1台導入すればクレジットカードや電子マネーなど複数の決済方法に対応できることで人気のキャッシュレス決済サービスの中でも「Airペイ(エアペイ)」と「Square(Square)」は人気です。
当サイトで行ったキャッシュレス決済端末に関する調査でも、エアペイとスクエアは導入者数で1位と2位。
どちらもユーザー満足度が80%以上の人気端末でした。
いずれとも人気のキャッシュレス決済サービスなので、どちらかも導入しようと考えても迷ってしまう方もいると思います。
そこでこの記事ではエアペイとスクエアを比較し、それぞれどのような方におすすめかをまとめました。キャッシュレス決済導入の参考にしてください。
エアペイ、スクエア以外にスマレジ・PAYGATE、ステラパック、STORES決済、楽天ペイの6端末で比較したい方は以下の記事を参考にしてください。
→キャッシュレス決済端末おすすめを紹介
エアペイとスクエアを比較
まずは一覧表で比較しました。
サービス名 | Airペイ | Square |
---|---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド | 6ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay |
決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.25%~3.95% |
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) | 翌日振込み (手数料無料) |
導入までの日数 | 2週間程度 | 最短当日 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ |
月額費用 | 0円 | 0円 |
その他の特徴 | 無料のPOSレジ「Airレジ」と連携可能 | キャッシュレス端末を3種類から選べる |
詳細ページ | 公式サイトをみる | 公式サイトをみる |
エアペイとスクエアで違いがある要素について詳しく解説します。
対応決済数で選ぶならエアペイ
サービス名 | Airペイ | Square |
---|---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド | 6ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iDなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay |
詳細ページ | 公式サイトをみる | 公式サイトをみる |
電子マネーの対応ではエアペイとスクエアで違いはないものの、クレジットカードではエアペイが1ブランド多く対応(エアペイは「UnionPay」に対応)しています。
また大きな差がでるのは「QRコード決済への対応」です。昨今PayPayを始めとしてQRコード決済の普及は目覚ましいものがありますが、スクエアはPayPayのみにしか対応していません。一方でエアペイは複数種のQRコード決済にも対応しているので、多くの顧客の要望に応えることができます。
更にエアペイはAlipayやWechatPayに対応しているため、中国人のインバウンドにも対応したい場合はエアペイを選ぶほうがおすすめです。
できるかぎり多くの決済方法(特にQRコード決済)への対応を重視する場合はエアペイ
決済手数料で選ぶならエアペイ
エアペイとスクエアは初期費用、月額費用は無料で利用でき、利用には決済手数料のみが必要なキャッシュレス決済サービスですが、決済手数料は僅かながらエアペイのほうが安く、詳細は次の表のとおりです。
エアペイの決済手数料
クレジットカード | VISA・Mastercard・AMERICAN EXPRESS | 3.24% | |
クレジットカード | JCB・Dinners・Discover・UnionPay | 3.74% | |
電子マネー | Suica・PASMO・TOICA・manaca・ICOCAなど交通系IC | 3.24% | |
電子マネー | Apple Pay・iD・QUICPay | 3.74% | |
QRコード | d払い・PayPay・au Pay・Alipay+・WeChat Payなど | 3.24% |
スクエアの決済手数料
種別 | 決済サービス例 | 決済手数料 |
クレジットカード | VISA・Mastercard・AMERICAN EXPRESS・Dinners、Discover | 3.25% |
クレジットカード | JCB | 3.95% |
電子マネー | Suica・PASMO・TOICA・manaca・ICOCAなど交通系IC | 3.25% |
電子マネー | Apple Pay・iD・QUICPay | 3.75% |
QRコード | PayPay | 3.25% |
上記の表からも分かるとおり、電子マネー、QRコード決済に関してはエアペイのほうが安くなります。またクレジットカードの中で日本国内では利用者が多い「JCB」、世界的にみて大きなシェアを誇る「VISA」「Mastercard」、「AMERICAN EXPRESS」もエアペイのほうが手数料が安くなります。
