STORES 決済を導入するとき、決済手数料と合わせて確認しておきたいのが売上金の入金方法と入金サイクルです。
キャッシュレス決済では、お客様が支払ったお金がその場で店舗の銀行口座へ入るわけではありません。決済サービスごとに決められた方法で、後日登録口座へ振り込まれます。
STORES 決済では、入金方法を「手動入金」と「自動入金」の2種類から選択できます。2026年8月現在、初期設定は手動入金です。
それぞれ、次のような方に向いています。
- 売上をなるべく早く受け取りたいなら手動入金
- 必要なタイミングで売上を引き出したいなら手動入金
- 振込依頼の操作をしたくないなら自動入金
- 振込手数料を確実に0円にしたいなら自動入金
- 毎月決まった日にまとめて入金してほしいなら自動入金
特に手動入金では、決済日の翌日6時から振込依頼ができ、依頼後1~2営業日程度で登録口座へ入金されます。STORES公式では「決済日から最短翌々日」と案内しています。
一方、自動入金なら月末までの売上が翌月20日に自動で振り込まれ、売上金額にかかわらず振込手数料は無料です。
先に違いをまとめると、次のとおりです。
| 比較 | 手動入金 | 自動入金 |
|---|---|---|
| 初期設定 | ○ | 変更が必要 |
| 入金タイミング | 振込依頼後1~2営業日程度 | 翌月20日 |
| 最短 | 決済日から最短翌々日 | 月末締め翌月20日 |
| 振込操作 | 必要 | 不要 |
| 10万円以上の振込手数料 | 0円 | 0円 |
| 10万円未満の振込手数料 | 200円 | 0円 |
| 向いている人 | 入金スピード重視 | 手間・手数料重視 |
上記の入金サイクルはフリープラン・スタンダードプランのどちらでも利用でき、登録金融機関によって振込手数料の条件が変わることもありません。
この記事では、STORES 決済の入金方法、振込までの日数、振込手数料、設定変更方法などを詳しく解説します。
STORES決済の入金方法は「手動入金」と「自動入金」の2種類
STORES 決済では、キャッシュレス売上を登録した銀行口座へ受け取る方法として「手動入金」と「自動入金」が用意されています。どちらも国内すべての金融機関に対応しています。
どちらが上位プランというわけではなく、店舗の資金繰りや入金頻度に合わせて選択する仕組みです。
手動入金は好きなタイミングで振込依頼できる
手動入金は、貯まった売上金について店舗側が「振込依頼」を行うことで、登録口座へ振り込んでもらう方法です。
STORES 決済の初期設定はこちらの手動入金になっています。
売上が発生した翌日の6時から振込依頼が可能となり、振込依頼の完了後、翌1~2営業日程度で登録口座へ入金されます。
つまり、毎月決められた日まで待つ必要はありません。
例えば仕入れ代金や給与の支払いが近づいている場合に、貯まっているキャッシュレス売上を早めに口座へ移すといった使い方ができます。
自動入金は毎月20日に自動で振り込まれる
自動入金は、振込依頼をしなくても、毎月決まったスケジュールで売上金が登録口座へ振り込まれる方法です。
月末までに発生した売上は翌月10日に入金額が確定し、翌月20日に振り込まれます。20日が土日祝日の場合は翌営業日の入金です。
手動入金より受け取りまでの期間は長くなりますが、振込操作が不要で、振込手数料も売上金額にかかわらず無料です。
「毎月1回まとめて売上を受け取れれば問題ない」という店舗なら、自動入金のほうが管理しやすいでしょう。
いろは資金繰りに余裕がある場合は手数料が無料になる自動入金がおすすめです
STORES決済の入金サイクルは最短翌々日
「STORES 決済は売上から何日で入金される?」という点を重視するなら、手動入金を利用します。
2026年8月現在、STORES公式では手動入金について決済日から最短翌々日の入金が可能と案内しています。
ただし、「決済したら自動的に翌々日に振り込まれる」という意味ではありません。店舗側で振込依頼を行う必要があります。
売上の翌日6時から振込依頼できる
例えば月曜日にSTORES 決済で売上が発生した場合、その売上は火曜日の朝6時以降に振込依頼できるようになります。
振込依頼を行ったあと、通常は翌1~2営業日程度で登録口座へ入金されます。
イメージとしては次のようになります。
| タイミング | 内容 |
|---|---|
| 月曜日 | STORES 決済で売上発生 |
| 火曜日6時以降 | 振込依頼が可能 |
| 水~木曜日ごろ | 登録口座へ入金 |
実際の着金日時は金融機関の処理状況によって異なる場合があります。また、STORESのセキュリティ規定に基づく調査が必要になった場合は、調査が完了するまで入金が停止されることがあります。
土日祝日を挟むと入金は遅くなる
