キャッシュレス決済サービス「Square(スクエア)」は現在3種類の端末を提供しており、その1つがSquare(スクエア)ターミナルです。
オールインワン端末であるスクエアターミナルですが、どのようなメリットがあり、デメリットがあるのか?導入前には色々と気になることもあると思います。
この記事ではスクエアターミナルの基本的な機能や情報を紹介するとともに、他の2端末と比較したときのメリットやデメリットについて紹介します。
スクエアの端末検討時の参考にしてください。
スクエアのサービス全体のメリットとデメリットを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
Square(スクエア)ターミナルの基本情報
種類 | Squareターミナル |
---|---|
端末 | |
端末のサイズ | 幅:86.4mm 奥行:142mm 高さ:63.5mm |
重さ | 417g |
4G対応 | 不可 |
内蔵バッテリー | あり |
本体価格 | 39,980円 |
タイプ | ・オールイン型 ・モバイル型 |
対応決済 | ICカード、タッチ決済、電子マネー、PayPay |
本体以外に必要なもの | なし |
レシート対応 | 端末に内蔵 |
周辺機器との接続 | BluetoothまたはWi-FiまたはUSB |
持ち運び | 可 |
SquareリテールPOSへの対応 | 不可 |
特徴 | 1台でキャッシュレス決済、POS機能、レシート発行にすべて対応可能。最もコスパよくPOS機能まで導入できる端末 |
公式サイト | Square ターミナルページ |
スクエアターミナルはオールインワン型のキャッシュレス決済端末で
・各種決済への対応
・レシート発行
・POS機能
すべてを内蔵しています。
オールインということで、他の機器との接続が不要で、端末単体でさまざまなことに対応できます。
そのため、いろいろな機器とのセットアップが不要なほか、レジ周りがゴチャつかないのも特徴です。
スクエアターミナルと他の端末を比較
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
---|---|---|---|
端末 | |||
本体価格 | 7,980円 | 29,980円 | 39,980円 |
タイプ | ・スマホ、タブレット連動 ・モバイル型 | ・iPad連動型 ・据え置き型 | ・オールイン型 ・モバイル型 |
対応決済 | ICカード、磁気カード、タッチ決済、電子マネー、PayPay | ICカード、磁気カード、タッチ決済、電子マネー、PayPay | ICカード、タッチ決済、電子マネー、PayPay |
本体以外に必要なもの | スマホ(iOS、Android両方可) | iPad | なし |
レシート対応 | 別途機械購入 | 別途機械購入 | 端末に内蔵 |
周辺機器との接続 | BluetoothまたはWi-Fi | BluetoothまたはWi-FiまたはUSB | BluetoothまたはWi-FiまたはUSB |
持ち運び | 可 | 不可 | 可 |
SquareリテールPOSへの対応 | 可(iOS端末のみ) | 可 | 不可 |
ポイント | 端末価格がSquare端末の中で最安なので、予算を抑えてキャッシュレス端末を導入できる | Squareスタンド1台でPOSレジとキャッシュレス決済の対応可能。キャッシュドロワーやプリンターなどで拡張可能で理想のレジを作れる | 1台でキャッシュレス決済、POS機能、レシート発行にすべて対応可能。最もコスパよくPOS機能まで導入できる端末 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
スクエアで提供されている3端末を比較してみました。
この後のスクエアターミナルのメリット・デメリットでは、比較した上のでメリット・デメリットがわかるように紹介しますが、結論としてはそれぞれ以下のような方におすすめです。
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
---|---|---|---|
端末 | |||
おすすめの方 | ・できるだけ費用を抑えてキャッシュレス決済を導入したい方 ・持ち運びが簡単な決済端末がほしい方 ・レシートプリンターは不要な方 | ・大きな画面で操作したい方 ・SquarePOSリテールプラン(複数の店舗の在庫管理など)を利用したい方 ・レジで会計をしたい方 | ・周辺機器など揃えるのが面倒な方 ・レシート印刷が必要な形 ・電子機器の扱いが苦手な方 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
Square端末の詳しい比較を確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
スクエアターミナルの使って感じるメリット
スクエアターミナルには次のようなメリットがあります。
・レシート印刷まで端末1台で対応
・別途周辺機器の購入が不要
・直感的な操作がしやすい
それぞれ詳しく紹介します。
レシート印刷まで端末1台で対応
Square(スクエア)ターミナルは、Squareが提供する端末の中で唯一、決済端末のみでレシート発行まで対応した端末です。
別途レシートプリンターを用意する必要がないので、セットアップが楽ですし、見た目的にもすっきりします。
仮にレシートプリンターを購入する場合は安いもので20,000円程度、高いもので50,000円程度しますので、本体のみでレシート発行に対応できることを考えると、端末代金が高いとも言い切れません。
レシートプリントはインク不要で熱での紙への印字となるため、ランニングコストがかからない点も優れています。
別途周辺機器の購入が不要
Square(スクエア)ターミナルはオールインワン端末なので
・レシートプリンターの購入が不要
・スマホやタブレットの用意が不要
と決済端末以外に出費がかかりません。
なるべく初期費用は抑えたいものだと思いますので、周辺機器の用意が不要なのは嬉しいところだと思います。
本体自体は他の決済端末に比べて高いものの、周辺機器まで含めて考えれば安くなることが多いです。
仮に安いプリンターで20,000円、スマホの場合はiPhoneを、SquareスタンドではiPadが必要なので、iPadを用意すると次のようになります。
