個人事業主がPayPayを導入したいと思っても、実店舗を持っていないと、
- 店舗がなくてもPayPayへ申し込める?
- キッチンカーや移動販売でも使える?
- ハンドメイドイベントやフリーマーケットでも使える?
- イベント会場ごとに申し込みが必要?
- 店舗写真はどうすればいい?
と疑問に感じるのではないでしょうか。
結論からいうと、PayPayは実店舗を持たない個人事業主や、キッチンカー・移動販売・フリーマーケットなどでも導入できます。
PayPay公式も、移動販売・テイクアウト・キッチンカー・フリーマーケットでPayPayを導入できると案内しています。
いろは「店舗がない=PayPayを申し込めない」というわけではありません。
ただし、イベント利用では特に重要な注意点があります。
- 登録していない場所で勝手にPayPayのQRコードを使うことはできない
- 既存加盟店が別のイベント会場で使う場合は店舗追加の申請が必要
- 新規でイベント利用を始める場合は新規受付センターへ相談可能
- 店舗がない場合でもPayPay上では利用場所などの登録・審査が必要
- 申し込み内容や業種によって追加確認が入る場合がある
以前は「イベントなら移動販売として申し込めばよい」「店舗写真は自宅玄関を撮影すればよい」といった体験談もありましたが、現在の公式情報ではそのような一律の申込方法は案内されていません。
店舗なし・イベント利用の場合は、実態に合わせた情報で申し込み、不明点があればPayPayへ確認してから進めましょう。
この記事では、店舗なしの個人事業主やイベント出店者がPayPayを利用する方法、申し込み時の注意点、必要書類、料金まで2026年最新情報で解説します。
PayPayは店舗なしの個人事業主でも導入できる
PayPayは、一般的な飲食店や小売店のような固定店舗だけを対象とした決済サービスではありません。
公式FAQでは、次のような販売形態でもPayPayを導入できると案内しています。
- 移動販売
- テイクアウト
- キッチンカー
- フリーマーケット
そのため、「固定された店舗を借りていないから申し込めない」と考える必要はありません。
個人事業主の住所は自宅住所で申し込める
個人事業主の場合、「法人住所・事業者住所に何を入力すればいい?」と迷う方もいるでしょう。
PayPay公式FAQでは、個人事業主住所には代表者の自宅住所を入力すると案内しています。
そのため、事務所や店舗を別に借りていない個人事業主でも、事業者情報として自宅住所を登録できます。
ただし、事業者住所とPayPayを実際に利用する「店舗・利用場所」の考え方は別です。



「自宅住所で事業者登録できる」ことと、「どこでも同じQRコードを使える」ことは別なので注意しましょう。
PayPayには「非実店舗」という店舗種別もある
PayPay for Businessでは、登録する店舗を「実店舗」と「非実店舗」に分けて管理しています。
| 店舗種別 | 意味 |
|---|---|
| 実店舗 | 実際にお店として存在する店舗 |
| 非実店舗 | 実際のお店として存在しない人・レジ・タクシーなどに店舗IDを発行 |
一方、PayPayではすべての店舗を非実店舗にすることはできず、実店舗がない場合でも1店舗は「実店舗」として登録する必要があると案内しています。
つまり「店舗なしでも利用できる」とはいっても、加盟店情報だけ登録してQRコードを自由に持ち歩く仕組みではありません。
PayPay上で利用場所や店舗情報を登録し、所定の審査を受けて利用する形になります。
個人イベント・フリーマーケットでもPayPayを利用できる
ハンドメイド販売や個人イベント、フリーマーケットなどでキャッシュレス決済を受け付けたい方もいるでしょう。
PayPay公式はフリーマーケットへの導入を可能と案内しており、イベント出店でPayPayを利用する方法も用意されています。
ただし、「PayPay加盟店になれば、持っているQRコードをどこのイベントでも自由に使える」というわけではありません。
既存店舗とは別のイベントで使うなら店舗追加が必要
