経済産業省は2025年までにキャッシュレス比率を40%まで引き上げようとしており、今後もキャッシュレス需要は高まり続けると考えられます。実際、キャッシュレス決済が使われる機会は年々増加しており、クレジットカードをはじめ、電子マネー、QRコード決済など、決済サービスも群雄割拠の時代となっています。
いち利用者としては店舗で色々な手段で決済ができれば便利なものですが、自身が事業者として導入するとなった場合はすべての決済手段を導入するのは手間も管理も煩雑となり現実的ではありません。
そこで多くの事業者が導入しているのが、1つの端末を導入することで複数の決済に対応できる「キャッシュレス決済端末」です。有名どころではリクルートが運営する「Airペイ」、個人店舗でみかけることも多い「Square(スクエア)」、POSレジとの連携が魅力の「スマレジ」などがあり、それぞれ特徴があります。
この記事ではキャッシュレス決済端末の特徴をまとめ、どのように選べばいいのか、その中でおすすめのキャッシュレス決済端末はどれなのかを解説しています。キャッシュレス決済端末導入の参考にしてください。
\キャッシュレス決済端末おすすめランキング/
QRコード決済のみを比較し導入を検討したい方は以下の記事を参考にしてください。
キャッシュレス決済端末の選び方
選び方を確認する前に、主要サービスを比較してみます。
サービス名 | Airペイ | Square | PAYGATE | STORES決済 | 楽天ペイ | ステラターミナル |
---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド | 6ブランド | 8ブランド | 6ブランド | 6ブランド | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど | 交通系電子マネー | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | WeChatPay | 楽天Pay、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.25%~3.95% | 3.24%~ →キャンペーンで割引 | 1.98%~3.74% | 3.24%~ →キャンペーンで割引 | 1.98%~3.24% |
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) | 翌日振込み (手数料無料) | クレカ・電子マネーは月2 QRコード決済は月1 | 翌々営業日 (振込手続きが必要) | 翌日 (楽天銀行のみ) | 月5回or月2回or月1回 (手数料無料) |
導入までの日数 | 2週間程度 | 最短当日 | 2ヶ月程度 | 最短2日 | 1ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ | 0円 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 | 3,300円 | 0円 | 0円 | 3,300円 |
決済端末 | カードリーダー | 3種類から選べる | オールインワン端末 | カードリーダー | カードリーダー | オールンワン端末 |
解説ページ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ | https://coiney.com/ | https://pay.rakuten.co.jp/business/ | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
上記ではキャッシュレス決済端末を選ぶ上で大切となる
で比較しています。
このポイントを抑えながら、それぞれについて詳しく解説します。
対応ブランド・決済手数料を確認する
キャッシュレス決済端末の魅力は1つのサービスの導入でクレジットカードをはじめ、電子マネーやQRコード決済に対応できることにあります。
クレジットカードの対応で言えばVISA、MasterCard、JCB、Americanexpress、Discover、Dinnersといった主要ブランドをほとんどの決済端末が対応できるので気にする必要はありません。
サービス名 | Airペイ | Square | PAYGATE | STORES決済 | 楽天ペイ | ステラターミナル |
---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド | 6ブランド | 8ブランド | 6ブランド | 6ブランド | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど | 交通系電子マネー | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | WeChatPay | 楽天Pay、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.25%~3.95% | 3.24%~ →キャンペーンで割引 | 1.98%~3.74% | 3.24%~ →キャンペーンで割引 | 1.98%~3.24% |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ | https://coiney.com/ | https://pay.rakuten.co.jp/business/ | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