手動入金は毎日6時~23時59分まで振込依頼を行えますが、銀行への実際の入金は営業日の影響を受けます。STORES公式では、土日祝日を挟む場合は休み明けから2営業日以内の入金になると案内しています。
例えば金曜日の売上について土曜日に振込依頼を行ったとしても、土曜日から1~2日で必ず着金するわけではありません。
資金繰りの予定を立てる場合は、ゴールデンウィークや年末年始など金融機関の休業日も考慮しておきましょう。
手動入金の振込手数料は10万円以上なら無料
STORES 決済では、手動入金を利用する場合、振込依頼する売上金額によって振込手数料が変わります。
売上合計10万円以上なら無料ですが、10万円未満の場合は1回200円の振込手数料がかかります。金融機関による違いはありません。
10万円未満で何度も振り込むとコストが増える
例えば5万円ずつ月4回手動入金すれば、振込手数料だけで月800円、年間では9,600円になります。
一方、10万円以上まで売上をまとめてから振込依頼すれば振込手数料は無料です。自動入金を利用した場合も金額に関係なく無料となります。
そのため手動入金を利用するなら、急ぎでなければ10万円以上まで貯めてから振込依頼するという方法がコストを抑えやすいでしょう。
振込依頼は1,000円以上から
手動入金には最低金額もあります。
振込依頼できるのは、入金可能な売上合計が1,000円以上になってからです。また、一度実行した振込依頼をキャンセルすることはできません。受付時間は毎日6時~23時59分となっています。
例えば売上残高が800円しかない状態では、手動入金による振込依頼はできません。
自動入金なら振込手数料は完全無料
振込手数料を気にしたくない場合は、自動入金が分かりやすいでしょう。
自動入金では入金額が10万円未満でも振込手数料はかかりません。ただし、入金されるのは原則として月1回です。
月末締め・翌月20日入金
自動入金では、月末までに発生した売上をまとめ、翌月10日に金額が確定します。
その後、翌月20日に登録口座へ振り込まれます。20日が土日祝日の場合は翌営業日です。
例えば8月1日~31日までに発生した対象売上は、9月10日に入金額が確定し、9月20日に振り込まれる流れです。
月初の売上については入金まで1か月以上待つことになるため、短い入金サイクルを求める店舗には手動入金のほうが向いています。
自動入金にしておけば振込操作を忘れない
自動入金では、店舗側が毎月管理画面を開いて振込依頼する必要がありません。
毎月決められたスケジュールで入金されるため、入金作業をできるだけ減らしたい店舗に向いています。
特にキャッシュレス売上が少なく、毎回10万円未満で手動入金するような店舗なら、自動入金にすることで200円の振込手数料を避けられます。
STORES決済は手動入金と自動入金のどちらがおすすめ?
どちらが必ずお得というわけではありません。
判断基準になるのは、売上金をどれくらい早く必要とするかと振込手数料をどこまで重視するかです。



入金に関して「何を重視するか」によって手動か自動かを選びましょう
| 店舗の状況 | おすすめ |
|---|---|
| 入金スピードを重視 | 手動入金 |
| 仕入れ資金を早く回収したい | 手動入金 |
| 月10万円以上まとめて振り込める | 手動入金 |
| キャッシュレス売上が少ない | 自動入金 |
| 振込手数料を0円にしたい | 自動入金 |
| 振込操作をしたくない | 自動入金 |
| 毎月決まった日に入金したい | 自動入金 |
STORES公式も、手動入金のメリットを「着金までのサイクルが短い」「任意のタイミングで振込依頼できる」、自動入金のメリットを「毎月決まったサイクル」「振込依頼操作が不要」と整理しています。
飲食店など資金回転を重視するなら手動入金
飲食店では食材や酒類の仕入れが頻繁に発生します。
例えば週末のキャッシュレス売上を翌週の仕入れ資金へ回したい場合、翌月20日まで待つ自動入金より、必要なときに依頼できる手動入金のほうが使いやすいでしょう。
特に1回の振込額が10万円を超える店舗なら、手動入金でも振込手数料は無料です。
小規模店舗で売上が少ないなら自動入金
キャッシュレス売上が月数万円程度なら、自動入金をおすすめします。
例えば毎月5万円の売上を手動入金すると、そのたびに200円の手数料がかかります。
自動入金なら5万円でも3万円でも振込手数料は無料なので、入金スピードを重視しないのであれば余計なコストを抑えられます。
経理をシンプルにしたいなら自動入金
入金日を毎月ある程度固定したい事業者にも自動入金が向いています。
月末締め・翌月20日というサイクルになるため、「キャッシュレス売上は毎月20日前後に入る」と把握しやすくなります。
振込回数が少なくなることで、銀行口座の入金明細と売上を照合する作業もまとめやすくなるでしょう。