すでにPayPay加盟店になっている事業者が、登録している店舗以外の場所で決済を受け付ける場合は注意が必要です。
PayPay公式では、イベント出店を含め、登録店舗以外の場所でPayPayを利用する場合はPayPay for Businessから店舗追加を申請するよう案内しています。
店舗追加にも所定の審査があります。
例えば普段は実店舗で営業している飲食店が、別会場の夏祭りへ出店する場合、普段の店舗用QRコードをそのままイベント会場へ持って行って使うのではなく、必要な登録・審査を行います。



1つのQRコードを登録店舗とは別の場所で使い回すのはNGです。
イベント利用から新しくPayPayを始める場合は相談できる
まだPayPay加盟店契約がなく、イベント出店をきっかけにPayPayを始めたい場合は、PayPay加盟店新規受付センターへ相談できます。
PayPay加盟店新規受付センター
0120-957-640
10:00~19:00
年中無休・メンテナンス日を除く
PayPay公式も、既存契約がなくイベントでの利用を検討している事業者については、新規受付センターへ問い合わせるよう案内しています。
特に、
- 固定店舗を持っていない
- イベント出店時だけ利用したい
- 複数のイベント会場を回る
- どの住所を店舗として登録するか分からない
- 提出できる店舗写真が分からない
という場合は、自己判断で申請内容を作るより先に相談するのがおすすめです。
店舗なしでPayPayへ申し込むときの5つの注意点
店舗を持たない個人事業主でもPayPayは利用できますが、一般的な固定店舗とは申込状況が異なることがあります。
特に次の5点を確認してから手続きを進めましょう。
1.事業実態が分かる情報を正確に入力する
PayPayの加盟店契約には審査があります。
屋号・氏名・住所だけでなく、どのような商品・サービスをどこで販売するのかが確認できるよう、実際の事業内容に沿って申し込みましょう。
虚偽の内容や、実際とは異なる販売形態を選択して審査を通そうとするのは避けてください。
情報に不足があれば追加確認が入り、導入まで時間がかかる可能性もあります。
2.「自宅玄関の写真でOK」と自己判断しない
PayPayの通常申し込みでは、店舗の存在と取り扱う商品・サービスを確認するため、外観・内観の写真が求められます。
- 外観:店舗名・入口などが分かる写真
- 内観:提供する商品・サービスの内容が分かる写真
店舗を持たない場合、「自宅の玄関を撮影すればよいのでは?」と考えるかもしれません。
しかし現在の公式情報では、店舗なし事業者について「自宅玄関に紙を貼れば申請できる」といった一律の方法は案内されていません。
キッチンカーなら営業車両や営業状況、イベント販売なら実際の販売形態など、どの資料を提出すればよいか申込画面の案内に従い、不明な場合は新規受付センターへ確認しましょう。
3.イベントだからと勝手に「移動販売」を選ばない
過去には「通信販売では審査に通らず、移動販売にしたら通った」という個人の体験談もありました。
しかし、これは現在のPayPayが公式に推奨している申し込み方法ではありません。
イベント販売、キッチンカー、移動販売など、自分が実際に行っている販売形態を正確に申告してください。
どの区分に該当するか判断できない場合は、申し込み前にPayPayへ問い合わせるのが確実です。
4.登録していない場所で同じQRコードを使わない
イベント出店者にとって特に重要なのがQRコードの利用場所です。
PayPayでは、1つのQRコードを登録店舗以外で利用することはできません。
別の場所でPayPayを利用する場合は、必要に応じて店舗追加を行い、その店舗用のQRコードを使用します。
例えば毎週異なるイベントへ出店するような場合は、どのように登録すればよいか新規受付センターまたは加盟店サポートへ確認しておくと安心です。
5.審査中と導入後で問い合わせ電話番号が違う
PayPayには申込状況に応じて異なる問い合わせ先があります。
| 状況 | 電話番号 | 受付 |
|---|---|---|
| 導入検討・新規申込 | 0120-957-640 | 10:00~19:00 年中無休※ |
