が0円で、カードリーダーも無償貸与されます。ただしiPhoneまたはiPadが必要です。
すでに必要機器を持っている店舗なら、実質的な初期支出をかなり抑えられます。
ただし、決済が発生すれば決済手数料はかかります。
キャッシュレス決済の手数料は何%ですか?
サービスや決済ブランドによって異なります。
主要な店舗向けサービスでは、カード決済でおおむね2~3%台の料率が見られます。Squareは対面決済2.5%から、stera packの対象事業者ではVisa・Mastercard1.98%から、Airペイは決済方法によって0.99%~3.24%です。
「最低○%」だけではなく、自店で多く使われるブランドを確認しましょう。
決済端末はいくらですか?
サービスによって、無料貸与、購入、サービス料金に含まれるなど仕組みが異なります。
例えばSquare ターミナルは2026年8月時点で39,980円です。Airペイのカードリーダーは無償貸与、stera packは初期費用0円で専用端末を使用します。
月額料金がないサービスのほうがお得ですか?
キャッシュレス売上が少ない場合は、月額固定費0円のサービスが有利になりやすいでしょう。
一方、売上が多い店舗では、月額料金を払っても決済手数料が低いサービスのほうが年間コストを抑えられる可能性があります。
「月額料金」だけではなく、「月額料金+決済手数料」で比較してください。
一番安いキャッシュレス決済はどれですか?
店舗によって異なります。
初期費用を重視するならAirペイ、月額固定費を抑えながら専用端末を使いたいならSquare、カード決済額が大きくstera packの対象条件を満たすならstera packが有力です。各社で料率と適用条件が異なるため、一律に1社が最安とはいえません。
まとめ|導入費用だけでなく年間の決済手数料まで比較しよう
キャッシュレス決済を店舗へ導入する場合、確認するべき費用は端末代だけではありません。
重要なのは、
- 初期費用
- 決済端末代
- 決済手数料
- 月額固定費
- 振込手数料
- スマートフォンやタブレット
- プリンターなどの周辺機器
- 通信環境
まで含めた総額です。
特に長期間利用する場合、最も大きな費用になりやすいのが売上に応じて発生する決済手数料です。
小規模店舗や導入直後でキャッシュレス売上が少ないうちは、初期費用と固定費を抑えやすいSquareやAirペイが使いやすいでしょう。Squareは初期費用・月額固定費0円で対面決済2.5%から、Airペイは初期費用・月額固定費0円で決済手数料0.99%~3.24%となっています。
一方、キャッシュレス売上が増えてきた店舗では、決済手数料率の差が年間コストに大きく影響します。条件を満たす事業者ならVisa・Mastercard1.98%から利用できるstera packなども含めて比較するとよいでしょう。
「初期費用0円だから選ぶ」のではなく、自店のキャッシュレス売上を想定して1年間にいくら支払うかを計算することが、サービス選びで失敗しないポイントです。
おすすめのキャッシュレス決済サービスは以下の記事で詳しく紹介しています。


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