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
---|---|---|---|
端末 | |||
本体価格 | 7,980円 | 29,980円 | 39,980円 |
スマホorタブレット | 62,800円(iPhoneSE3) | 49,980円 | 不要 |
レシートプリンター | 20,000円 | 20,000円 | 不要 |
合計金額 | 90,780円 | 99,960円 | 39,980円 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
一見最も高い値段のSquare(スクエア)ターミナルですが、周辺機器の値段をあわせると最も安くなります。
もちろん余っている端末を利用する場合や、レシートプリンターが不要な場合は他の決済端末の方が安くなりますが、すべて新しく揃える場合はSquare(スクエア)ターミナルがお得です。
直感的な操作がしやすい!使い方も解説
Square(スクエア)ターミナルの画面はタッチパネルととなっているため、画面に表示されるボタンを直感的に操作すれば、簡単にセットアップや利用ができます。
操作手順は次のような感じです。
まずは売上金額をタッチパネルに入力します。
ライブラリに商品を登録している場合は、商品を選択すれば金額を入力する必要もありません。
決済手段をお客さまから聞きタッチパネルで選択します。
タッチパネル部分が読み取りに使う部分になるので、お客さまの方に画面をむけてタッチをしてもらいます。
クレジットカードの場合は以下のように差込もできます。
差し込んだあとはタッチパネルで暗証番号を入力してもらうことで決済を完了させます。
最後にレシートを印字したらお会計完了です。
かなりシンプルな作りとなっているため、機械が苦手な方にもおすすめです。
Square(スクエア)ターミナルのデメリット
続いてSquare(スクエア)ターミナルのデメリットを紹介します。
・端末代金は最も高い
・SquareリテールPOSレジが利用できない
端末代金は最も高い
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
---|---|---|---|
端末 | |||
本体価格 | 7,980円 | 29,980円 | 39,980円 |
スマホorタブレット | 62,800円(iPhoneSE3) | 49,980円 | 不要 |
レシートプリンター | 20,000円 | 20,000円 | 不要 |
合計金額 | 90,780円 | 99,960円 | 39,980円 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
Square(スクエア)ターミナルは決済端末本体の値段で比べると最も高く、Squareリーダーと比較すると30,000円程度高くなります。
またiPadに接続して利用するSquareスタンドよりも17,000円高いです。
そのため既にiPhoneやiPadを持っている方(店舗用に利用できるものがある方)の場合は、SquareリーダーやSquareスタンドの方が初期費用を抑えて導入ができます。
一方メリットでも触れましたが、スマホやプリンターなど周辺機器まで揃える必要がある場合は、Square(スクエア)ターミナル1台を導入するほうが安くすみます。
端末の好みももちろんありますが、初期費用で選ぶ場合は次のように選ぶのがおすすめです。
✓iPhoneやiPadなどの端末が余っている方
→Square リーダー、Square スタンドがおすすめ
✓新規ですべてそろえる必要がある方
→Squareターミナルがおすすめ
SquareリテールPOSレジが利用できない
導入費用、月々の固定費、解約費用は一切かからず、どのSquare端末でも「POS機能」は利用できます。
ただし、店舗間での在庫管理など細かな管理が出来る「Square リテールPOSレジ」は「Squareリーダー+iOS端末」または「Squareスタンド」でのみ利用可能です。
つまりSquareターミナルでは利用ができません。
複数店舗を運営する小売・アパレル業の場合はリテールPOSレジを使うことで管理コストを下げられるので、SquareリーダーまたはSquareスタンドを選ぶのがおすすめです。
Square(スクエア)ターミナルがおすすめの方
ここまでSquare(スクエア)ターミナルの特徴や、他のSquare端末と比較したときのメリット、デメリットを紹介してきました。
改めてメリットとデメリットをまとめると次のとおりです。
また、メリットとデメリットからSquareターミナルがおすすめの方とそうではない方をまとめると次のとおりです。
おすすめの方
おすすめできない方
Squareターミナルは端末代金は高いですが、スマホやタブレット、プリンターは用意する必要がないため、新たに色々な機器をそろえる合計金額よりは安くなります。
また面倒な接続やセットアップも不要ですので、簡単にキャッシュレス決済を導入できるのが特徴です。
一方、既にスマホやiPadの用意がある方の場合は、SquareリーダーやSquareスタンドの導入がおすすめです。
Squareというサービス自体は、
・翌日入金対応、振込手数料無料
・最短翌日に審査完了
などすぐに利用でき、利用しやすいキャッシュレスサービスとなっていますので、店舗のスタイルや状況にあった端末を選んで利用してみてください。
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
---|---|---|---|
端末 | |||
おすすめの方 | ・できるだけ費用を抑えてキャッシュレス決済を導入したい方 ・持ち運びが簡単な決済端末がほしい方 ・レシートプリンターは不要な方 | ・大きな画面で操作したい方 ・SquarePOSリテールプラン(複数の店舗の在庫管理など)を利用したい方 ・レジで会計をしたい方 | ・周辺機器など揃えるのが面倒な方 ・レシート印刷が必要な形 ・電子機器の扱いが苦手な方 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
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