【エアペイと楽天ペイを比較】使うべきはどっち?

エアペイ 楽天ペイ 比較

店舗のキャッシュレス対応を進めようと思ったときに、キャッシュレス決済サービスは色々とありすぎるのでキャッシュレス決済代行サービスを導入して、複数のサービスに一括で対応するのがおすすめです。

しかし、キャッシュレス決済代行サービスと言っても、「Airペイ(エアペイ)」や「楽天ペイ」「スクエア」など複数のサービスがあるので、どれにしようか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

この記事では、キャッシュレス決済代行サービスの中から人気が高い「エアペイ」と「楽天ペイ」に絞って、かかる費用や特徴を比較していきます。

どちらも無料で導入できるサービスなので、気軽に導入できるのが特徴です。その他の特徴も確認しつつ、自店舗にあったサービスの導入を検討してみてください。

目次

Airペイと楽天ペイの基本情報

比較をする前に、まずは「Airペイ」と「楽天ペイ」の基本情報を簡単に紹介していきます。

Airペイとは

Airペイとは、株式会社リクルートライフスタイルが提供する決済サービスで、「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード決済」など、複数の決済ブランドに対応しています。2015年にサービスがリリースされて以降、様々なサービスを展開、メディアでの露出も積極的で、この業界ではトップクラスの実績と知名度を誇っています。

また、運営元はホットペッパーの発行や、飲食店や美容院などの集客や販促支援を行っているため、店舗側にとっても安心・安定のサービスと言えるでしょう。

楽天ペイとは

楽天ペイとは、インターネット大手の楽天が提供する決済サービスで、こちらもAirペイと同様に、「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード決済」など、複数の決済ブランドに対応しています。

2016年にサービスが開始して以降、楽天ブランドを武器に、業界ではトップクラスの知名度と実績を築き上げてきました。楽天は1億人以上の会員数を有しているため、楽天ペイを導入することにより、同会員の集客や販促効果も見込めるのも大きな魅力となっています。

Airペイの楽天ペイを徹底比較

比較項目Airペイ楽天ペイ
導入費用・初期費用0円0円
決済ブランド対応数51種類24種類
分割・ボーナス払いの対応なしなし
決済手数料1.08~3.74%3.24 ~3.74%
入金サイクル・手数料3回~6回
いずれの銀行も無料
翌日入金
楽天銀行のみ無料回
審査期間・導入までの期間約2週間約2週間~3週間
サポート体制年中無休・9時半~23時まで土日祝対応・9時半~23時まで
外部サービス(POSレジ)連携連携なし・自社サービスのみ5社と連携あり
実施中のキャンペーン導入0円キャンペーンあり導入0円キャンペーンあり
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

両サービスの違いを表で比較しつつ、比較項目を一つずつ紹介していきます。

導入費用・初期費用

比較項目Airペイ楽天ペイ
導入費用・初期費用0円0円
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

まず、Airペイと楽天ペイを導入する上でかかる費用ですが、両サービスとも、キャンペーンを利用することで、無料で導入が可能になっています(※23年3月中旬時点)。また、月額でかかる固定費も無料です。

Airペイを導入するには、専用のアプリ、カードリーダー、iOS端末(iPadまたはiPhone)が必要になります。Android端末(アンドロイド)では使用することができないので、ご注意ください。

専用のアプリは0円ですが、iOS端末を持っていない方は、iOS端末とカードリーダーの両方を用意することになり、6万円以上の費用がかかります。(自分が昔使っていた端末を使えば0円です)

一方の楽天ペイも、専用のアプリ、カードリーダー、そしてスマホやタブレットなどの端末が必要ですが、キャンペーンを利用することで無料でカードリーダーがもらえます。また、端末はiOS、Androidの両方に対応しており、手持ちの端末があれば、0円での導入が可能です。

以上のことから、導入費用・初期費用は両サービスとも0円で、ほぼ互角と言えます。

決済ブランド対応数

比較項目Airペイ楽天ペイ
決済ブランド対応数51種類24種類
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

Airペイで決済できるブランドの数は51種類(※ポイント決済も含めると56種類)になります。決済ブランド対応数の内訳は、クレジットカード決済7種、電子マネー決済12種、QRコード決済32種で、計51種となっています。

注目すべきは、5500万人(※23年2月時点)を越える登録ユーザー数を持つ、QRコード決済「PayPay」に対応しているという点で、これにより多くの集客が見込めることになります。

一方の楽天ペイは、決済できるブランド数は24種類です。その内訳は、クレジットカード決済6種、電子マネー決済16種、QRコード決済2種となっており、「PayPay」にも非対応であるため、ブランド対応数においてはAirペイに軍配が上がります。

