キャッシュレス決済サービス「stera pack(ステラパック)」には、スモールビジネスプランとスタンダードプランの2種類があります。
現在はどちらのプランも、サービス利用料は1年間0円、2年目以降は月額3,300円です。違いが大きいのは月額料金ではなく、クレジットカードの決済手数料です。スモールビジネスプランならVisa・Mastercardを1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverを2.48%で利用できます。
さらに、2年目以降でも直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上になれば、サービス利用料はその後永年無料になります。
そのため、ステラパックを検討するときは、
- 毎月3,300円の固定費がかかるか
- スモールビジネスプランを利用できるか
- 1.98%の決済手数料がどこまで適用されるか
- 月額3,300円に見合うサービスが付いているか
- 月額無料のstera tapのほうが自店には合わないか
まで確認しておくことが重要です。
この記事では、ステラパックの2つの料金プランを比較しながら、月額料金や決済手数料、スモールビジネスプランの適用条件、月額3,300円を払うメリットまで詳しく解説します。キャッシュレス決済サービス「ステラパック」は、ビジネスの規模やニーズに合わせて選べる2つのプランを提供しています。
本記事では、各プランの月額料金、決済手数料、適用条件を詳しく解説します。初期費用やレシート用紙の無料提供、24時間365日のサポート体制など、ステラパックの魅力も併せてご紹介しますので、あわせて確認してみてください。
ステラパックの2つのプランを比較
2026年8月現在、stera packには「スモールビジネスプラン」と「スタンダードプラン」があります。
両プランとも初期コスト0円、サービス利用料は1年間0円です。2年目以降も月額料金は同じ3,300円なので、プランによって差が出るのは主にクレジットカードの決済手数料です。
スモールビジネスプランとスタンダードプランの料金
| 項目 | スモールビジネスプラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|
| 初期コスト | 0円 | 0円 |
| 1年目の月額 | 0円 | 0円 |
| 2年目以降 | 3,300円/月 | 3,300円/月 |
| Visa・Mastercard | 1.98% | 2.70% |
| JCB・American Express | 2.48% | 3.24% |
| Diners Club・Discover | 2.48% | 3.24% |
| その他の決済 | 3.24% | 3.24% |
公式では、両プランとも直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上になると、2年目以降のサービス利用料を永年無料で利用できると案内しています。
つまり、スモールビジネスプランの対象になる店舗であれば、月額料金はスタンダードと同じなのに、カード決済手数料だけ低くなるため、基本的にはスモールビジネスプランを選んだほうが有利です。
いろはスモールビジネスプランは他のキャッシュレス決済サービスと比較してもだいぶお得なサービスとなっているので、該当する場合はステラパックを選んでおけば安心です
スモールビジネスプランならカード決済手数料が大幅に下がる
両プランのVisa・Mastercardには0.72ポイントの差があります。
例えばVisa・Mastercardの月間決済額が100万円なら、
- スモールビジネスプラン:100万円 × 1.98% = 19,800円
- スタンダードプラン:100万円 × 2.70% = 27,000円
となり、月7,200円、年間では86,400円の差になります。
JCB・American Express・Diners Club・Discoverも、スモールビジネスプラン2.48%に対してスタンダードプラン3.24%なので、カード売上が大きいほど差が広がります。
そのため、ステラパックでは「どちらの月額プランを選ぶか」というより、まずスモールビジネスプランの対象になるかを確認することが重要です。
スモールビジネスプランの適用条件
スモールビジネスプランは、誰でも1.98%で利用できるプランではありません。
現在の公式サイトでは「中小企業者向けのプラン」とされており、中小企業庁が定める中小企業者の定義に該当することなどが条件になっています。
以前の案内には「初めてクレジットカード決済を導入する事業者」といった表現もありましたが、現在の公式ページでは中小企業者向けプランとして案内されているため、記事も現在の条件に合わせるのが適切です。
一部の業種は対象外
現在、スモールビジネスプランの対象外として公式に掲載されているのは次の業種です。
- たばこ店
- 百貨店
- 旅行代理店
- 宿泊施設
- 運輸
- 不動産
ホテル・ペンション・旅館・民宿なども宿泊施設として対象外です。実際の適用条件は申し込み時に表示される条件を確認する必要があります。



