【PayPayは導入のデメリット】メリットと合わせて解説

PayPay導入 デメリット

店舗のキャッシュレス対応を考えたときに、まずは導入費用0円のPayPayからと考える方も多いのではないでしょうか。

MMD研究所が行った調査によると、最も利用しているQRコード決済サービスではPayPayが45.4%と2位のd払いと楽天ペイに倍以上の差をつけて1位という結果でした。

私個人の感覚としても、QRコード決済=PayPayと考えている方も多い印象かつ、PayPayの普及によってキャッシュレス化が加速したように感じています。

知名度、利用者ともにトップのPayPayですので、店舗運営者としてもまずはPayPayと考える場合もありますが、いざ自店舗に導入しようと考えたときには、PayPay導入のメリットやデメリットを確認しておきたいという方も多いと思います。

この記事では、PayPay導入のメリットやデメリットとあわせて、PayPayの基本情報もまとめています。

目次

PayPayの基本情報

初期費用0円
決済システム利用料
(決済手数料)
1.60%/1.98%
入金サイクル月に1回
(早期振込サービスあり)
サポート24時間365日
導入前の期間1週間程度
解約時の違約金なし
公式サイトhttps://paypay.ne.jp/store/

PayPay導入のデメリットは手数料

まずはPayPayを導入するデメリットから紹介します。

それぞれ詳しく紹介します。

決済手数料が発生する(無料から有料になった)

PayPayを利用するには、決済金額に応じた形で1.60%または1.98%の決済手数料が発生します。

※PayPayマイストアプランに加入している場合は1.60%(PayPay決済のみを利用する場合は1.98%)

2021年9月末までは決済手数料無料で利用できましたが、現在は上記の手数料が発生する仕様となっています。

しかしながら、クレジットカード会社の手数料は2.50%~3.75%、キャッシュレス決済代行会社の手数料は3.24%程度ということを考えると、PayPayの決済手数料は安く、店舗への負担が少ないのが特徴です。

ただし、現金で取引をしていたとき0だった決済手数料が発生することはデメリットとして理解しておきましょう。

入金サイクルが基本は月に1回

PayPayで決済された売上金の入金は、基本的には月に1回に限られます。(振込手数料無料)

東京商工リサーチが行った調査によると、2020年に倒産した7,773社のうち46.3%と約半数が黒字倒産となっています。

黒字倒産は、帳簿上では問題なく利益を得ているにもかかわらず、費用の支出を行うだけの現金が手元にないことで、支払い能力がなくなってしまう状態です。つまり売上は上がっているはずなのに店舗にお金がないということ。キャッシュレス決済の入金タイミングによって起こるケースもあります。

釈迦に説法ではありますが、店舗運営をする中で、キャッシュフローは非常に大切なものです。

現金でやり取りしたときには、売上がそのままお金で残りますが、月に1回になった場合にキャッシュがショートしてしまうことは十分に考えられるため、月に1回の入金ということはPayPay導入のデメリットといえるでしょう。

しかしながら、PayPayでは早期振込サービス(都度)も利用できます。

都度振込利用料0.38%、振込手数料20円(PayPay銀行の場合、他行は200円)が発生しますが、好きなタイミングで入金ができますので、月1回以上の入金が必要な場合は早期振込サービスを利用するのがおすすめです。

関連記事:PayPayの入金サイクルは?入金手数料とあわせて紹介

売上管理がひと手間増える

これまで現金のみの取引だった場合は、現金取引のみを管理していればOKだった売上管理が、PayPay決済での売上も管理が必要になりますので手間が増えてしまいます。

しかしながら、PayPay側は自分でお金を数える必要はなく、データになっているので管理は楽です。

もし、PayPay導入にあわせて売上管理も電子化してまとめたいという意向があれば、クラウドPOSシステムの導入もあわせて検討するのがおすすめです。

スマレジなど、無料で利用できるものもありますので、まずは資料を確認してみてください。

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PayPay導入のメリットは初期費用の安さ

続いてPayPayを導入するメリットを紹介します。

それぞれ詳しく紹介します。

最も利用されているQRコード決済に対応できる

冒頭でもふれましたが、PayPayは国内で最も認知され、最も利用されているQRコード決済です。

一番使われているものに対応できるのは、お客さんとしては最も喜ばしいことといえるのではないでしょうか?

