「stera tap(ステラタップ)」は、手持ちのiPhoneやAndroidスマートフォンをそのまま決済端末として使えるキャッシュレス決済サービスです。
専用のカードリーダーを購入する必要がなく、初期費用・月額利用料は0円。さらに条件を満たす小規模事業者なら、Visa・Mastercardの決済手数料を1.98%に抑えられます。
私自身、店舗向けのキャッシュレス決済を比較するときは「端末代」よりも、毎月積み重なる決済手数料と入金条件を重視しています。その点、ステラタップは固定費をかけずにカード決済を導入したい小規模店舗や、イベント・移動販売との相性がかなりいいサービスです。
一方で、PayPayなどのQRコード決済や交通系電子マネーには対応しておらず、紙のレシートも発行できません。万能な決済サービスではないため、自店に必要な機能を確認してから選ぶことが重要です。
- 初期費用・月額利用料0円
- 決済手数料は1.98%~
- iPhone・Androidの両方に対応
- iPhoneなら最短15分、Androidなら最短5営業日で利用開始
- 入金サイクルは4種類から選択可能
- クレジットカードなどのタッチ決済専用
\ 初期費用・月額利用料0円 /
ステラタップ(stera tap)とは?スマホがそのまま決済端末になる

stera tap(ステラタップ)は、SMBC GMO PAYMENTが提供する店舗向けキャッシュレス決済サービスです。
最大の特徴は、専用の決済端末やカードリーダーを用意しなくても、対応するスマートフォンだけでクレジットカードなどのタッチ決済を受け付けられることです。
スマートフォンに搭載されているNFCを利用するため、従来のように「スマホ+カードリーダー」をBluetoothで接続する必要もありません。
| サービス名 | stera tap(ステラタップ) |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額利用料 | 0円 |
| 決済手数料 | 1.98%~3.24% |
| 対応端末 | iPhone・Android |
| 対応ブランド | Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover |
| 振込手数料 | 三井住友銀行:0円 その他の銀行:220円/回 |
| 入金サイクル | 毎日締め・月6回締め・月2回締め |
| 利用開始 | iPhone:最短15分 Android:最短5営業日 |
| 紙レシート | 非対応 |
レジ周りに端末を置くスペースがない店舗はもちろん、キッチンカー、イベント出店、訪問サービス、テーブル会計など、決済端末を持ち運びたい事業者にも向いています。
ステラタップの手数料・月額料金・入金サイクル
ステラタップを検討するときに最も気になるのが、決済手数料と売上金がいつ入金されるのかという点ではないでしょうか。
結論からいうと、初期費用と月額利用料は0円で、決済が発生したときの手数料が主なコストです。
初期費用・月額料金は0円
| 初期費用 | 0円 |
| 月額利用料 | 0円 |
| 端末代 | 0円 ※対応スマートフォンを所有している場合 |
| 振込手数料 | 三井住友銀行:0円 その他銀行:220円/回 |
利用しない月に固定費だけ発生するということがないため、キャッシュレス売上がまだ読めない新規開業時や、イベント時だけ使いたい場合にも導入しやすい料金体系です。
決済手数料は小規模事業者なら1.98%~
決済手数料は「スモールビジネスプラン」と「スタンダードプラン」で異なります。
| カードブランド | スモールビジネスプラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|
| Visa・Mastercard | 1.98% | 2.70% |
| JCB・American Express・Diners Club・Discover | 2.48% | 3.24% |
特に注目したいのが、条件を満たす小規模事業者のVisa・Mastercardが1.98%という点です。
決済手数料は売上が発生するたびにかかるため、端末代以上に長期的な差が出やすい部分です。例えばVisa・Mastercardで年間500万円を決済した場合、手数料が2.5%なら12万5,000円、1.98%なら9万9,000円となり、単純計算では年間2万6,000円の差になります。
中小企業庁が定める中小企業者の定義など、所定の条件を満たす事業者が対象です。
たばこ店、百貨店、旅行代理店、宿泊施設、運輸、不動産など、一部対象外の業種があります。
また、契約者の直近1年間のVisa・Mastercard売上が2,500万円を超えた場合はスタンダードプランへ変更となり、その後は売上高にかかわらずスタンダードプランの料率が継続されます。
そのため「誰でも1.98%」というわけではありません。申し込み時には、自店が対象条件を満たしているか確認してください。
ステラタップの入金サイクルは4種類
ステラタップの入金サイクルは、次の4種類から選択できます。