該当する業種か判断に迷う場合は公式サイトから問い合わせをしてみましょう
Visa・Mastercardの年間売上が2,500万円を超えるとスタンダードへ変更
スモールビジネスプランを利用中でも、直近1年間のVisa・Mastercard売上が2,500万円を超えるとスタンダードプランへ変更されます。
判定は毎年、1月、4月、7月、10月に実施され、対象者には事前にメールで通知されたうえで、売上高を判定した3か月後にプランが変更されます。
さらに重要なのが、一度スタンダードプランへ変更された後は、その後Visa・Mastercard売上が下がってもスタンダードプランの料率が継続される点です。
2,500万円と3,000万円は別の条件なので注意
ステラパックには「2,500万円」と「3,000万円」という似た数字が登場するため、混同しやすいところです。
違いを整理すると次のようになります。
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| Visa・Mastercard売上2,500万円超 | スモールビジネスからスタンダードへ変更 |
| 累計キャッシュレス売上3,000万円以上 | 2年目以降の月額3,300円が永年無料 |
| 年間キャッシュレス売上3,000万円以上 | 個別にさらに低い決済手数料を相談できる可能性あり |
年間キャッシュレス売上3,000万円以上の事業者については、公式サイトでも「さらにお得な決済手数料率で利用できる可能性がある」として個別相談を案内しています。
大規模な店舗では、スタンダードプランの2.70%・3.24%をそのまま前提にせず、個別見積もりも確認したほうがよいでしょう。



自店の決済でクレジットカード決済が多い場合は該当する可能性が高いので、クレジットカードによる売り上げがどの程度あるかは確認しておきましょう
ステラパックの月額3,300円は高い?
AirペイやSquareなど月額0円で利用できるキャッシュレス決済もあるため、「2年目から毎月3,300円かかるのは高い」と感じる方もいるでしょう。
一方、stera packの3,300円には決済サービスだけでなく、オールインワン端末やサポート、消耗品なども含まれています。公式では初期コスト0円に加え、24時間365日のサポート、故意・過失がない場合の修理・交換、レシートロール紙無料を案内しています。
初年度は月額0円なので試しやすい
まず大きいのが、最初の1年間は月額料金がかからないことです。
スモールビジネス・スタンダードのどちらを選んでも、1年間はサービス利用料0円です。
そのため、新規開業時には端末購入費や月額料金を抑えつつ、実際にどれくらいキャッシュレス売上が発生するのかを確認できます。
2年目以降に月額3,300円が発生するため、その時点で自店のカード売上と手数料メリットを確認するとよいでしょう。
カード売上が大きいほど3,300円を回収しやすい
スモールビジネスプランの場合、Visa・Mastercardを1.98%で利用できます。
仮に他サービスのカード決済手数料が2.5%だったとすると、差は0.52ポイントです。
月額3,300円を0.52%の手数料差で回収するには、3,300円 ÷ 0.0052 ≒ 63万5,000円となります。
つまり、比較対象にもよりますが、Visa・Mastercard売上が月60万円台を超えてくると、3,300円の固定費があっても低い決済手数料による削減効果が大きくなりやすいと考えられます。
ただし、実際の損得はカードブランドの構成や比較するサービスの料率によって変わります。



クレジットカードによる売り上げが上がれば上がるほどに決済手数料の数%の差が大きくなってきます
年間キャッシュレス売上3,000万円以上なら月額そのものが無料
ある程度規模の大きな店舗なら、そもそも月額3,300円を負担しなくてよい可能性があります。
2年目以降、直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上であれば、その後はサービス利用料を永年無料で利用できます。
月平均にすると約250万円です。
キャッシュレス比率が高い飲食店や小売店などでは、十分現実的に到達する可能性があります。
ステラパックは月額料金以外に何がかかる?
「月額3,300円」だけを見て比較するのではなく、決済手数料や振込手数料まで含めて確認することも重要です。
stera packでは初期費用やレシートロール紙などの追加費用はかからない一方、決済手数料と、利用する銀行によっては振込手数料が発生します。
三井住友銀行なら振込手数料0円
売上金の振込先を三井住友銀行にすると、振込手数料は0円です。
その他の銀行の場合は1回220円かかります。
入金回数の多いプランを利用する場合は、三井住友銀行以外だと振込回数に応じて費用が増えるため注意しましょう。
入金サイクルは4種類
現在のstera packでは、次の4種類から入金サイクルを選べます。
| 入金サイクル | 入金タイミング |
|---|---|
| 毎日締め | 2営業日後 |
| 月6回締め | 2営業日後 |
| 月2回締め | 2営業日後 |
| 月2回締め | 15日後 |
なお、「毎日締め・2営業日後払い」は新規申し込み時には選択できません。希望する場合は契約後の手続きなど、公式の留意事項を確認する必要があります。
入金サイクルを増やすほど資金繰りはしやすくなりますが、三井住友銀行以外を使う場合は220円の振込手数料とのバランスも確認しましょう。
ステラパックの入金サイクルについては以下の記事で詳しく解説しています。導入前後で入金サイクルについて確認しておきたい場合は確認してみてください。