STORES決済で手動入金・自動入金する方法
STORES 決済の初期設定は手動入金なので、設定変更を行っていなければ、売上が貯まった段階で振込依頼できます。
振込依頼はSTORES 決済アプリまたはWeb管理画面から行えます。
アプリから振込依頼する場合は、金額入力画面左上のショップアイコンから「入金」を開き、「振込依頼」を選択して内容を確認したうえで実行する流れです。実行後は入金履歴画面から処理状況を確認できます。
振込依頼できる時間は毎日6時~23時59分です。
深夜0時~5時59分は操作できないため、営業終了後に売上を振り込みたい深夜営業店舗などは注意しましょう。
アプリだけではなく、Web管理画面からも振込依頼できます。
STORES管理画面では表示形式によってメニュー位置が異なりますが、「入金」から未入金残高を確認し、対象売上の振込依頼を実行できます。
店舗のパソコンで経理作業を行っている場合は、Web管理画面から処理するほうが分かりやすいでしょう。
自動入金への変更方法
「毎回振込依頼するのが面倒」「200円の振込手数料を払いたくない」という場合は、自動入金へ変更できます。
アプリまたはWeb管理画面から設定を変更可能です。
STORES 決済アプリでは、金額入力画面左上のショップアイコンを開き、「設定」から自動入金の切替ボタンをオンにします。
一度設定すれば、その後は毎回振込依頼する必要はありません。
ただし、その月の売上を翌月20日の自動入金対象にするには、前月末日までに自動入金へ設定してあることが前提とされています。切り替えるタイミングには注意しましょう。
STORES決済の売上金は一部だけ振り込める?
「売上が30万円貯まっているけれど、とりあえず10万円だけ振り込みたい」
と考えることもあるでしょう。
STORES 決済では、日付や金額を指定して売上金の一部だけを入金することはできません。
手動入金すると入金可能な売上がまとめて振り込まれる
手動入金で振込依頼を実行すると、その時点で入金可能となっている売上がまとめて振り込まれます。
そのため、「今月前半の売上だけ」「20万円のうち10万円だけ」といった指定はできません。
資金管理上、一部だけを手元へ移したい場合でも、STORES 決済側では金額を細かく指定できない点を覚えておきましょう。
入金額が売上金と違うのはなぜ?
STORES 決済の管理画面で確認した売上と、実際に銀行口座へ振り込まれた金額が一致しない場合があります。
必ずしも入金トラブルとは限らず、決済手数料や振込手数料などが差し引かれている可能性があります。
決済手数料が差し引かれる
STORES 決済では、決済が行われるたびにブランドや契約プランに応じた加盟店手数料が発生します。
銀行口座へ入るのは、基本的にこうした手数料などを反映した金額です。入金額と総売上をそのまま比較すると差が出るため、入金明細の内訳まで確認しましょう。
STORES 決済の料金・決済手数料については別記事で詳しく解説しています。


手動入金10万円未満なら200円が引かれる
手動入金で振込対象額が10万円未満の場合は、200円の振込手数料が差し引かれます。
例えば入金対象となる金額が50,000円で、ほかに調整がない場合でも、振込手数料の影響で銀行への着金額はそのまま50,000円にはなりません。
自動入金の場合、この振込手数料は発生しません。
返金や取消が反映されていることもある
過去の決済について売上取消や返品を行った場合、その金額が直近の締めで売上から相殺され、次回入金へ反映されることがあります。
「思ったより入金が少ない」という場合は、直近に返品・取消処理を行っていないかも確認しましょう。
STORES決済の入金履歴を確認する方法
入金された金額や今後の入金状況は、STORESのWeb管理画面から確認できます。
入金履歴では振込金額だけでなく、各入金に含まれる売上の内訳や処理状況も確認でき、CSVファイルとして出力することも可能です。
入金ステータスも確認できる
入金履歴には、処理状況に応じて「準備中」「手続き完了」「入金失敗」などのステータスが表示されます。
手動入金で「手続き完了」となった場合、正常に処理が進めば最短翌営業日に登録口座へ入金されます。
自動入金の場合は毎月10日に金額が確定して手続き完了となり、実際の入金は20日です。
「入金失敗」と表示されたら口座情報を確認
登録口座情報に不備があるなどの理由で送金処理に失敗すると、「入金失敗」と表示されます。
この場合、登録しているメールアドレスにも案内が送られるため、銀行口座情報を確認・修正しましょう。
「STORESから振り込まれていない」と感じた場合は、まずWeb管理画面の入金履歴を見ると原因を確認しやすくなります。
STORES決済の入金サイクルを他社と比べると速い?
