Airペイ(エアペイ)でクレジットカード決済を始めるとき、「JCBやアメックスも使える?」「カードの種類で手数料は変わる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
カードリーダーを使うAirペイは、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)の7ブランドに対応しています。通常の決済手数料は、いずれも3.24%です。
さらに、銀聯を除く6ブランドには、条件を満たして審査に通ると手数料が2.48%になるプログラムがあります。ただし、申し込めば必ず適用されるわけではありません。
この記事では、対応カードと手数料を一覧で確認したうえで、タッチ決済・デビットカード・分割払いなど、実際の会計で迷いやすい点を解説します。
掲載情報は2026年10月3日時点です。この記事の手数料表は店頭でのカード決済を対象とし、オンライン決済とは区別しています。
Airペイで対応できるクレジットカード7種類と手数料
まずは、カードブランドごとの対応と手数料を確認しましょう。「JCBやDiners Clubは3.74%」という過去の情報がありますが、現在の通常手数料は3.24%に統一されています。
| カードブランド | カードリーダーでの決済 | 通常手数料 | ディスカウント適用後 |
|---|---|---|---|
| Visa(ビザ) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| Mastercard(マスターカード) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| JCB(ジェーシービー) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| American Express(アメリカン・エキスプレス) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| Diners Club(ダイナースクラブ) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| Discover(ディスカバー) | 対応 | 3.24% | 2.48% |
| UnionPay(銀聯・ぎんれん) | 対応 | 3.24% | 対象外(3.24%) |
クレジットカードの決済手数料は非課税です。通常手数料3.24%に、さらに消費税10%を加えるわけではありません。2.48%の適用には、対象ブランドごとの条件確認と審査が必要です。
カードの発行会社ではなく、国際ブランドを確認する
「楽天カードは使える?」「銀行が発行したカードでも大丈夫?」と迷ったときは、カードに付いているVisaやJCBなどのロゴを見てください。
カードの発行会社と、決済の仕組みを提供する国際ブランドは別です。Airペイで受け付けられるかを判断するときは、カードに付いているブランドが、店舗で利用可能になっているかを確認します。
たとえば、同じ発行会社のカードでもVisaとJCBではブランドが異なります。Visaが使える状態になっていても、JCBが審査中であれば、その店舗ではまだJCBを受け付けられません。
海外で発行されたカードも、対応するブランドのロゴがあれば利用できます。ただし、有効期限や利用可能枠、カード会社の承認状況などにより、個別の決済が通らないことはあります。
2.48%になるのは、対象6ブランドの審査に通った場合
「決済手数料ディスカウントプログラム」の対象は、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverです。年間決済額に関する主な条件は、次のように分かれています。
| 対象ブランド | 年間決済額に関する主な条件 |
|---|---|
| Visa | 直近1年間のVisa決済額が2,000万円以下 |
| Mastercard | 直近1年間のMastercard決済額が1,000万円以下 |
| JCB・American Express・Diners Club・Discover | 4ブランドの年間決済額の合計が1,000万円以下 |
判定に使う金額は、同じ法人・個人が運営する複数店舗の決済額を合算し、Airペイ以外の決済端末で受け付けた分も含みます。JCBなどの4ブランドは、1ブランドずつ1,000万円以下ではなく、4ブランドの合計です。
このほか、企業規模・上場会社との関係・業種・店頭掲示などの条件があり、年間決済額だけで適用が決まるわけではありません。不動産、ホテル・旅館、交通・旅行関連など、対象外となる業種もあります。
新規申込時には各プログラムへの申込みができ、すでに利用中の場合は管理画面の「契約情報」から申し込めます。適用状況と開始日を確認し、適用開始日以降の対象取引に2.48%を使って見積もりましょう。
いろは私なら、導入前の試算はまず3.24%で作ります。2.48%の適用を確認してから見直すと、実際の負担との差が出にくくなります。
たとえば、対象カードで10,000円の決済があった場合、3.24%なら324円、2.48%なら248円です。この例では76円の差になります。銀聯はプログラム対象外のため、同じ売上額でも通常手数料で計算します。
電子マネー・QRコード決済も含めた料金や、店舗全体の費用を確認したい方は、手数料をまとめた記事も参考にしてください。