ステラパックの全プラン共通のメリット
スモールビジネスとスタンダードではカード決済手数料に差がありますが、端末やサポートなど主要なサービスは共通しています。
「2年目以降の月額3,300円で何が利用できるのか」という視点で確認してみましょう。
オールインワン端末を初期コスト0円で導入できる
stera packで利用する「stera terminal standard」は、カードリーダーだけの端末ではありません。
店舗側7インチ・お客様側4インチの2画面、カードリーダー、タッチ決済、コード読み取りカメラ、レシートプリンターなどを1台にまとめたオールインワン端末です。カード・電子マネー・QRコードなど30種類以上の決済に対応しています。
そのため、
- iPad
- カードリーダー
- QRコード読み取り機
- レシートプリンター
などを別々に用意する必要がありません。
公式では初期コスト0円での導入を案内しているため、高機能な決済端末を最初に購入する費用を抑えられます。
レシートロール紙が無料
stera packでは、レシートプリンターを内蔵しているだけでなく、レシートロール紙も無料です。
紙レシートを毎日大量に発行する飲食店や小売店では、長期間利用すると消耗品代も積み重なります。
月額3,300円を評価するときは、こうしたランニングコストも含めて考えるとよいでしょう。
故障時の修理・交換も無料
加盟店側の故意・過失がない場合、端末の修理・交換も無料です。
購入型の決済端末では故障後に新しい端末代が必要になる場合がありますが、stera packでは通常利用での故障について大きな追加費用を心配しにくい仕組みです。
24時間365日のヘルプデスク
stera packでは24時間365日のサポートが提供されています。
営業時間が昼間に限られる店舗ならサポート時間をそれほど気にしないかもしれません。
一方、
- 居酒屋
- バー
- ホテル以外の夜間営業店舗
- 深夜営業の飲食店
などでは、営業中に決済端末でトラブルが起きたときに24時間相談できることは大きなメリットです。



ステラパックは問い合わせ対応が他サービスと比べて大きなメリットとなっています。


stera marketで必要な機能を追加できる
以前のこの記事では「おみせポケットが無料」という点をメリットとして紹介していました。
しかし、この情報は現在削除する必要があります。
stera pack向けの「おみせポケット」は2026年1月20日申込分をもって新規提供を終了しており、既存利用者向けについても2026年9月30日でサービス終了予定です。
現在は、stera terminalへ業務アプリを追加できる「stera market」が提供されています。stera market自体のユーザー登録は無料で、POS、免税対応など店舗運営に役立つさまざまなアプリを追加できます。なお、各アプリの料金はアプリごとに異なります。
また、以前提供されていたstera pack POSも2026年1月20日申込分をもって新規提供を終了しています。
そのため、今後の記事では「おみせポケット無料」「stera pack POSを新規契約できる」という内容は削除しておきましょう。
stera financeなど新しい関連サービスもある
現在の公式サイトでは、店舗運営支援サービスとして「stera finance」も紹介されています。
stera financeは、stera加盟店の売上実績をもとに利用できる資金調達サービスで、条件を満たせばWEB上で申し込みできます。公式FAQでは最短翌日入金、WEB完結・書類不要と案内されています。
必ずしも全店舗に必要な機能ではありませんが、従来の「おみせポケット」に代わって、現在のstera pack周辺サービスを紹介するなら、stera marketやstera financeを掲載するほうが最新情報に合っています。
その他、ステラパックのメリットとデメリットを細かくあげて解説していますので、導入検討を進める際に活用してください。


