stera pack(ステラパック)の導入を検討している方の中には、決済端末をレジから持ち運んで使いたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
特に飲食店やイベント出店では、次のような使い方ができると便利です。
- お客様のテーブルで会計する
- 店舗の外やテラス席で決済する
- 行列に並んでいるお客様の会計を先に済ませる
- キッチンカーやイベント会場で利用する
- 複数の売り場間で端末を移動させる
しかし、ステラパックで提供される決済端末「stera terminal standard」は、基本的にレジ横へ設置して使用する据え置き型の端末です。

結論からいうと、ステラパックの端末をコードレスで持ち運びながら使用することはできません。
いろは電源に接続しての利用となるため、持ち運びはできません
公式サイトでも、stera terminal standardは常時電源への接続が必要であり、電源につながっていない状態では利用できないと案内されています。
ただし、持ち運んで決済したい場合には、スマートフォンを決済端末にできる「stera tap(ステラタップ)」や、持ち運びに対応した「stera terminal light(ステラターミナルライト)」という選択肢があります。
本記事では、ステラパックの端末を持ち運べない理由と、テーブル会計や屋外決済を行いたい場合の対処方法を詳しく解説します。
先に選び方をまとめると、次のとおりです。
| 利用方法 | おすすめ |
|---|---|
| レジ横に固定して利用する | ステラパック |
| スマートフォンでタッチ決済を受け付ける | ステラタップ |
| 電子マネーやコード決済にも対応しながら持ち運ぶ | ステラターミナルライト |
ステラパックの料金や決済手数料、サービス全体のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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ステラパックの端末は持ち運びに対応していない


ステラパックを申し込むと、決済端末として「stera terminal standard」が貸与されます。
stera terminal standardは、クレジットカード、電子マネー、コード決済など30種類以上の決済方法に対応したオールインワン端末です。
レシートプリンターやお客様向けディスプレイも内蔵されており、レジ横での会計に必要な機能が1台にまとめられています。
一方で、端末にはバッテリーが内蔵されていません。
利用中は常に電源へ接続しておく必要があるため、スマートフォンやモバイル決済端末のように、店内を自由に持ち歩く使い方には対応していません。公式サイトでも、端末の持ち運びについて「常時電源接続必須」と案内されています。
ステラパックの端末は据え置き型
stera terminal standardの大きさと重さは、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 横幅 | 約108mm |
| 奥行き | 約266mm |
| 高さ | 約100mm |
| 重量 | 約956g |
| 電源 | ACアダプターによる常時接続 |
| 端末タイプ | 据え置き型 |
端末本体は約956gあり、ACアダプターと電源コードも接続する必要があります。
片手で持てないほど重いわけではありませんが、会計のたびにテーブルまで持ち運ぶことを前提にした設計ではありません。
三井住友カードの導入事例でも、stera packは据え置き型であり、充電忘れや置き忘れが発生しにくいことがメリットとして紹介されています。
ステラパックはWi-Fiに接続してもコードレスにはならない
stera terminal standardは、有線LANだけでなく無線LANにも対応しています。
そのため、「Wi-Fiにつなげば端末を持ち運べるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、Wi-Fiで省略できるのはLANケーブルだけです。
端末を動かすための電源は引き続き必要となるため、Wi-Fiへ接続しても完全なコードレスにはなりません。
ステラパックの公式サイトでは、端末の設置に光回線が必要とされており、通信の安定性やセキュリティの面から固定回線が推奨されています。
つまり、ステラパックの端末は、次のような形で使用することになります。
- レジ付近に端末を設置する
- 電源コンセントへ常時接続する
- 有線LANまたはWi-Fiでインターネットへ接続する
- お客様に端末の前でカードやスマートフォンをかざしてもらう
Wi-Fiに対応しているからといって、店内を自由に持ち運べるわけではない点に注意しましょう。