| 入金サイクル | 入金タイミングの目安 |
|---|---|
| 毎日締め | 売上日の2営業日後 |
| 月6回締め | 5日ごとに締め、2営業日後 |
| 月2回締め | 15日・月末締め、2営業日後 |
| 月2回締め | 15日・月末締め、15日後 ※初期設定 |
初期設定は「月2回締め・15日後払い」です。
資金繰りを優先するなら「毎日締め・2営業日後払い」が魅力的ですが、変更には所定の手続き・審査があります。
また、三井住友銀行以外を振込先にすると振込1回につき220円かかる点には注意してください。
仮に他行口座で月6回振込を受けると、単純計算では月1,320円、年間では15,840円の振込手数料になります。ステラタップをメインで利用するなら、三井住友銀行口座を振込先にするメリットは大きいです。
\ 初期費用・月額利用料0円 /
ステラタップの評判・口コミは?
料金だけを見るとかなり魅力的なステラタップですが、実際の利用者の評判も確認しておきたいところです。
2026年9月に確認した時点では、iPhone版のApp Store評価は5点満点中2.5、評価件数は130件でした。料金面は強い一方で、アプリの操作性などについては改善を求める声もあります。
良い評判:手数料の安さ・導入のしやすさが高評価
公式の導入事例を見ると、特に評価されているのは次のような部分です。
- スマートフォンだけなので初期投資を抑えられる
- 専用端末を持ち歩く必要がない
- タッチ決済なので会計時間を短縮できた
- 操作手順がシンプルでスタッフにも教えやすい
- 決済手数料を抑えられる
特に移動販売やイベント、訪問型サービスでは「決済端末を別に持っていかなくていい」というのは想像以上に大きなメリットです。
店舗でも、普段は据え置き端末を使いながら、混雑時やテーブル会計用のサブ端末としてステラタップを用意する使い方が考えられます。
悪い評判:ログインやアプリの使い勝手を指摘する声
一方、App Storeの口コミでは、過去に次のような不満が投稿されています。
- ログインやアカウント管理が分かりづらい
- 決済時にエラーが発生したことがある
- 画面表示・操作性が使いづらい
- 決済履歴など管理機能が使いづらい
なお、過去の不具合については開発元が「アプリ側で改善した」と回答しているケースもあります。レビューには古いバージョンに対する評価も含まれるため、現在利用する場合は最新バージョンで判断する必要があります。
料金・導入スピード・持ち運びやすさは非常に強い一方、アプリや管理画面の使いやすさを最優先する場合は、Squareなど他社サービスも比較してから決めるのがおすすめです。
ステラタップのメリット・デメリット
ここまでの料金や口コミも踏まえて、ステラタップを導入するメリットと注意点を整理します。
メリット1:専用端末なしで初期費用を抑えられる
ステラタップ最大のメリットは、対応スマートフォンをすでに持っていれば、新たな決済端末を購入する必要がないことです。
カードリーダーとのBluetooth接続も不要なので、端末の充電や接続トラブルを減らせるのもメリットです。
メリット2:iPhoneなら最短15分で導入できる
iPhone版は審査がスムーズに進めば最短15分で利用開始できます。
「今週末のイベントでカード決済が必要になった」「開業直前なのに決済端末を用意していなかった」といった場面でも候補になります。
Android版も最短5営業日なので、端末配送が必要な決済サービスと比べるとスピーディーです。
メリット3:場所を選ばず決済できる
スマートフォン自体が決済端末になるため、レジカウンターに固定されません。
飲食店のテーブル会計、キッチンカー、マルシェ、催事、訪問サービス、出張型の美容・トレーニングなどとの相性は特に良いでしょう。
デメリット1:QRコード決済や電子マネーには対応していない
ステラタップで利用できるのは、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverなどのタッチ決済です。
そのため、次のような決済にはステラタップ単体では対応できません。
・PayPayなどのQRコード決済
・Suicaなどの交通系電子マネー
・iD、QUICPay
・カードのICチップ差し込み決済
・磁気ストライプによるカード決済
QRコード決済や電子マネーまで1台でまとめて対応したい場合は、30種類以上の決済手段に対応するstera pack(ステラパック)のほうが向いています。

デメリット2:紙のレシートを発行できない
ステラタップにはプリンターがないため、紙のレシートはその場で発行できません。
決済後に表示されるQRコードをお客様に読み取ってもらう、またはメールでデジタルレシートを送る形になります。
飲食店や小売店など、紙の利用控えを求められることが多い店舗では、プリンター内蔵型のオールインワン端末のほうが運用しやすいでしょう。