一方で対応に差がでるのが「電子マネー」と「QRコード決済」です。
電子マネーの対応について見てみると、サービスによって対応している決済の種類に差があります。QRコードも同様のことが言え、サービスによって対応決済に差がありますので、用途によって選ぶ必要があります。
■インバウンドに対応したい
→Airペイ、PAYGATE、楽天ペイ、ステラターミナル
■国内の主要QRのコード決済に対応したい
→Airペイ、PAYGATE、楽天ペイ、ステラターミナル
■なるべく幅広い電子マネーに対応したい
→PAYGATE、ステラターミナル
対応決済数、決済手数料で見たときに最もおすすめなのは「ステラターミナル」です。
主要の30種類以上の決済に対応するほか、手数料も業界最安クラスの1.98%~。端末も使いやすく3ステップで決済を完了できるので、導入もスムーズです。
導入費用・月額費用を確認する
開業時は何かと出費も多いので導入費用に関しても確認しておくのがおすすめです。
サービス名 | Airペイ | Square | PAYGATE | STORES決済 | 楽天ペイ | ステラターミナル |
---|---|---|---|---|---|---|
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ | 0円 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 0円 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ | https://coiney.com/ | https://pay.rakuten.co.jp/business/ | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
また決済端末にはお金がかかるものがほとんどですが、どのサービスもキャンペーンを実施していることも多く、無料または割引で決済端末を手に入れることができます。
以下でそれぞれのサービスのキャンペーン情報を紹介していますので、気になるブランドのキャンペーン情報を確認してみてください。
→Airペイのキャンペーン情報・利用方法はこちら |
→Squareのキャンペーン情報・利用方法はこちら |
→PAYGATEのキャンペーン情報・利用方法はこちら |
→STORES決済のキャンペーン情報・利用方法はこちら |
→楽天ペイのキャンペーン情報・利用方法はこちら |
→ステラターミナルのキャンペーン情報・利用方法はこちら |
入金サイクルを確認する
東京商工リサーチが行った調査によると、2020年に倒産した7,773社のうち46.3%と約半数が黒字倒産となっています。
キャッシュレス化が進む一方で、商品を売ってもすぐに手元にお金が入らないと資金繰りに困ってしまうケースが多いことがわかります。
どの決済サービスはサービス毎に入金の頻度やタイミングが違っており、より早いタイミングで入金がある方が安心して利用できます。
サービス名 | Airペイ | Square | PAYGATE | STORES決済 | 楽天ペイ | ステラターミナル |
---|---|---|---|---|---|---|
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) | 翌日振込み (手数料無料) | クレカ・電子マネーは月2 QRコード決済は月1 | 翌々営業日 (振込手続きが必要) | 翌日 (楽天銀行のみ) | 月5回or月2回or月1回 (手数料無料) |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ | https://coiney.com/ | https://pay.rakuten.co.jp/business/ | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
今日の売上は明日という形で自動での翌日入金に対応しているのが「Square」と「楽天ペイ」ですので、入金サイクルで選ぶならいずれかとなります。
(※Squareは三井住友銀行またはみずほ銀行のみ、楽天ペイは楽天銀行のみ対応)
またAirペイとステラターミナルは1週間に1回以上の頻度で入金されますので、この程度の頻度であれば困らないという方も多いと思います。
一方でPAYGATEに関しては月2回、または月に1回という頻度ですので、資金繰りに余裕がない場合は選ばないほうが無難です。
入金サイクルについて更に詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
導入までの期間を確認する
最後に確認しておくべきことは導入までの必要な時間です。
サービス名 | Airペイ | Square | PAYGATE | STORES決済 | 楽天ペイ | ステラターミナル |
---|---|---|---|---|---|---|
導入までの日数 | 2週間程度 | 最短当日 | 2ヶ月程度 | 最短2日 | 1ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ | https://coiney.com/ | https://pay.rakuten.co.jp/business/ | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
比べてみると一目瞭然ですが、Squareは最短翌日に導入可能ですので、すぐに導入したい場合はSquare一択です。