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店内で設置場所を移動させることはできる?
営業中に端末を持ち歩きながら決済することはできませんが、レジの配置変更などに伴い、端末の設置場所自体を変更することは可能です。
ただし、移動させる場合は、電源や通信ケーブルを一度取り外し、新しい設置場所で再接続する必要があります。
設置場所を変える場合は、次の条件を満たしているか確認しましょう。
- 電源コンセントが近くにある
- 安定した通信環境を用意できる
- お客様がカードや暗証番号を操作しやすい
- レシートを取り出しやすい
- 端末が落下しない安定した台がある
- 水や油がかかりにくい
「昼は店内、夜はテラス席」のように、営業時間中に何度も端末を移動させる運用は現実的ではありません。
同じ店舗内であっても頻繁に会計場所を変えたい場合は、ステラパックとは別に、持ち運べる決済手段を用意したほうが使いやすいでしょう。
ステラパックでテーブル会計はできる?
ステラパックのstera terminal standardを、コードレスで客席まで持っていくことはできません。
そのため、飲食店で一般的なテーブル会計を行う場合は、次のいずれかの方法を検討する必要があります。
レジまでお客様に来てもらう
最もシンプルなのは、会計時にお客様にレジまで来てもらう方法です。
店舗の出口付近にステラパックを設置しておけば、食事を終えたお客様が退店時に決済できます。
次のような店舗では、据え置き型でも大きな問題はないでしょう。
- カフェ
- ラーメン店
- 定食店
- 小規模な居酒屋
- 会計場所が決まっているレストラン
- 前払い方式の飲食店
ステラパックはレシートプリンターを内蔵しているため、レジで紙のレシートを渡す店舗には向いています。
ステラタップを追加する
テーブル会計を行いたい場合は、スマートフォンを決済端末として使えるステラタップを追加する方法があります。
ステラタップでは、対応するiPhoneやAndroid端末にアプリをインストールし、お客様のクレジットカードやスマートフォンをかざしてもらうことで決済できます。
専用の決済端末を客席まで持っていく必要がないため、店内を移動しながら会計する店舗と相性のよいサービスです。
すでにステラパックを契約している加盟店も、加盟店サービスWEBなどからステラタップを追加で申し込めます。契約時期やプランによって申込方法が異なる場合があります。
ただし、ステラタップで受け付けられるのは、非接触決済に対応したクレジットカードやデビットカード、スマートフォンなどによるタッチ決済です。
電子マネーやコード決済など、ステラパックと同じ決済方法をすべて利用できるわけではありません。stera tapのiPhone版は、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に対応しています。
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屋外イベントでステラパックは使える?
ステラパックのstera terminal standardは、屋外イベントや移動販売での使用には適していません。
端末を利用するには、少なくとも次の設備が必要です。
- 常時接続できる電源
- 安定したインターネット回線
- 端末を固定して置けるスペース
- 雨や直射日光を避けられる環境
電源と通信環境がある屋内の催事場などへ端末を移設することは物理的には考えられますが、ステラパックは登録した店舗へ据え置いて使うことを前提としたサービスです。
イベント会場や別の店舗へ持ち出して使用する場合は、契約上の利用場所についても確認が必要になります。
期間限定ショップやイベント出店、キッチンカーなどで継続的に利用する予定がある場合は、最初から持ち運びに対応した決済手段を選ぶほうが安心です。
持ち運びたい場合はステラタップかステラターミナルライト
ステラパックを持ち運びたいと考えている方は、どの決済方法まで必要なのかによって、ステラタップとステラターミナルライトから選ぶと分かりやすくなります。
タッチ決済だけでよければステラタップ
ステラタップは、手持ちのスマートフォンをクレジットカードのタッチ決済端末として利用するサービスです。
スマートフォンの通信回線またはWi-Fiを使用するため、ステラパックのような電源コードやLANケーブルは必要ありません。
次のような利用方法に向いています。
- 飲食店のテーブル会計
- 訪問サービス
- イベント出店
- 店頭の行列対策
- 店舗の外での商品販売
- ステラパックの予備決済手段
専用端末の購入や設置が必要なく、初期費用と月額利用料もかかりません。iPhone版は最短15分、Android版は最短5営業日で利用開始できると案内されています。
一方で、タッチ決済に対応していないカードや、電子マネー、コード決済を受け付けたい店舗には向いていません。
幅広い決済に対応するならステラターミナルライト
電子マネーやコード決済にも対応しながら端末を持ち運びたい場合は、stera terminal lightが選択肢となります。
ステラターミナルライトは、stera terminalシリーズで最小・最軽量となるモバイル型の決済端末です。
内蔵SIMとバッテリーを搭載しているため、Wi-Fiや電源へ常時接続しなくても利用できます。
公式サイトでは、次のような利用場面が想定されています。
- 飲食店のテーブル会計
- キッチンカー
- 催事場
- 屋外イベント
- レジスペースが狭い店舗
端末の重さは約190gで、クレジットカード、電子マネー、コード決済に対応します。紙のレシートが必要な場合は、オプションのプリンターを追加できます。
ただし、2026年8月時点の公式ページでは、申し込み方法について「別途案内予定」とされています。ステラパックの契約時に、stera terminal standardの代わりとして自由に選べる端末であるとは案内されていません。
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ステラパック・ステラタップ・ステラターミナルライトを比較
持ち運びやすさを中心に、3つのサービス・端末を比較しました。
| 比較項目 | ステラパック | ステラタップ | ステラターミナルライト |
|---|---|---|---|
| 使用する機器 | stera terminal standard | 対応スマートフォン | 専用モバイル端末 |
| 端末タイプ | 据え置き型 | スマートフォン型 | モバイル型 |
| 持ち運び | 不向き | 可能 | 可能 |
| バッテリー | 非搭載 | スマホのバッテリー | 内蔵 |
| 常時電源 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 通信 | 光回線・Wi-Fi | スマホ回線・Wi-Fi | 内蔵SIM |
| クレジットカード | 対応 | タッチ決済に対応 | 対応 |
| 電子マネー | 対応 | 非対応 | 対応 |
| コード決済 | 対応 | 非対応 | 対応 |
| 紙のレシート | 本体で発行 | 非対応 | オプション |
| 主な利用場所 | レジ横 | 店内・訪問先・イベント | 店内・屋外・イベント |
ステラパックは持ち運びには向いていませんが、対応する決済方法が多く、レシートプリンターも内蔵しています。
一方、ステラタップは導入しやすく持ち運びにも優れていますが、対応する決済方法がタッチ決済に限られます。
持ち運びやすさと対応決済数の両方を重視する場合は、ステラターミナルライトが候補となります。
一般的な店舗のレジで使うならステラパック
小売店、美容室、クリニック、飲食店など、会計場所がレジ周辺に固定されている場合はステラパックがおすすめです。
紙のレシートを本体から発行でき、クレジットカードから電子マネー、コード決済まで幅広く対応できます。
端末を毎日充電する必要がなく、紛失や置き忘れが起きにくい点も据え置き型のメリットです。
テーブル会計を補助的に行うならステラパックとステラタップ
通常はレジで会計し、一部のお客様だけテーブル会計を行う店舗には、ステラパックとステラタップの併用が向いています。
レジではステラパックを使用し、テーブル会計ではスマートフォンのステラタップを使用します。
ただし、ステラタップでは電子マネーやコード決済に対応できないため、テーブルで利用できる決済方法を事前に案内しておく必要があります。
すべての会計をテーブルで行うならステラターミナルライト
高級レストランや居酒屋など、基本的にすべての会計を客席で完結させたい場合は、幅広い決済に対応するステラターミナルライトが向いています。
クレジットカードだけでなく、電子マネーやコード決済も客席で受け付けられるため、レジへ移動してもらう必要がありません。
イベント出店が多いなら持ち運び対応端末
イベント、マルシェ、展示会、移動販売などで使用する場合は、ステラパックよりもステラタップまたはステラターミナルライトが適しています。
タッチ決済だけで問題なければステラタップ、電子マネーやコード決済も必要であればステラターミナルライトを検討しましょう。