カードリーダーとAirペイ タッチでは対応ブランドが異なる
Airペイには、カードリーダーを使う方法と、対応するiPhoneだけで受け付ける「Airペイ タッチ」があります。「Airペイなら7ブランドに対応」という説明を、iPhoneだけの決済にもそのまま当てはめないようにしましょう。
| カードブランド | Airペイのカードリーダー IC・磁気読み取り | Airペイのカードリーダー タッチ決済 | Airペイ タッチ iPhoneのみ |
|---|---|---|---|
| Visa | 対応 | 対応 | 対応 |
| Mastercard | 対応 | 対応 | 対応 |
| JCB | 対応 | 対応 | 対応 |
| American Express | 対応 | 対応 | 対応 |
| Diners Club | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| Discover | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| UnionPay(銀聯) | 対応 | 非対応 | 非対応 |
「対応」は、店舗で対象ブランドが利用可能になっており、カードがその読み取り方法に対応していることが前提です。Airペイ タッチでは、カードの差し込みや磁気読み取りはできません。
タッチ決済で受け付けられるのは4ブランド
Airペイのカードリーダーでタッチ決済できるのは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドです。カードにタッチ決済のマークがあるかを確認します。
Diners Club・Discover・銀聯は、カードにタッチ決済のマークが付いていても、Airペイではタッチ決済できません。カードリーダーを使い、ICチップや磁気で読み取ります。銀聯カードの場合は、アプリで「UnionPay(銀聯)」の決済方法を選びます。
15,001円以上のカードのタッチ決済では、サインが必要になる場合があります。また、タッチパネル式カードリーダーでJCBの15,001円以上の決済を受け付ける場合は、カードを差し込んで暗証番号を入力する方法が必要です。画面の案内に沿って操作してください。
Apple PayやGoogle Payは、支払い方法を聞いてから操作する
スマートフォンに登録された対応カードのタッチ決済も受け付けられます。ただし、同じスマートフォンをかざす支払いでも、「クレジットカードのタッチ決済」「iD」「QUICPay」は別の決済方法です。
カードのタッチ決済として処理する場合は、対象ブランドとプログラムの適用状況に応じた手数料になります。iDやQUICPayで処理する場合は、カードの2.48%プログラムの対象にはなりません。



スマホをかざすお客様には、「カードのタッチ決済ですか、iD・QUICPayですか?」と確認しておくと、決済方法を選び直す手間が減ります。
なお、Airペイ タッチはiD・QUICPayには対応していません。スマートフォンでの支払いを受け付ける場合も、利用するアプリと決済方法の組み合わせを確認しましょう。
クレジットカード決済を始める前に確認したいこと
対応ブランドが多くても、申込み直後からすべて使えるとは限りません。導入前には、利用開始のタイミングと、店頭で必要な機器を確認しておきましょう。
利用できるカードブランドは、審査結果とアプリで確認する
Airペイは、1つの窓口から複数のカードブランドに申し込めます。カード会社ごとに別々の端末を導入する必要はありませんが、ブランドごとの審査があり、利用開始のタイミングは異なります。
カードリーダーが届いたからといって、JCBやAmerican Expressなども同時に使えるとは限りません。審査完了・利用開始の案内と、Airペイ アプリの「設定」→「利用可能な決済ブランド」で、店舗の対応状況を確認してください。
店頭のステッカーや卓上ポップも、実際に使えるブランドに合わせて掲示します。「カードは使えると書いてあるのに、このブランドはまだ使えない」という行き違いを防ぐためです。
7ブランドを受け付けるなら、対応端末とカードリーダーを準備する
カードリーダーを使うAirペイには、対応するiPadまたはiPhoneと、インターネット接続環境が必要です。Android端末では利用できません。
カードリーダーは、0円スタートプログラムの条件を満たすと無料で借りられます。iPadの特典は別のプログラムで、対象業態や紹介などの条件があるため、全店舗が無条件に受け取れるものではありません。
手持ちのiPad・iPhoneを使う場合も、機種とOSが現在の動作環境に合うかを確認してから申し込むと安心です。導入特典の違いは、以下の記事で整理しています。


