昨今、キャッシュレス化は加速してきており、多くの方にとって身近なサービスとなっています。
現金を持ち歩かない方も増えている状況もありますので、イベント出店の際にもキャッシュレス対応しなければと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではイベント出店者向けに、キャッシュレス決済サービスの選び方やおすすめキャッシュレス決済サービスを紹介しています。
イベント出店でのキャッシュレス決済の選び方
ここではイベント出店者がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際に失敗しないように、選び方を紹介します。
イベント出店時のキャッシュレス決済で重視すべきポイントは以下の3点です。
それぞれ詳しく紹介します。
導入費用と月額費用を確認する
導入費用が高ければそもそも導入するのが難しくなってしまいますし、月額費用がかかる場合はイベント出店していない期間も費用が発生してしまうので、導入費用と月額費用はイベント出店時のキャッシュレス決済導入には大切です。
特に月額費用がかかるものは負担が大きいので避けるのがベターです。
以下は、この記事でおすすめしているキャッシュレス決済サービスの導入費用と月額費用の一覧です。
サービス名 | Airペイ | Square | PayPay |
---|---|---|---|
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ (4,980円~) | 0円 |
別途用意が必要なもの | iPhoneまたはiPad | スマホorタブレット | スマホorタブレット |
月額費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://paypay.ne.jp/store/ |
上記の3つのサービスはすべて月額費用0円で導入できます。
ただし、スクエアのみは決済端末を自分で用意する必要があるため、その分だけ料金がかかります。
エアペイとペイペイに関しては、キャッシュレス決済対応に必要な道具すべてが提供されるので、初期費用は完全に0円ですので、導入しやすいサービスといえます。
導入までの期間を確認する
キャッシュレス決済はどのサービスを選んでも審査が必要となりますので、申込みしてすぐに使えるものではありません。
そのためイベント出店の日程に間に合わえるには、導入までの期間を確認し余裕をもって申込みする必要があります。
サービス名 | Airペイ | Square | PayPay |
---|---|---|---|
導入までの期間 | 2週間程度 | 最短当日 | 1週間程度 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://paypay.ne.jp/store/ |
上記3つのサービスはいずれのサービスも導入までの期間が短めです。
中でもスクエアに関しては申込み後、最短15分で審査が完了することもあるスピード感ですので、最も早く導入できるキャッシュレス決済サービスです。
したがって時間が無い場合はスクエアの導入がおすすめです。
ペイペイも1週間程度となっていますが、店舗を持っていない方の場合はもう少し時間がかかる場合が多いですので、なるべく早く申込みをするようにしましょう。
個人事業や店舗なしの方がペイペイに申込みする際の注意点などは以下の記事で詳しく紹介しています。
イベントに来る方の属性を捉える
キャッシュレス決済は、クレジットカードは高額決済に使われやすい、電子マネーは安価な買い物で利用されやすい、QRコードは安価なものから数万円程度の買い物まで使われている。など、それぞれよく使われているシーンが異なります。
そのため、イベント出店時は出品するアイテムの値段帯によって対応すべきキャッシュレス決済を考える必要があります。
また中国人(インバウンド観光客)の方の来客が多く想定される場合は、Alipay/WeChat PayなどのQRコード決済に対応しておくことでスムーズに会計の対応ができます。
幅広い決済に対応しておくことで売り逃しを防ぐことができますので、なるべく多くの種類の決済に対応できるサービスを選ぶのがおすすめです。
イベント出店におすすめはキャッシュレス決済代行サービス
イベント出店者のキャッシュレス決済の選び方でも紹介したように、イベント出店時はなるべく多くのキャッシュレス決済に対応しておいたほうが売り逃しがなくなるのでおすすめです。
しかしながら複数の決済手段を個別で申込みし導入するのは申込み手続きも、売上の管理も煩雑になってしまうのでおすすめできません。
そこでおすすめするのが「キャッシュレス決済代行サービス」の導入です。
キャッシュレス決済代行サービスとは、Airペイやスクエア、STORES決済などのサービスがあり、1つのサービスを導入するだけで複数の決済に対応できるサービスです。
決済手数料も高くなく、売上も一元管理できるサービスということもあり、個人事業主や中小規模の店舗での導入が増えている人気サービスです。
キャッシュレス決済代行サービスといっても複数のサービスが存在しますが、イベント出店者におすすめのサービスが「Airペイ(エアペイ)」と「Square(スクエア)」です。
それぞれのサービスについて詳細とおすすめの方を紹介していきます。
Airペイ(エアペイ)
サービス名 | Airペイ |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー、ApplePay QuicPay、iDなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~3.74% |
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) |
導入までの日数 | 2週間程度 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | カードリーダー |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ |
エアペイがおすすめの方
✓バランスの良いキャッシュレス決済端末を導入したい方
✓なるべく多くの種類の決済に対応したい方
✓0円でキャッシュレス決済を導入し、月額利用料も0円にしたい方
エアペイは1つのサービスを導入するだけで56種類以上の決済に対応できるサービスです。