一方でDinners、Discoverについてスクエアのほうが手数料が安いです。
決済手数料の安さで選ぶならエアペイ。特にエアペイはユーザー数が多いブランドでスクエアよりも手数料が安い
[関連記事]エアペイの決済手数料は高い?導入費用など解説
入金サイクルで選ぶならスクエア
エアペイは月に最大6回の入金のところ、スクエアは翌日入金に対応。昨日の決済分が翌日には入金されるのは大きな魅力です。
両者ともに振込手数料が無料と言う点も優れています。
※エアペイはみずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の場合に月6回、その他の銀行の場合は月3回
※スクエアはみずほ銀行、三井住友銀行の場合に翌日入金、その他の銀行の場合は毎週水曜締めの金曜振込
入金サイクルの早さで選ぶならスクエア
導入までの早さはスクエア
サービス名 | Airペイ | Square |
---|---|---|
導入までの日数 | 2週間程度 | 最短当日 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ |
月額費用 | 0円 | 0円 |
その他の特徴 | 無料のPOSレジ「Airレジ」と連携可能 | キャッシュレス端末を3種類から選べる |
詳細ページ | 公式サイトをみる | 公式サイトをみる |
申込みから導入までの期間で比較すると、エアペイは2週間程度、スクエアは最短当日とスクエアのほうが圧倒的に早く利用を開始できます。
スクエアに関してはメールアドレス等を以下のフォームに入力するのみで審査が開始されるため、導入までがスムーズです。
エアペイの導入までの期間が長過ぎるというわけではありませんが、できる限り早く導入したいということであればスクエアをおすすめします。
早く導入したいならスクエア
初期費用を抑えたいならエアペイ
エアペイ、スクエアともに契約費用等の初期費用は発生しないため、クレジットカード等を読み込むための決済リーダーを用意すれば利用ができます。
この決済リーダーに関して、エアペイは「決済リーダー+iPad」を無料で提供するキャンペーンを実施中。つまり0円でキャッシュレス決済端末の導入が可能です。
一方でスクエアは、時々キャンペーンをやるものの、端末料金が0円ということはほとんどありません。しかしながらスクエアは決済リーダーが3種類用意されており、店舗での使い方にあわせて必要なものを選べるのは優れた部分です。
種類 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareターミナル |
端末 | |||
本体価格 | 7,980円 | 29,980円 | 46,980円 |
タイプ | ・スマホ、タブレット連動 ・モバイル型 | ・iPad連動型 ・据え置き型 | ・オールイン型 ・モバイル型 |
レシート対応 | 別途機械購入 | 別途機械購入 | 端末に内蔵 |
ポイント | 端末価格がSquare端末の中で最安なので、予算を抑えてキャッシュレス端末を導入できる | Squareスタンド1台でPOSレジとキャッシュレス決済の対応可能。キャッシュドロワーやプリンターなどで拡張可能で理想のレジを作れる | 1台でキャッシュレス決済、POS機能、レシート発行にすべて対応可能。最もコスパよくPOS機能まで導入できる端末 |
公式サイト | Square リーダーページ | Square スタンドページ | Square ターミナルページ |
例えばレシート発行まで1台の端末で対応したい場合はスクエアターミナル、レジのように据え置きで使いたい場合はスクエアスタンド、持ち運んでテーブル会計をしたい場合はスクエアリーダーと言った形で選べるので、導入後は使いやすくストレスが少ないです。
スクエアの端末の選び方特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
・初期費用をできるかぎり抑えたい方はエアペイ
・初期費用がかかっても好きな端末を選びたい方はスクエア
参考:エアペイとスクエアを導入した理由
比較とは少し離れますが、実際に導入している方が、どのような理由でエアペイやスクエアを導入しているのか?
当サイトでアンケートを取ってみましたので、それぞれ情報をまとめました。
エアペイの導入理由をみる
スクエアの導入理由をみる
【まとめ】エアペイとスクエアはこんな方におすすめ
ここまで決済対応数、決済手数料、入金サイクル、初期費用などで比較してきた結果として、それぞれどのような方におすすめかをまとめると次のとおりとなります。
エアペイは初期費用や決済手数料など「安さ」を重視する方、スクエアは入金サイクルや導入までの期間の「早さ」を重視する方におすすめできる端末と言えます。
いずれとも導入後の満足度は高いキャッシュレス決済サービスですので、要望にあわせて選んでみてください。
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