デメリット3:三井住友銀行以外は振込手数料がかかる
ステラタップは三井住友銀行への振込なら無料ですが、それ以外は1回220円です。
入金回数を増やすほどこの差が大きくなるため、毎日締めや月6回締めを選びたい場合は特に注意してください。
ステラタップとSquare・Airペイ タッチ・stera packを比較
スマートフォンだけでカードのタッチ決済を受け付けたい場合、ステラタップ以外にもSquareやAirペイ タッチがあります。
また、対応する決済方法を増やしたいならstera packも比較対象です。
| 比較 | stera tap | Square | Airペイ タッチ | stera pack |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額 | 0円 | 0円~ | 0円 | 初年度0円 2年目以降原則3,300円/月 |
| カード決済手数料 | 1.98%~ | 2.5%~ | 3.24% 条件により2.48% | 1.98%~ |
| スマホ単体決済 | iPhone・Android | iPhone・Android | iPhone | - |
| タッチ決済ブランド | 6ブランド | 6ブランド | 4ブランド | カード・電子マネー・QRなど30種類以上 |
| 振込手数料 | 三井住友銀行0円 その他220円 | 通常入金0円 | 0円 | 三井住友銀行0円 その他220円 |
| 入金 | 毎日・月6回・月2回 | 最短翌営業日など | 月6回または月3回 | 毎日・月6回・月2回 |
| おすすめ | 手数料を抑えてスマホだけで決済したい | POSや売上管理もまとめたい | Airレジを使っている | 幅広い決済を1台で受けたい |
小規模事業者の条件を満たすのであれば、Visa・Mastercard1.98%という手数料はステラタップの大きな強みです。
一方、入金手数料まで含めてシンプルにしたい場合や、POSレジ・商品管理なども同じサービスで使いたい場合はSquareも有力です。
Airレジをすでに利用している店舗ならAirペイ タッチとの連携も便利です。
なお、決済サービス全体の手数料を比較したい場合は以下の記事でも詳しくまとめています。

ステラタップの使い方と申し込み方法
ステラタップは決済時の操作もシンプルです。
ステラタップで決済する流れ
- stera tapアプリを開いて決済金額を入力する
- スマートフォンをお客様に提示する
- カードやスマートフォン、Apple Watchなどをかざしてもらう
- 画面に完了が表示されたら決済終了
カードを差し込んだり暗証番号入力用の端末を別に操作したりする必要がなく、タッチ決済対応カードであれば非常にシンプルです。
iPhone版の申し込み方法
現在のiPhone版は、最初にstera tapアプリをダウンロードして申し込みを進めます。
App Storeからstera tapアプリをダウンロードします。
アプリ内の「アカウントを作成する」から情報を入力し、手数料プランなどを確認します。
届いたメールに記載されたURLから、申込情報や本人確認情報などを入力します。
審査は最短15分。審査完了後、stera tapを利用できます。
Android版の申し込み方法
Android版は、公式ページからアカウント登録を行う流れです。
まずは公式サイトでアカウント登録をします。
アカウントを登録に利用するメールアドレス宛にURLが届きます。
URLにアクセスすると登録に必要な情報の入力を求められますので、すべて入力しましょう。
Android版は最短5営業日で利用開始できます。
審査が完了したら利用するAndroid端末にアプリをDLします。
アプリにIDとパスワードを入力すれば利用開始です。
利用できる端末には条件があるため、申し込み前に必ず対応機種を確認しておきましょう。

\ 初期費用・月額利用料0円 /
ステラタップはこんな店舗・事業者におすすめ
ステラタップの特徴を考えると、特に相性がいいのは「カード決済は必要だけれど、大掛かりな決済端末までは必要ない」という事業者です。
- 個人事業主・小規模店舗
- 新規開業で初期費用を抑えたい
- カード決済手数料をできるだけ抑えたい
- イベント・マルシェ・キッチンカーで使いたい
- 訪問型サービスや出張サービスを提供している
- 固定店舗のサブ決済端末が欲しい
反対に、PayPayや交通系ICまで含めて1台ですべて対応したい店舗や、紙レシートを頻繁に発行する店舗なら、ステラタップよりstera packなどのオールインワン端末のほうが使いやすいでしょう。

ステラタップに関するよくある質問
最後に、ステラタップを検討するときによくある疑問をまとめます。
ステラタップは手数料を抑えてスマホ決済を始めたい店舗におすすめ
stera tap(ステラタップ)は、スマートフォン1台でカードのタッチ決済を受け付けられ、初期費用・月額利用料0円、決済手数料1.98%~という低コストが大きな魅力です。
特に、キャッシュレス売上がまだ多くない小規模店舗や個人事業主、イベント出店、移動販売、訪問サービスなどでは使いやすいサービスです。
iPhoneなら最短15分で利用開始できるため、「できるだけ早くカード決済を導入したい」という場合にも有力な選択肢になります。
一方、PayPayなどのQRコード決済や電子マネー、紙のレシートまで必要なら、ステラタップだけでは不足します。その場合は30種類以上の決済に対応するstera packなど、オールインワン型の決済端末を選んだほうが使いやすいでしょう。
「まずはカードのタッチ決済を低コストで導入したい」という事業者であれば、ステラタップは現在かなり有力な選択肢です。
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