| 審査中 | 0120-990-643 | 9:30~17:30 平日のみ※ |
| 導入済み | 0120-990-640 | 24時間 365日※ |
※メンテナンス日などを除く。
旧情報では、審査中でも0120-990-640へ問い合わせる案内が見られましたが、現在は審査中専用の0120-990-643が案内されています。
再審査や追加資料など申込中の問い合わせは、審査中の窓口を利用しましょう。
店舗なし・イベント利用のPayPay申し込み方法
PayPayの申し込みはWebから進められるほか、新規受付センターでは電話での申し込み・相談にも対応しています。
店舗なしやイベント利用で入力内容に迷う場合は、最初に電話で確認してから申し込むのもよいでしょう。
申し込みから利用開始までの流れ
PayPayの加盟店申し込みから仮登録します。公式では入力時間の目安を約1分としています。
店舗なし・イベントのみの利用で申込方法に迷う場合は、新規受付センターへ相談してから進めてもよいでしょう。
案内に従って事業者情報、店舗・販売情報、必要書類などを登録します。
申込情報の入力は公式案内で最短10分~です。
登録内容をもとにPayPayの加盟店審査が行われます。
店舗なしや特殊な販売形態では、追加資料や確認が必要になる場合もあるため、イベント開催直前ではなく余裕を持って申し込みましょう。
審査完了後、PayPayコードキットが送付されます。現在の公式案内ではキット受け取りは1週間程度~が目安です。
利用する店舗・場所に対応したQRコードを設置し、PayPay決済を開始します。
個人事業主の申し込みに必要な書類
個人事業主の場合、本人確認書類が必要です。
公式では主に次の書類が案内されています。
- 運転免許証
- 在留カード・特別永住者証明書
- マイナンバーカード
- 日本国パスポート+住所確認書類
- 各種資格確認書+住所確認書類
また通常の実店舗申し込みでは、外観・内観写真が必要です。
中古品・古物、医療、旅行、宿泊など、業種によっては許認可証など追加書類も必要になります。
店舗を持たない場合に何を店舗写真として提出するかは販売形態によって異なる可能性があるため、申込画面の案内または新規受付センターで確認してください。
店舗なし・イベントならPayPayの料金はいくら?
店舗を持たない個人事業主だから特別に高い料金が設定されるわけではありません。
PayPayが提供するQRコード決済では、通常の料金プランから選びます。
| 制限プラン | ライトプラン | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 1,980円 新規キャンペーンあり |
| 月額料金 | 0円 | 1,980円/店舗 |
| PayPay決済手数料 | 1.98% | 1.60% |
| 通常振込手数料 | 0円 | 0円 |
※税別。ライトプランの1.60%には所定の適用条件があります。
イベントへの出店が年数回など、PayPayを利用する頻度が低い場合は、固定費0円の制限プランから検討すると分かりやすいでしょう。
一方、PayPay決済額が多い事業者は、月額料金を支払って1.60%の優遇料率を利用できるライトプランも候補になります。
両プランの損益分岐点などは以下の記事で詳しく計算しています。
PayPayの売上はいつ入金される?
イベント販売では仕入れや次回出店料などが必要になるため、売上金の入金タイミングも確認しておきましょう。
PayPayの通常入金は、月末締め・最短翌日の月1回で、振込手数料は0円です。
早く受け取りたい場合は早期振込も利用可能
月1回を待たずに売上金を受け取りたい場合は、早期振込サービスを利用できます。
| 費用 | 料金 |
|---|---|
| 都度振込利用料 | 振込金額の0.38% |
| PayPay銀行 | 20円 |
| その他金融機関 | 200円 |
※税別
通常の無料入金で問題なければ追加費用はかからないため、イベントの開催頻度や資金繰りに合わせて使い分けましょう。
店舗なしでもPayPayオンライン決済は使える?