またPayPayは導入することで、LINE PAYとAlipayにも対応できますので、国内の方だけではなく、インバウンドの方の決済にも対応できます。

私の考えとしても知名度、利用者数、導入のしやすさという点から、キャッシュレス化を進めるならまずはPayPayを導入する、それかキャッシュレス決済端末を導入する。ということをおすすめしています。

キャッシュレス決済端末とは?
Airペイ、ステラパック、Squareなど、1台決済端末を導入することで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応できるサービスのことを指します。
おすすめのキャッシュレス決済サービスはこちらで紹介

専用機器は不要で利用できる

PayPayの導入には専用の機器が不要というのも大きな魅力です。

店舗でPayPayに対応するには申込後に送られてくるQRコードを掲載しておけばOKです。

電子機器のセットアップ、スマホやタブレットなどの用意が不要で、すぐに利用できますし、電池切れ等の心配もないので、屋外のイベントなどで利用するときにも最適です。

お客様のスマホに表示されたバーコードを読み込みする「ストアスキャン」方式もありますが、こちらの場合は別途手数料が発生しますので、個人店舗で導入する場合はお客様にQRコードを読み取りしてもらう「ユーザースキャン」方式がおすすめです。

初期費用や振込手数料0円

PayPayは初期費用は0円で利用を開始できます。

また売上の入金は月に1回(月末締めの翌日振込み)ではあるものの、振込手数料は無料なので、キャッシュレス決済導入に伴う手数料をできるかぎり抑えて利用を続けられます。

また先程も紹介しましたが、PayPayでは早期振込サービス(都度)も利用できます。

都度振込利用料0.38%、振込手数料20円(PayPay銀行の場合、他行は200円)が発生しますが、好きなタイミングで入金ができますので、月1回以上の入金が必要な場合は早期振込サービスを利用するのがおすすめです。

キャンペーンでの売上増加が見込める

PayPayでは定期的に以下のようなキャンペーンを実施しています。

上記キャンペーンであれば、お客様はPayPayを利用するだけで普段の買い物よりも20~30%お得に買い物ができるようになるということ。

キャンペーン期間中は普段よりもたくさん購入してくれたり、いつもは買わない高額商品を買ってくれる可能性や、来店頻度が向上する可能性が高まります。

結果的に売上げ向上につながる可能性があり、QRコード決済の中でPayPayが最もキャンペーンを実施していますので、店舗運営者にも大きなメリットがあるといえます。

新規顧客が獲得しやすくなる

先程紹介したキャンペーンでは、既存顧客のリピート率やアップセルを狙えるほかにも、割引されるから新しい店に行ってみようという新規顧客の獲得にもつながります。

また、PayPayにはPayPay導入店舗のみが表示されるPayPayマップというものがあります。

お客様は何かお店を探すときに、キャッシュレスに対応したお店を選ぶということも増えてきています。(現金を持たない方も増えているため)

そのように検索するときに、選ばれる店舗になるためには、まずはPayPayを導入しマップに掲載する必要があります。

私個人的な感覚ですが、最近は新規顧客を獲得するためにはキャッシュレス化をしたほうが獲得しやすいと考えています。

お金の管理が楽になる

例えば決済対応で現金をやめてPayPayだけにすれば、現金の管理が不要になり、両替手数料なども発生しなくなりますし、そもそもお金の管理が楽になります。

また現金でのやり取りをしなくなることで、感染症対策にもつながるでしょう。

すぐにすべての決済において現金を辞めるのは難しいかもしれませんが、徐々に減らしていくことで店舗運営におけるお金の管理が非常に楽になります。

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PayPayの導入に関してよくある質問

ここではPayPayの導入にあたってよくある質問を紹介します。

・申し込みから利用開始までの期間を教えてください
・申し込みの流れを教えてください。
・PayPayを導入すればAliPayにも対応できるのですか?
・解約時に違約金は発生しますか?
・PayPayの利用にあたって、お店側で準備が必要なものはありますか?
・決済中にエラーが起きた場合、どこに相談すればいいですか?(サポートはありますか?)