Airペイは2週間程度、楽天ペイは1ヶ月程度、PAYGATE、ステラターミナルは2ヶ月程度と時間がかかりますので、なるべく早く申込み・加盟店審査をしておくのがおすすめです。
決済端末で比較する
キャッシュレス決済の読み込みに利用する端末は大きく「カードリーダー型」と「オールインワン型」で分かれ、それぞれの特徴は次のとおりです。
決済端末 | カードリーダー型 | オールインワン型 |
---|---|---|
見た目 | ||
提供サービス | Airペイ、Square、STORES決済、楽天ペイ | Square、スマレジ・PAYGATE、ステラパック |
特徴 | ・スマホやタブレットと接続して利用する ・コンパクトで持ち運びしやすい ・レシート発行には別途プリンターが必要 | ・単体で利用できる ・レシートプリンターも内蔵 |
カードリーダー型はスマホやタブレットとBluetoothで接続して利用するものが多く、一方オールインワン型は端末単体で利用できるのが特徴です。
オールインワン型の中には持ち運べるものもありますが、基本的にはカードリーダー型の方がコンパクトかつ軽量のため、持ち運びがしやすく、テーブル決済には向いています。
ただしカードリーダー型の場合はレシート発行は端末でできないため、必要な場合はプリンターを用意する必要があると同時に、自分で接続などセットアップをする必要があります。
オールインワン型の場合は端末単体でレシート発行まででき、周辺機器も不要のため、セットアップが簡単かつレジ周りをすっきりと見せることができるのが人気です。
オールインワン型のキャッシュレス端末を比較して検討したい方は以下の記事を参考にしてください。
キャッシュレス決済端末おすすめランキング
ここからはキャッシュレス決済端末のおすすめを「どのような方におすすめできるか」で紹介していきます。
対応ブランドの多さ・決済手数料が魅力『Airペイ』
株式会社リクルートが運営するAirペイは大きな弱点がなく、非常にバランスがよいキャッシュレス決済サービスです。
当サイトがキャッシュレス端末導入に関する調査を行った結果では、100人中48人がAirペイを導入、うち42人が満足しているという結果となり、導入者数・満足度ともにNo1のキャッシュレス決済サービスでした。
Airペイで気に入っている点・魅力に感じる点では、以下の3項目がTOP3となりました。
・決済手数料が安い:24票
・対応決済が豊富:20票
・端末が操作しやすい:20票
その他、調査データの詳細を確認したい方は以下のボタンから確認してください。
Airペイの調査結果詳細をみる
■Airペイの満足度を教えてください。
■Airペイの満足度の理由を教えてください。
■Airペイに関して、気に入っている部分・魅力だと感じることを教えてください。
■Airペイの導入の決めてを教えてください。
一方でAirペイの弱点は決済リーダーが選べないこととレシート対応には別途機器を導入する必要があることです。Airペイは以下のカードリーダー1種類の提供のみです。
これ1台ですべて対応できるので操作性は優れていますが、見た目に重厚感はありません。またレシート発行にも対応していないので、別途機器を導入する必要があります。レジの見栄えや重厚感を求める場合や、レシートまで1台で対応したい場合は次に紹介している「Square」がおすすめです。
見た目にこだわらない限りは対応決済、決済手数料、操作性、サポート面と優れたサービスですので、Airペイを選んでおけば間違いはありません。
・少しでも決済手数料を抑えたい方
・サポート体制がしっかりしている方が安心して利用できる方
・なるべく多くの決済手段に対応したい方
・月に6回の入金で大丈夫な方(翌日入金じゃなくてOKの方)
Airペイの導入費用・決済手数料について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
導入までの早さ・翌日入金が魅力『Square(スクエア)』
Airペイに次いで人気の端末がSquareです。Squareはアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなど世界各国で使われているキャッシュレス決済端末。
Squareの大きな魅力は「スピード」と「選べる端末」です。
1つ目のスピードですが、まずは翌日入金が振込手数料可能なこと。
そして2つ目は審査が早くすぐに導入できることがSquareの魅力です。当サイトがキャッシュレス決済サービス導入者に行った調査でも、Squareは他の決済サービスと比べ「入金サイクルが早い」ことを評価している方が多いか結果となっていました。
Squareユーザーの評価を見てみる
■Airペイ、Square、スマレジの比較
続いての選べる端末ですが、Squareは他のキャッシュレス決済サービスとは異なり、自分にあったスクエア決済端末を3種類から選べるようになっています。
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
端末 | |||
本体価格 | 7,980円 | 29,980円 | 46,980円 |
ポイント | 端末価格がSquare端末の中で最安なので、予算を抑えてキャッシュレス端末を導入できる | Squareスタンド1台でPOSレジとキャッシュレス決済の対応可能。キャッシュドロワーやプリンターなどで拡張可能で理想のレジを作れる | 1台でキャッシュレス決済、POS機能、レシート発行にすべて対応可能。最もコスパよくPOS機能まで導入できる端末 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