紙の利用控えが必要なら、対応プリンターを用意する
Airペイのカードリーダーには、レシート印刷機能がありません。紙でカード決済の利用控えを渡したい場合は、対応するレシートプリンターを別途用意します。メールで送る方法もあるため、プリンターは必要に応じて準備できます。
Bluetoothに対応しているだけでは、Airペイで使えるとは限りません。購入前に、公式の対応機種一覧と製品の型番を照合してください。同じシリーズでも、接続方式や型番によって対応が異なる場合があります。
持ち運びながら会計するならモバイル型、レジカウンターで続けて印刷するなら据え置き型を候補にすると選びやすくなります。価格だけで選ばず、印刷枚数や自動カットの必要性も考えておきたいところです。
対応決済以外の使い勝手や制約も確認しておきたい方は、メリット・デメリットの記事をご覧ください。


Airペイのクレジットカード対応でよくある質問
ここでは、カード決済を導入する際によくある疑問を整理します。対応ブランドに加えて、支払回数や決済上限も確認しておくと、店頭で案内しやすくなります。
- クレジットカード決済で分割払いはできますか?
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できません。Airペイのカード決済は1回払い(一括払い)のみで、2回払いを含む分割払い・リボ払い・ボーナス払いには対応していません。高額商品の販売などで分割払いが必要な店舗は、導入前にこの点を確認してください。
- クレジットカード1回あたりの決済限度額はいくらですか?
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カードリーダーを使うAirペイの通常のクレジットカード決済は、2円〜999万9,999円です。UnionPay(銀聯)は別枠で、2円〜9,999万9,999円となります。Airペイ タッチは、1円〜999万9,999円です。
これはサービス側の決済可能金額です。実際に支払える金額は、カードの利用可能枠や残高、カード会社の承認などにも左右されます。上限内の金額でも、必ず決済できるとは限りません。
- デビットカードでの決済はできますか?
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Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)のマークが付いたデビットカードは利用できます。カードリーダーでの読み取りは、通常のカード決済または銀聯決済と同じ方法です。
一方、銀行のキャッシュカードを使うJ-Debitには対応していません。Airペイ タッチでは、タッチ決済に対応したVisa・Mastercard・JCB・American Expressのデビットカードが対象です。
- カード決済後にレシートを印刷できますか?
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対応するレシートプリンターを接続すれば、カード決済の利用控えを印刷できます。カードリーダー単体では印刷できません。プリンターを用意しない場合は、メールで送る方法も利用できます。
- クレジットカード決済だけに絞って申し込めますか?
-
現在の申込みは、Airペイ・Airペイ タッチで取り扱うすべての決済方法が対象です。「クレジットカードだけ」「QRコードだけ」のように、一部の決済方法を除外して申し込むことはできません。利用していない決済方法の決済手数料は発生しません。
- オンライン決済でも、店頭と同じ7ブランドが使えますか?
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同じではありません。オンライン決済の対応カードはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubの5ブランドです。DiscoverとUnionPay(銀聯)は非対応で、2.48%のディスカウントプログラムもオンライン決済には適用されません。
Airペイは対応ブランドと決済方法をセットで確認しよう
Airペイは、カードリーダーを使うことで7つのクレジットカードブランドに対応できます。通常手数料は一律3.24%で、対象6ブランドは条件を満たして審査に通ると2.48%になります。
導入時に確認したいのは、カードブランドだけではありません。iPhoneだけのAirペイ タッチで足りるか、紙の利用控えが必要か、1回払いのみで店舗の販売方法に合うかも考えておきましょう。
私なら、まず「来店客が使うカードを受け付けられるか」を確認し、そのうえで必要な機器と手数料を見積もります。利用開始後は、実際に使えるブランドをアプリで確認してから、店頭で案内するとスムーズです。


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