初期費用、月額利用料は無料、決済手数料だけで使えるものの、決済手数料も業界最安値ということもあり、最も人気のキャッシュレス決済サービスの1つです。
導入までの期間は2週間程度と早くも遅くもありませんが、全体的にバランスがよいサービスです、迷ったらエアペイと考えれば失敗はありません。
イベント出店が今週末ということでなく、導入までの期間に問題がなければエアペイを選ぶのがおすすめです。
エアペイの導入検討にあたりエアペイの評判を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。当サイトで独自に行なったアンケートデータ等をまとめています。
Square(スクエア)
サービス名 | Square |
---|---|
クレジットカード対応 | 6ブランド |
電子マネー対応 | なし |
QRコード決済対応 | PayPay |
決済手数料 | 3.25%~3.95% |
入金サイクル | 翌日振込み (手数料無料) |
導入までの日数 | 最短当日 |
導入費用 | 決済端末料金のみ |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | 3種類から選べる |
解説ページ | 詳細を見る |
公式サイト | https://squareup.com/jp/ja |
スクエアがおすすめの方
✓入金サイクルの早さを重視したい方
✓なるべく早くキャッシュレス決済を導入したい方
✓月額利用料無料のサービスを利用したい方
スクエアは月額利用料を無料で利用でき、翌営業日入金に対応、最短当日に審査が完了するキャッシュレス決済端末です。
他のどのキャッシュレス決済端末よりも早く導入でき、入金サイクルも最速ですので、「早さ」を重視する方におすすめのサービスと言えます。
電子マネー決済には非対応ですが、その他主要決済サービスには対応していますので、決して使いづらいということはありません。
また個人的にはエアペイよりも見た目が優れており、スマートに見える点も高評価な点です。
スピードや見た目を重視する方はスクエアを選んでみてはいかがでしょうか。
導入前にスクエアの評判を確認したい方は以下の記事を参考にしてください。当サイトで独自に取得したアンケートデータなどをまとめています。
場合によってはPayPayのみもおすすめ!
なるべく多くのキャッシュレス決済方法に対応するのがおすすめですが、
✓あまり高額な商品を扱わない場合
✓インバウンドは特に想定していない場合
✓キャッシュレスには対応したいが、なるべく決済手数料を抑えたい場合
このような場合はPayPayだけを導入するのもおすすめです。
PayPayの基本的な情報は次のとおりです。
サービス名 | PayPay |
---|---|
初期費用 | 0円 |
決済システム利用料 (決済手数料) | 1.60%/1.98% |
入金サイクル | 月に1回 (早期振込サービスあり) |
サポート | 24時間365日 |
導入前の期間 | 1週間程度 |
解約時の違約金 | なし |
公式サイト | https://paypay.ne.jp/store/ |
PayPayも初期費用や月額利用料無料で利用できるサービスなので使い続けやすいサービスといえます。
そして最大の特徴は決済手数料が安いことです。
Airペイやスクエアといったキャッシュレス決済代行サービスの場合は3%程度の決済手数料がかかりますが、PayPayは1.60%または1.98%で利用できます。(月額利用料無料で使う場合は1.98%)
PayPayは2023年度の取り扱い金額が10兆円を超すなど、利用者数が伸び続けているサービスですので、PayPayだけでも導入しておけば多くの方の決済に対応できます。
導入までのハードルも低く、使いやすいサービスですので、決済手数料を抑えたい方は検討してみてください。
イベント出店でキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット
ここではイベント出店でキャッシュレス決済を導入するメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
メリットがデメリットを上回ると感じたら導入をすすめてみてください。
メリット
まずはキャッシュレス決済を導入するメリットから紹介します。
運営がスムーズになる
キャッシュレス決済端末を導入しキャッシュレスでの決済がメインになると、釣り銭の用意や交換が不要になると同時に、売上金の管理などもデータがすべて残るようになるので楽になります。
会計にかかる時間も減らすことができるため、イベント出店時に運営がスムーズになります。
また売上が一括で管理されるため、管理の手間が省けるのも嬉しい点です。
売り逃しを防げる
昨今は現金を持ち歩かない人も増えているため、現金のみの対応だとせっかく欲しい商品だと思ってもらえたとしても購入ができません。
せっかくの売上のチャンスを逃してしまうのは本当にもったいないことです。
キャッシュレス決済に対応するだけで、売り逃しの可能性は避けることができるので、これだけでも導入の価値はあるのではないでしょうか。
デメリットは決済手数料
キャッシュレス決済を導入する唯一のデメリットは決済手数料が発生することです。
多くのサービスでは3%程度の手数料が発生するので、その分利益が減ってしまいます。
しかしながら銀行に行く手間や両替の手数料など時間や費用を抑えられる点もありますので、大きくない手数料と捉えることもできます。
キャッシュレスに対応しイベント出店を成功させよう!
ここまでイベント出店時のキャッシュレス決済の選び方、おすすめサービス、メリット・デメリットなど紹介してきましたが、キャッシュレス決済の浸透が加速する現代においてキャッシュレスへの対応は運営者には欠かせない動きと言えます。
導入や対応というと面倒なイメージもありますが、エアペイなどのキャッシュレス決済代行サービスを利用すれば、1つのサービスの導入で56種類以上の決済に対応でき、決済手数料のみで利用ができますので、実は簡単にキャッシュレス導入ができます。
手続きに必要な書類も多くなく、申込みフォームにのっとり入力していけば簡単に審査まで進め、導入まで進めることができます。
この記事で紹介した内容を参考に、自分にあったキャッシュレス決済対応方法を選び、導入をしてみてください。
なにか不明点等ございましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
イベントの成功を祈っております。
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