✓Squareリーダーは他のキャッシュレス決済サービスに似た手軽な端末
✓SquareスタンドはiPadと連動することで様々な拡張が可能な端末
✓Squareターミナルはこれ1台でレシート印刷やすべての決済に対応できるオールインワン端末
と分かれているため、店舗スタイルにあわせた形で理想的なキャッシュレス決済端末を導入可能です。
大きな魅力の一方でSquareの弱点は決済手数料がわずかながらに高いことです。1位で紹介したAirペイと比較するとほとんどの決済で0.01%高くなっています。(Airペイが3.24%のところSquareは3.25%)
微々たる差ですが、いずれとも決済手数料のみで利用できるのが魅力のキャッシュレス決済端末ですので、少しでも安い手数料でと考える方は「Airペイ」を。早く、翌日入金の端末がよいと考える方は「Square」を選びましょう。
・なるべく早く導入したい方
・入金サイクルは少しでも早いほうがいい方
・機能からキャッシュレス決済端末を選びたい方
・キャッシュレス決済端末の見た目も重視したい方
【決済端末Squareの比較】選び方とおすすめを紹介を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
対応決済数とオールインワン端末で簡単操作『PAYGATE』
PAYGATEはオールインワン端末を0円で提供。
あらゆる決済手段に対応する他、端末1台でレシート発行まで対応可能ですので、レジまわりがすっきり。また周辺機器の接続などの手間が発生しないため、機械が苦手な方でも簡単に導入できます。
人気のクラウドPOS「スマレジ」と連携する場合も、決済端末から金額を直接入力できるため、直感的に操作ができます。また4G回線に対応し持ち運びも可能ですので、テーブル会計やイベント・屋外決済にも向いています。
一方で弱点となることは「スピードの遅さ」と「月額固定費」です。
入金サイクルは月に2回(QRコード決済は月に1回)とここまで紹介したキャッシュレス決済サービスに比べると頻度が少なくなりますので、仕入れコスト等を鑑みて資金繰りに不安がある場合は向いていません。
またもう1つの遅さとして導入までの時間があります。Squareは最速で当日、Airペイは2週間程度で導入可能ですが、スマレジは2ヶ月程度時間がかかります。端末が来てからのセットアップは楽ですが、すぐにキャッシュレス化を進めたいという場合には不向きです。
あと1つの弱点が月額固定費です。他のサービスはほとんど決済手数料のみで利用できますが、PAYGATEは月額3,300円のコストが発生します。しかしながら月額コストが発生する分、サポートは365日体制と他のサービスよりも優れているという利点にもつながっています。
機械が苦手、セットアップが面倒、レジまわりをすっきりさせたいと考え、初期費用は抑えたいと考える方には向いた端末ですので、導入を検討してみてください。
・機械や機器のセットアップが苦手な方
・1台ですべて対応したい方
・導入までに時間がかかっても大丈夫な方
・イベントや移動販売など屋外での利用が多い方
PAYGATEについて更に詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
主要決済はすべて対応、サポートが充実『ステラターミナル』
ステラパックの特徴は「VISA、MasteCardの手数料が安い」、「主要決済は網羅している」、「サポートが充実している」ことです。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済でよく利用されているものはすべて対応できるほか、VISAとMasterCardの決済については業界最安水準の1.98%~の決済手数料で利用できます。
VISAとMasterCardの国内シェアは7割近くを占めるというデータもあり、多くの方が利用していますので、その決済に関して手数料が安いのは大きな魅力といえるでしょう。
またサポートが充実していることも特徴で、
・24時間365日対応のサポートデスク
・決済端末が故障した場合の修理、交換が無料
・レシート用紙(ロール紙)が永年無料
など、さまざまなサポートがあります。
月額3,300円の固定費はかかるものの、主要決済に対応できること、決済手数料の安さ、サポートの充実を考えればお釣りがくるほどと考えられます。
ステラパックはVISA、MasterCardの利用が多く、サポートが充実している方が安心して使えると考える方におすすめのキャッシュレス決済サービスです。
ステラパックのメリットやデメリットは以下の記事で詳しく紹介していますので、ステラパックに興味のある方参考にしてください。
交通系電子マネーの手数料の低さが魅力『STORES決済』
STORES決済の大きな魅力は交通系電子マネーの決済手数料が1.98%と業界最低水準であることです。(Airペイは2.95%)。
Job総研が行った調査によると、電子マネー利用者の中では交通系電子マネーが最も利用されており、8割以上の方が利用しています。実際自分でも使っているという方も多いと思います。
電車などの公共交通機関の近くであれば交通系電子マネーを持っている方も多いので、これだけ対応できれば十分という場合も少なくありません。そのため、立地によっては交通系電子マネーの対応だけでも問題ないでしょう。
交通系電子マネーのほかでSTORES決済の特徴は「分割払い」に対応できることです。2回払い、リボ払いに対応しているため大きな金額の商品やサービスを扱う業種では使いやすいです。