「実店舗がないなら、ネットショップでも同じPayPay契約を使える?」と考える方もいるかもしれません。
ここは、店頭向けPayPayとオンライン決済を分けて考える必要があります。
PayPayにはECサイト向けの「PayPayオンライン決済」も別途用意されています。
店頭のQRコードをネット販売に流用するものではない
店舗向けに発行されたQRコードを、ネットショップへ掲載してオンライン決済として利用する仕組みではありません。
オンラインでPayPay決済を受け付けたい場合は、PayPayオンライン決済へ直接申し込むか、対応する決済代行サービスを利用します。
オンライン決済には別途加盟店審査やサイト側の設定が必要です。



「店舗なしだからオンライン決済は使えない」というわけではありません。店頭向けとは別サービスとして申し込みます。
店舗なし・イベントのPayPay導入でよくある質問
最後に、個人事業主やイベント出店者がPayPayを導入するときに疑問になりやすいポイントをまとめます。
- 個人事業主は店舗なしでもPayPayを導入できますか?
-
移動販売・キッチンカー・フリーマーケットなど固定店舗を持たない販売形態でもPayPayを導入できます。ただし加盟店・店舗情報の登録と所定の審査が必要です。
- キッチンカーでもPayPayは使えますか?
-
使えます。PayPay公式FAQでもキッチンカー、移動販売、テイクアウトなどへの導入が可能と案内されています。
- フリーマーケットやイベントでもPayPayを使えますか?
-
利用できます。ただし登録店舗以外のイベント会場で既存のQRコードをそのまま利用することはできません。既存加盟店は店舗追加を申請し、新規でイベント利用を始める場合はPayPay加盟店新規受付センターへ相談してください。
- 1つのPayPay QRコードを複数のイベント会場で使えますか?
-
登録店舗以外で同じQRコードを使用することはできません。別の利用場所について店舗追加などが必要な場合があります。
- 個人事業主はどの住所で申し込めばいいですか?
-
PayPay公式FAQでは、個人事業主住所には個人事業の代表者の自宅住所を入力すると案内しています。実際にPayPayを利用する店舗・場所の登録については別途確認してください。
- 店舗がない場合、店舗写真は自宅玄関で大丈夫ですか?
-
現在の公式情報では「店舗なしの場合は自宅玄関を撮影すればよい」という一律の案内は確認できません。通常申込では店舗の外観・内観写真が求められるため、店舗なし・イベント利用の場合は申込画面の案内に従うか、新規受付センターへ確認するのがおすすめです。
- 店舗なしのPayPay導入費用はいくらですか?
-
QRコード決済の制限プランなら初期費用・月額料金0円です。決済システム利用料は1.98%。ライトプランは月額1,980円で、条件を満たすと決済システム利用料が1.60%になります。料金は税別です。
- PayPayの導入までどれくらいかかりますか?
-
公式では仮登録約1分、申し込み最短10分~、審査完了後のキット受け取り1週間程度~と案内されています。審査内容や追加確認によって長くなることがあります。
- 審査中の問い合わせ電話番号は?
-
審査中の店舗向け窓口は0120-990-643です。受付は9:30~17:30、平日のみです。新規申込前は0120-957-640、導入済み加盟店は0120-990-640です。
- 店舗がなくてもPayPayオンライン決済は使えますか?
-
PayPayにはECサイト向けのオンライン決済サービスがあります。店頭用QRコードをネットショップへ流用するのではなく、PayPayオンライン決済へ別途申し込み・審査・システム設定を行います。
まとめ|店舗なし・イベントでもPayPayは導入可能
PayPayは固定店舗を持たない個人事業主でも導入できます。
移動販売・キッチンカー・フリーマーケットなどへの導入も公式に案内されているため、「店舗がないからPayPayは使えない」と考える必要はありません。
ただし、イベントでは登録店舗以外の場所で既存QRコードを自由に使えない点が特に重要です。
既存加盟店ならPayPay for Businessから店舗追加、新規でイベント利用を始めるなら新規受付センターへ相談したうえで申し込みましょう。
また、店舗がない場合の店舗写真や販売形態は、古い個人ブログの体験談だけを参考にせず、現在の申込画面やPayPayの案内に従うことをおすすめします。
料金については、固定費をかけたくないなら月額0円・決済手数料1.98%の制限プランから始められます。
イベントで「現金しか使えない」という販売機会を減らしたい個人事業主にとって、初期投資を抑えながら導入できるPayPayは有力な選択肢です。


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