【公式サイト】Airペイ(エアペイ)

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分割・ボーナス払いの対応

比較項目Airペイ楽天ペイ
分割・ボーナス払いの対応なしなし
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

通常、クレジットカードで支払いを行うと、「一括支払い」の他に「分割支払い」や「ボーナス支払い」などの指定ができますが、Airペイ、楽天ペイの場合は「分割払い」「ボーナス払い」が選択できず、「一括払い」のみにしか対応していません。

ただ、クレジットカードによっては、一括で決済したあとに、顧客側の方で「分割払い」や「リボ払い」に変更できることもあります。

店舗側で分割払いに対応したい場合は、スマレジ・PAYGATEの利用がおすすめです。

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決済手数料

比較項目Airペイ楽天ペイ
決済手数料1.08~3.74%3.24 ~3.74%
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

決済手数料に関しては、取り扱うブランドによっても違うため、一部例外もありますが、基本的には両サービスとも横並びです。

クレジットカード決済の場合は、両サービスとも3.24%~3.74%、電子マネー決済の場合も両サービスとも3.24%~3.74%、と手数料は同じ幅となっています。

QRコード決済の場合は、Airペイが扱う「COIN+」のみ1.08%ですが、他は両サービスとも3.24%となっており、者はほぼ互角と言っていいでしょう。

Airペイの決済手数料について詳しくみる
楽天ペイの決済手数料について詳しくみる

入金サイクル・手数料 

比較項目Airペイ楽天ペイ
入金サイクル・手数料3回~6回
いずれの銀行も無料
翌日入金
楽天銀行のみ無料
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

Airペイだと、売り上げが入金されるサイクルは、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の場合は月6回、それ以外の金融機関は月3回となっており、どの銀行でも振込手数料は無料になっています。

また、QR決済を取り扱う「AirペイQR」だけは、翌月末の1回払いとなっています。

一方の楽天ペイは、入金先が楽天銀行の場合は、365日翌日自動入金が可能で、振込手数料も無料になります。

楽天銀行以外の金融機関の場合も、最短翌日入金は可能ですが、振込手数料が330円(税込)がかかります。

よって、入金サイクルでは楽天ペイ、自由に金融機関が選べ振込手数料で選ぶならエアペイがおすすめです。

【公式】楽天ペイ

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✓導入費用0円
✓QR決済手数料全額キャッシュバック

審査期間・導入までの期間

比較項目Airペイ楽天ペイ
審査期間・導入までの期間約2週間約2週間~3週間
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

Airペイの場合は、申し込みから約2週間ほどで利用が可能になります。申し込みから審査に3日程度、iPadやカードリーダーなどの周辺機器の配送に2日~4日程度、各決済ブランドの審査・登録などに1週間程度を要します。

ただ、1週間で全てのブランドが使えるようになるわけではなく、各ブランドの審査と登録が済んだ順に使用が可能になるため、全てのブランドが使えるようになるには、1カ月以上かかることもあります。

一方の楽天ペイも、審査が済んだブランド順に使用が可能になります。

公式ホームページによると、最短で3日で審査が済むとの記載がありますが、実際には、申し込みからサービスの利用が可能になるまで、2週間から3週間以上かかったとの声も多いため、審査のスピード、導入までの早さを考えると、Airペイの方にやや分があります。

できるだけ早くキャッシュレス決済に対応する必要がある場合は、翌日には審査が完了する「スクエア」がおすすめです。

【公式サイト】Airペイ(エアペイ)

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サポート体制

比較項目Airペイ楽天ペイ
サポート体制年中無休・9時半~23時まで土日祝対応・9時半~23時まで
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

Airペイのサポートセンターは9時半から23時まで年中無休で対応、楽天ペイは9時半から23時まで土日・祝日も対応となっており、両サービスともそこまで違いはありません。

ただ、楽天ペイは電話とメールのみの対応ですが、Airペイは電話とメールに加え、チャットでの問い合わせも可能なため、サポート体制という面ではAirペイの方が充実していると言えます。

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外部サービス(POSレジ)連携

比較項目Airペイ楽天ペイ
外部サービス(POSレジ)連携連携なし・自社サービスのみ5社と連携あり
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

近年では、顧客が会計した時点で、その情報や売り上げを記録し、ネット上で売り上げの分析などを行える「POSレジ」を導入する店舗が増えました。

こういった機能は、店舗の経営改善やマーケティングにも活かせるため、いま店を経営する側にとっては、「POSレジ」は欠かすことのできないものになっています。

Airペイ、楽天ペイともにこの「POSレジ」に対応しており、Airペイの場合は、自社が提供するPOSレジサービス「Airレジ」と、無料で連携が可能です。一方の楽天ペイは、自社サービスがないため、外部のサービスと連携することになります。