Androidの場合は電子マネーに対応できないため、利用する際にはiPhoneまたはiPadを用意するのがおすすめです。
・交通系電子マネーがよく利用されそうな場所での利用
・分割決済に対応したい方
STORES決済の導入費用や決済手数料について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
対応決済、入金サイクル、手数料とバランス抜群『楽天ペイ』
楽天ペイはその名の通り楽天グループが提供するキャッシュレス決済端末です。
楽天ペイという名前ですので、QRコード決済にしか対応していないように勘違いされることもありますが、クレジットカード、電子マネーにも対応しています。またインバウンドにも対応できるようにアジア各国で利用されているスマホ決済にも対応ができます。
そんな楽天ペイの大きな魅力は翌日入金に対応していることです。毎日、前日分の売上が入金されますので資金面ので心配が少なくなります。
導入までには1ヶ月程度時間が必要ですので、早めに申込みするのがおすすめです。
楽天Payの導入費用や決済手数料について詳しくしりたい方は、以下の記事を参考にしてください。
事業別のおすすめキャッシュレス決済端末
ここでは一般的な小売店などではなく、特別なシチューションでキャッシュレス決済を導入したい場合におすすめのサービスを紹介します。
個人タクシーでキャッシュレス端末を導入
個人タクシーに最もおすすめのキャッシュレス決済端末は「PAYGATE(ペイゲート)」です。
スマレジペイゲートの基本情報
サービス名 | PAYGATE |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~ →キャンペーンで割引 |
入金サイクル | クレカ・電子マネーは月2 QRコード決済は月1 |
導入までの日数 | 2ヶ月程度 |
導入費用 | 0円 |
月額費用 | 3,300円 |
決済端末 | オールインワン端末 |
公式サイト | https://smaregi.jp/payment/ |
スマレジペイゲートは個人タクシーで導入できるキャッシュレス決済サービスの中で、最も多くの種類のキャッシュレス決済サービスに対応できる端末です。
特に大きな点は「交通系電子マネー」に対応できるということ。電車や主要バスターミナルの近くでの営業をしている場合は交通系電子マネーの需要が高いため、スマレジペイゲートを導入するのがおすすめです。
決済端末は無料で提供され以下のような機能も備えているため、別途機器を用意する必要がないのも大きな魅力です。
・4G回線に対応
・レシート印刷に対応
導入まで2ヶ月程度の時間かかってしまいますので、すぐに導入したいという場合には不向きですが、時間の問題がなければ個人タクシーにはペイゲートの導入がおすすめです。
さらに詳しく個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末や選び方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
キッチンカーにおすすめのキャッシュレス決済端末
キッチンカーのキャッシュレス対応に最もおすすめのサービスがPayPayです。
PayPayの基本情報
サービス名 | PayPay |
---|---|
クレジットカード対応 | なし |
電子マネー対応 | なし |
QRコード決済対応 | PayPay |
決済手数料 | 1.60%/1.98% |
入金サイクル | 月に1回 (早期振込サービスあり) |
導入までの日数 | 1週間程度 |
導入費用 | 無料 |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | 必要なし |
公式サイト | https://paypay.ne.jp/store/ |
PayPayをおすすめする理由は次の3つです。
1.ユーザー数が多いから
2.決済手数料が安いから
3.早期振込サービスも安く、入金サイクルで困ることがないから
キャッシュレス化を考える上で、多くの人が利用している決済に対応することが重要です。
その点PayPayはユーザー数を伸ばし続けており2022年では5,700万ユーザーを超え、2022年度の決済取扱高では10兆円を突破と多くの方に利用されていることがわかります。
また財布を持ち運ばずスマホだけを持って出かける人も増えている中で、スマホでの決済であるQRコード決済に対応できることで多くのお客様の利用したい決済に対応できます。
PayPayはお客様側が使いやすいだけではなく、お店側としてもキャッシュレス決済の中で最も決済手数料が安いサービスなので負担が少なく、早期振込サービスも0.38%の利用料と22円の振込手数料だけで利用できます。
決済の対応も掲示したQRコードを読み取ってもらえばOK。掲示物も無料で提供されるので簡単に導入ができます。
お客様側から見たときの使いやすさ、店舗側から見たときの負担の少なさと総合的にみてPayPayは導入しておいて損はなく、まずはじめに導入すべきキャッシュレス決済といえます。
さらに詳しくキッチンカーにおすすめのキャッシュレス決済端末や選び方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ハンドメイド作家などイベント出店
ハンドメイド作家や同人作家などイベント出店におすすめのキャッシュレス決済サービスは「Airペイ」です。
Airペイの基本情報
サービス名 | Airペイ |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー、ApplePay QuicPay、iDなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~3.74% |