ステラシリーズ以外の選択肢としてスクエアもおすすめ!スクエアは持ち運びできる端末でも用途にあわせて複数種類から端末を選べます


ステラパックの持ち運びに関するよくある質問
ステラパックは店内で持ち運べますか?
端末本体を移動させることはできますが、利用時には常時電源へ接続する必要があります。
会計のたびに客席まで持っていくような、コードレスでの持ち運びには対応していません。
Wi-Fiにつなげれば持ち運べますか?
Wi-Fiを利用すればLANケーブルは不要になりますが、電源コードは必要です。
Wi-Fiに接続しても、バッテリー式のモバイル端末にはなりません。
モバイルバッテリーで動かせますか?
公式には、stera terminal standardをモバイルバッテリーで動かす方法は案内されていません。
貸与端末であり、指定外の給電方法は故障や不具合につながる可能性があるため、ACアダプターを使用しましょう。
延長コードを使えばテーブル会計できますか?
延長コードを使用すれば電源を確保できる場合がありますが、お客様やスタッフがコードへ足を引っかける危険があります。
また、端末の落下や通信切断にもつながるため、日常的なテーブル会計の方法としてはおすすめできません。
ステラパックでモバイル端末を選べますか?
ステラパックで案内されている端末は、据え置き型のstera terminal standardです。
stera terminalシリーズにはモバイル型の端末もありますが、ステラパックの申し込み画面で自由に機種を選べるという意味ではありません。
ステラパックとステラタップは併用できますか?
ステラパックを契約中の加盟店は、ステラタップを追加で申し込めます。
ただし、契約した時期やプランによって申し込み方法が異なり、一部プランでは対象外となる場合があります。
ステラパックをイベント会場へ持ち出してもよいですか?
ステラパックは据え置き型の端末で、常時電源と安定した通信環境が必要です。
契約時に登録した店舗以外で使用する場合は、加盟店契約上の確認も必要になるため、事前にサポート窓口へ問い合わせましょう。
まとめ|ステラパックはレジへの据え置きが基本
ステラパックで提供されるstera terminal standardは、常時電源への接続が必要な据え置き型端末です。
そのため、スマートフォンやバッテリー式端末のように、店内や屋外を自由に持ち運ぶ使い方には対応していません。
利用方法別に選ぶと、次のようになります。
- レジ横で幅広い決済を受け付けたい
ステラパック - スマートフォンでタッチ決済を受け付けたい
ステラタップ - 電子マネーやコード決済にも対応しながら持ち運びたい
ステラターミナルライト
ステラパックは持ち運びには向いていない一方で、レシートプリンターを内蔵し、30種類以上の決済方法に1台で対応できる点が魅力です。
まずは、店舗で会計する場所を整理してみましょう。
レジでの会計が中心であればステラパック、テーブルや屋外での会計が中心であれば、ステラタップやステラターミナルライトを検討するのがおすすめです。



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