一見、Airペイの方が良さそうに思えますが、Airペイは外部との連携ができず「POSレジ」を使うなら「Airレジ」しか選べません。

一方の楽天ペイは、「 スマレジ 」 「 Bionly 」「 poscube 」「 ユビレジ 」「 POS+ 」など、外部サービスとの連携が充実していて、色々な「POSレジ」を選ぶことができます。また「スマレジ」など、月額料金無料で利用が可能なサービスもあります。

よって、選択肢が広がるという点では、楽天ペイに分があります。

【公式】楽天ペイ

\ インバウンド対応 /

✓導入費用0円
✓QR決済手数料全額キャッシュバック

実施中のキャンペーン

比較項目Airペイ楽天ペイ
実施中のキャンペーン導入0円キャンペーンあり導入0円キャンペーンあり
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

2023年7月現在、Airペイで行われているキャンペーンは一つ、楽天ペイで行われているキャンペーンは一つあります。

Airペイが行っているキャンペーンは「0円スタートキャンペーン」です。

「キャッシュレス導入0円キャンペーン」は冒頭にも述べたように、条件を満たせば、カードリーダーを無償貸与してくれるというものです。

条件は「実店舗を有している」「このキャンペーン中に新規加盟申込みをしている」「申込み月の6ヶ月後の月末までに審査を通過している」「Airペイに新規での申し込みである」ことが挙げられています。

これらの条件を全て満たしている場合に限り、カードリーダーを無料で貸し出してもらうことが可能となります。

一方、楽天ペイが行っているキャンペーンは、「クレジットカード電子マネー決済導入0円キャンペーン」です。こちらは、条件を満たせば、2万円相当のカードリーダーが無料でプレゼントされるキャンペーンとなっており、端末さえ持っていれば、0円での導入が可能です。

条件は「フォームでキャンペーン参加を選択」「このキャンペーン中に登録か仮登録の完了等」「申込月を含む3ヶ月以内に審査を通過」「過去に他のキャンペーンの申し込みをしていない」などがあり、全てを満たす必要があります。

Airペイのキャンペーンについて詳しくみる
楽天ペイのキャンペーンについて詳しくみる

【比較まとめ】Airペイと楽天ペイそれぞれおすすめの方

比較項目Airペイ楽天ペイ
導入費用・初期費用0円0円
決済ブランド対応数51種類32種類
分割・ボーナス払いの対応なしなし
決済手数料1.08~3.74%3.24 ~3.74%
入金サイクル・手数料3回~6回翌日入金
審査期間・導入までの期間約2週間約2週間~3週間
サポート体制年中無休・9時半~23時まで土日祝対応・9時半~23時まで
外部サービス(POSレジ)連携連携なし・自社サービスのみ5社と連携あり
実施中のキャンペーン導入0円キャンペーンあり導入0円キャンペーンあり
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/https://pay.rakuten.co.jp/

ここまでの比較をまとめると、「導入費用・初期費用」「分割・ボーナス払いの対応」「決済手数料」「実施中のキャンペーン」という面では、Airペイ、楽天ペイともに、現時点ではほぼ互角です。

違いがあるのは「決済ブランド対応数」「入金サイクル・手数料」「審査期間・導入までの期間」「サポート体制」「外部サービス連携」です。

決済ブランド数・サポートの良さで選ぶなら:Airペイ

Airペイが楽天ペイに優っている点は「決済ブランド対応数」と「審査期間・導入までの期間」「サポート体制」の三つです。

その中でも一番の魅力は、決済ブランド数が51種もあるという点。とくに、QRコード決済でトップクラスのシェアを持つ「PayPay」の利用が可能なのは、集客にも大きく影響するため、大きな利点と言えます。

また「審査期間・導入までの期間」も、Airペイの方がやや早く、公式ホームページの導入手順も非常にわかりやすいです。困った時にはチャット対応も可能なため、「サポート体制」の質を求めるなら、Airペイをオススメします。

【公式サイト】Airペイ(エアペイ)

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売り上げの入金サイクル・POSレジ導入を考えるなら:楽天ペイ

一方、楽天ペイがAirペイに優っている点は「入金サイクルの早さ」と「POSレジとの連携」です。

金融機関が楽天銀行でなければ手数料が発生するものの、365日翌日自動入金が可能な点は大きなメリットです。もともと楽天銀行を使っている店舗、資金繰りに悩む店舗には、楽天ペイをオススメします。

また今後、「POSレジ」の導入・運用を考えている店舗は、5社の「POSレジ」との連携を持つ楽天ペイを選んだ方が、選択肢を広げておくという面では、プラスになると思います。

【公式】楽天ペイ

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