月額0円がいいならstera tapも比較
「ステラを使いたいけれど、2年目以降も月額3,300円を払いたくない」という人には、stera tapという選択肢もあります。
stera tapはスマートフォンをそのまま決済端末として利用するサービスで、専用のstera terminal standardを設置しません。
stera tapは初期費用・月額料金0円
stera tapは初期費用・月額利用料が0円です。
小規模事業者向けではVisa・Mastercard1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discover2.48%というカード決済手数料が案内されています。
iPhone版なら、対応するiPhoneにstera tapアプリを入れて申し込むことで最短15分で利用開始できます。Android版は最短5営業日です。
つまり、
- カードのタッチ決済だけでよい→ stera tap
- カード・電子マネー・QRをまとめたい→ stera pack
- 紙レシートを端末から発行したい→ stera pack
という使い分けができます。
stera tapでは電子マネー・QRコード決済などstera packと同じすべての決済方法を利用できるわけではありません。また、紙レシートではなくデジタルレシートになります。
「とにかく固定費0円」が最優先ならstera tap、「店舗のメイン決済端末として幅広く対応したい」ならstera packを選ぶのが分かりやすいでしょう。


ステラパックのプランに関するよくある質問
ステラパックの料金体系は以前から変更されているため、古い記事を見ると「お試しプラン」など現在とは異なる情報が掲載されていることがあります。
2026年8月時点では、スモールビジネスプランとスタンダードプランの2つを基準に比較しましょう。公式サイトでも旧プランについては別ページへ案内しています。
スモールビジネスプランのほうが安い?
月額料金は同じですが、カード決済手数料が低くなります。
Visa・Mastercardは1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverは2.48%です。スタンダードはVisa・Mastercard2.70%、その他の主要カード3.24%なので、対象になるならスモールビジネスプランのほうが有利です。
個人事業主でも申し込める?
申し込み可能です。
公式FAQでも個人からの申し込みに対応していると案内されています。個人事業主の場合は本人確認書類などが必要です。
月額料金以外に端末代はかかる?
公式ではstera packについて初期コスト0円での導入を案内しています。タブレットやプリンターを別途用意する必要もありません。
レシートロール紙も無料です。
振込手数料はいくら?
三井住友銀行なら0円、それ以外の銀行は1回220円です。
入金回数が多い設定を選ぶ場合は、この費用も考慮しましょう。
ステラパックの月額プランまとめ
stera packは現在、スモールビジネスプランとスタンダードプランの2種類を提供しています。
料金を改めてまとめると次のとおりです。
| 項目 | スモールビジネス | スタンダード |
|---|---|---|
| 初期コスト | 0円 | 0円 |
| 1年目月額 | 0円 | 0円 |
| 2年目以降 | 3,300円 | 3,300円 |
| Visa・Mastercard | 1.98% | 2.70% |
| JCB・Amexなど | 2.48% | 3.24% |
| その他 | 3.24% | 3.24% |
| 端末 | stera terminal standard | stera terminal standard |
| 24時間365日サポート | ○ | ○ |
| ロール紙無料 | ○ | ○ |
| 通常故障時の修理・交換 | ○ | ○ |
2つのプランで月額料金は同じなので、スモールビジネスプランの対象者なら基本的にはこちらを選ぶのがおすすめです。Visa・Mastercardだけでも1.98%と2.70%では0.72ポイントの差があります。
また、月額3,300円だけを見るとAirペイやSquareなどの月額0円サービスより高く感じます。
しかしstera packには、
- プリンター内蔵のオールインワン端末
- 30種類以上の決済への対応
- レシートロール紙無料
- 通常故障時の修理・交換無料
- 24時間365日のサポート
- 複数の入金サイクル
- stera marketによる機能拡張
などが含まれています。
そのため、
- Visa・Mastercardの利用が多い
- カード売上がある程度ある
- 紙のレシートを頻繁に発行する
- 営業時間が長く24時間サポートを重視する
- カード・電子マネー・QRを1台にまとめたい
という店舗であれば、2年目以降の月額3,300円を払ってもメリットを得やすいでしょう。
さらに、直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上になれば、2年目以降の月額料金も永年無料になります。
一方、「クレジットカードのタッチ決済だけで十分」「固定費は絶対に払いたくない」という場合には、初期費用・月額料金0円のstera tapも有力です。
ステラパックは単純に月額3,300円の決済サービスとして比較するのではなく、端末・手数料・サポート・消耗品を含めた総額で判断するのがおすすめです。
その他キャッシュレス決済サービスと比較したい方は以下の記事を参考にしてください。


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