それぞれ詳しく紹介します。

申し込みから利用開始までの期間を教えてください

申し込み完了後1週間程度でQRコードなどのキットが届けられます。

申し込みの流れを教えてください。

PayPayの申し込みの流れは以下のとおりです。

詳しくPayPayの申込方法や申込時の注意点を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

PayPayを導入すれば利用できる、他のQRコード決済はありますか?

PayPayを導入すると「LINE PAY」「Alipay」「JPQR」に対応できます。(同一のQRコードで対応可)

それぞれの決済手数料は次のとおりです。

QRコード決済決済手数料
LINE PAY1.60%or1.98%
Alipay1.98%
JPQR2.95%
解約時に違約金は発生しますか?

最低契約期間や解約するときの違約金はありません。

PayPay for Businessから簡単に手続きができます。

PayPayの利用にあたって、お店側で準備が必要なものはありますか?

PayPay for Businessにアクセスできる端末(PC、スマホ、タブレットのいずれか)が必要です。

決済中にエラーが起きた場合、どこに相談すればいいですか?(サポートはありますか?)

加盟店向けのサポートが24時間365日稼働しています。

以下の番号からお問い合わせください。

TEL:0120-990-640

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【まとめ】PayPayを導入しないほうがいい方・したほうがいい方

PayPayを導入するメリットとデメリットを改めてまとめました。

PayPay導入のメリット
PayPay導入のデメリット
  • 最も利用されているQRコード決済に対応できる
  • 専用機器は不要で利用できる
  • 初期費用や振込手数料0円
  • キャンペーンでの売上増加が見込める
  • 新規顧客が獲得しやすくなる
  • お金の管理が楽になる
  • 決済手数料が発生する(無料から有料になった)
  • 入金サイクルが基本は月に1回
  • 売上管理がひと手間増える

また上記のメリットとデメリットからPayPayの導入がおすすめの方と導入しない方がいい方をまとめました。

PayPayを導入しないほうがいい方

✓決済手数料を払ってまでキャッシュレス化を進める必要を感じていない方
✓お客様のほとんどがキャッシュレス決済を利用してない場合
✓新規顧客をそこまで欲していない方

PayPayを利用する場合はどうしても「決済手数料」は発生してしまいます。

業界最安水準とはいえ0%ではありませんので、事業者側に負担がないわけではありません。

既存のお客様の利用で店舗運営は問題なく、お客様がキャッシュレス化を望んでいない場合は無理に導入する必要はありません。

一方で以下に該当する方にはPayPayの導入をおすすめします。

PayPayの導入がおすすめの方

✓決済手数料が安いキャッシュレス決済を導入したい方
✓キャッシュレス化が合わなかった時には解約をしたい方(解約手数料無料)
✓初期費用を抑えてキャッシュレス化を進めたい方
✓新規顧客を獲得したい方

PayPayは初期費用や月額利用料はなく、業界最安水準の決済手数料のみで利用できますので、事業者側の負担が少ないのが特徴です。

また最低契約期間や解約違約金など、解約時に費用が発生することや縛りもありませんので、気軽の気持ちでキャッシュレス化を試せるのも1つのメリットといえます。

PayPay側が開催するキャンペーンによって新規顧客を集めることができたり、既存顧客のアップセル、クロスセルなど売上げアップを期待することもできるでしょう。

最も導入しやすく、事業者に負担が少なく、運営側が積極的にキャンペーン等しているキャッシュレス決済ですので、ぜひ導入を検討してみてください。

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