STORES 決済の「決済日から最短翌々日」という入金スピードは、資金回収を重視する店舗でも使いやすい水準です。
ただし、他社では登録銀行によって翌営業日入金になったり、逆に月数回の固定入金になったりするため、単純に入金日だけで優劣を決める必要はありません。
STORES決済は銀行を選ばず短いサイクルを利用できるのが特徴
STORES 決済では、どの国内金融機関を登録しても手動入金の仕組みを利用できます。
そのため、
- 今使っている事業用口座を変更したくない
- 地元の信用金庫へ入金してほしい
という店舗でも使いやすいでしょう。
一方、10万円未満の手動入金には200円の手数料が発生します。
キャッシュレス決済サービス全体の入金サイクルや手数料を比較したい場合は、キャッシュレス決済サービスの手数料を比較を参考にしてください。


STORES決済の入金方法に関するよくある質問
STORES 決済は手動と自動の2方式があるため、初めて利用すると「いつ入るのか」「操作が必要なのか」が分かりにくい部分があります。
特に間違えやすいポイントをまとめます。
STORES決済はいつ入金されますか?
手動入金なら、売上発生の翌日6時以降に振込依頼でき、依頼完了から翌1~2営業日程度で入金されます。決済日から最短翌々日の入金が可能です。
自動入金の場合は月末締め、翌月20日入金です。20日が土日祝日なら翌営業日に振り込まれます。
STORES決済は毎日入金できますか?
手動入金では、条件を満たしていれば毎日振込依頼を行うこと自体は可能です。振込依頼の受付時間は毎日6時~23時59分です。
ただし、10万円未満の振込依頼には1回200円かかるため、少額を毎日入金すると手数料負担が増えます。
STORES決済の振込手数料はいくら?
手動入金では、振込対象額10万円以上なら0円、10万円未満なら200円です。
自動入金では金額にかかわらず0円です。
手動入金と自動入金は途中で変更できますか?
変更できます。
STORES 決済アプリまたはWeb管理画面から入金方法を設定できます。自動入金へ変更する場合、その月の売上を翌月20日の自動入金対象にするには前月末日までの設定が必要です。
入金先にゆうちょ銀行は使えますか?
STORES 決済は国内すべての金融機関に対応すると案内しています。銀行によって入金サイクルや振込手数料の条件が変わることもありません。
実際の着金時間は金融機関側のスケジュールによって異なる場合があります。
一部の売上だけ振り込めますか?
できません。
日付や金額を指定して一部だけ入金する仕組みはなく、手動入金で振込依頼すると、その時点で入金可能な売上がまとめて振り込まれます。
STORES決済の入金がない場合はどうすればいい?
まずSTORESのWeb管理画面から入金履歴を確認しましょう。
入金処理に問題がある場合は「入金失敗」と表示されることがあり、登録口座情報の不備などが原因の場合は修正が必要です。
まとめ|入金の早さなら手動、手数料と手間を抑えるなら自動がおすすめ
STORES 決済では、「手動入金」と「自動入金」の2つから売上の受け取り方を選べます。初期設定は手動入金です。
大きな違いをもう一度整理すると、次のとおりです。
| 比較 | 手動入金 | 自動入金 |
|---|---|---|
| 入金サイクル | 振込依頼後1~2営業日程度 | 月末締め翌月20日 |
| 最短入金 | 決済日から最短翌々日 | 翌月20日 |
| 振込操作 | 必要 | 不要 |
| 10万円以上 | 無料 | 無料 |
| 10万円未満 | 200円 | 無料 |
| おすすめ | 資金繰り重視 | 手間・コスト重視 |
現在の入金条件はフリープラン・スタンダードプランで共通して利用でき、国内すべての金融機関へ対応しています。
そのため、選び方としては、
- 売上金をできるだけ早く受け取りたい店舗→ 手動入金
- 振込金額を10万円以上にまとめられる店舗→ 手動入金
- 少額のキャッシュレス売上が中心の店舗→ 自動入金
- 経理処理をできるだけ自動化したい店舗→ 自動入金
と考えると分かりやすいでしょう。
特にSTORES 決済は、手動入金なら決済日の翌日6時から振込依頼でき、最短翌々日に入金できる点が特徴です。一方、自動入金へ変更すれば、毎月20日に自動入金され、振込手数料も完全無料にできます。
自店のキャッシュレス売上額と資金繰りのタイミングを考え、どちらの入金方法が使いやすいか選びましょう。

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