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) |
導入までの日数 | 2週間程度 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | カードリーダー |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ |
イベント出店時は売り逃しを防ぐためにもなるべく多くのキャッシュレス決済に対応しておきたいところですが、Airペイは56種類以上の決済に対応。
月額利用料も発生しないので、イベント時以外にお金がかかることもありません。
また初期費用は無料、決済手数料だけで使えるものの、決済手数料も業界最安値ということもあり、最も人気のキャッシュレス決済サービスの1つです。
導入までの期間は2週間程度と早くも遅くもありませんが、全体的にバランスがよいサービスです、迷ったらエアペイと考えれば失敗はありません。
さらに詳しくイベント出店におすすめのキャッシュレス決済端末や選び方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
美容室におすすめのキャッシュレス決済
美容室におすすめのキャッシュレス決済サービスはステラパックです。
ステラパックの基本情報
サービス名 | ステラパック |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 1.98%~3.24% |
入金サイクル | 月5回or月2回or月1回 (手数料無料) |
導入までの日数 | 2ヶ月程度 |
導入費用 | 0円 |
月額費用 | 3,300円 |
決済端末 | オールンワン端末 |
公式サイト | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
ステラパックの特徴は「VISA、MasteCardの手数料が安い」、「主要決済は網羅している」、「サポートが充実している」ことです。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済でよく利用されているものはすべて対応できるほか、VISAとMasterCardの決済については業界最安水準の1.98%の決済手数料で利用できます。
またサポートが充実していることも特徴で、以下のようなサポートがあります。
・24時間365日対応のサポートデスク
・決済端末が故障した場合の修理、交換が無料
・レシート用紙(ロール紙)が永年無料
月額3,300円の固定費はかかるものの、主要決済に対応できること、決済手数料の安さ、サポートの充実を考えればお釣りがくるほどと考えられます。(初年度は無料で利用できるキャンペーンを実施中です!)
ステラパックはVISA、MasterCardの利用が多く、サポートが充実している方が安心して使えると考える方におすすめのキャッシュレス決済サービスです。
理美容室におすすめのキャッシュレス決済サービスや選び方は以下の記事で詳しく紹介しています。
お祭りや屋台におすすめのキャッシュレス決済端末
お祭りや屋台のキャッシュレス対応に最もおすすめのサービスがPayPayです。
PayPayの基本情報
サービス名 | PayPay |
---|---|
クレジットカード対応 | なし |
電子マネー対応 | なし |
QRコード決済対応 | PayPay |
決済手数料 | 1.60%/1.98% |
入金サイクル | 月に1回 (早期振込サービスあり) |
導入までの日数 | 1週間程度 |
導入費用 | 無料 |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | 必要なし |
公式サイト | https://paypay.ne.jp/store/ |
お祭りや屋台にPayPayの導入がおすすめの理由は
✓QRコードを掲載するだけでキャッシュレス決済に対応できること
✓決済手数料が安いこと
特にQRコードを掲載するだけでOKということが魅力的であり、屋台などで導入している方が増えています。
手軽に導入し、簡単に決済対応ができ、決済手数料も安い。さらに維持費もないので、屋台やお祭りのキャッシュレス対応ならPayPayがおすすめです。
さらに詳しくお祭りや屋台におすすめのキャッシュレス決済端末や選び方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ キャッシュレス決済端末は重視する点で選ぶのがおすすめ
選び方、おすすめのキャッシュレス決済端末と紹介してきましたが、キャッシュレス決済端末はこのサービスならすべての要素で完璧ということはなく、それぞれ特徴を持っています。
実際に使っている方の声でも、それぞれの端末で魅力に感じている要素には差がありました。
上記の結果やここまで紹介してきた各サービスの特徴から、おすすめを改めてまとめると次のとおりです。
✓なるべく多くの決済手段に対応し、決済手数料の安さを重視したい
→Airペイ
✓なるべく多くの決済手段に対応し、入金サイクルと導入までの早さを重視したい
→Square
✓導入費用の安さとサポート体制の良さを重視したい
→ステラターミナル
キャッシュレス化は冒頭でも触れた通り、今後も伸び続けることが考えられます。お客様の要望に応えられるようにするためにも、なるべく早く検討・導入を進めてみてください。
\キャッシュレス決済端末おすすめランキング/