これまで個人タクシーでキャッシュレス決済に対応しようと思うと、タクシー専用の決済端末を導入が基本でした。しかしタクシー専用のものは導入費用が高かったり、決済手数料が高かったりと導入を躊躇してしまうものも少なくありません。
そこでおすすめなのが「キャッシュレス決済端末サービス」です。
個人事業や中小規模で営む店舗やイベント出店で人気を集めているサービスで、導入費用が安く、決済手数料も3.24%程度で利用することができます。
このキャッシュレス決済端末サービスは個人タクシーでも導入可能のため、導入費用や決済手数料を抑えて利用できます。
ただし、個人タクシーでの利用の場合は対応できない決済がある場合もありますので、この記事では個人タクシーでのキャッシュレス決済端末の選び方、個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末を紹介していきます。
キャッシュレス決済導入時の参考にしてください。
↓個人タクシーにおすすめのサービスはこちら↓
個人タクシーでの決済端末の選び方
個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末を紹介する前に、個人タクシーの場合どのようにキャッシュレス決済端末を選べばいいのかを紹介します。
個人タクシーの場合は以下の3点を確認しながらキャッシュレス決済端末を選ぶのがおすすめです。
それぞれ詳しく紹介します。
導入費用と月額利用料を確認する
個人タクシーでキャッシュレス決済端末を選ぶ際には、まずは導入時にかかる費用と月額料金を確認します。
以下はこの後のおすすめで紹介している3サービスの導入費用や月額を比較した表です。
サービス名 | Airペイ | Square | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ (4,980円~) | 0円 |
別途必要なもの | iPhoneまたはiPad | スマホorタブレット | なし |
月額費用 | 0円 | 0円 | 3,300円 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ |
ここで紹介しているすべてのキャッシュレス決済端末は契約料金など初期費用は無料で導入できます。
ただし、スクエアのみは決済端末を自分で用意する必要があるため、その分だけ料金がかかります。
またエアペイとスクエアに関しては、スマホやタブレット(エアペイの場合はiPhoneかiPad)を用意する必要があるため、その分の費用が必要になります。
一方でスマレジペイゲートに関しては、決済端末以外の用意は不要のオールインワン端末が無料で提供されるため、完全に導入費用が0円と初期費用を抑えることができます。
スマレジペイゲートは月額費用はかかるものの、保証やサポートが優れいているので大きな出費と考えなくてもよさそうです。
対応したい決済方法を考える
キャッシュレス決済端末はそれぞれのサービスで対応できる決済が異なります。
できるかぎり多くの決済に対応できるに越したことはありませんが、現実的にすべての決済に対応するのは難しいところです。
しかしながら、電車の駅近くで営業する場合はSuicaなど交通系電子マネーの利用者が多いため対応しておきたいところです。
以下はそれぞれのキャッシュレス決済端末で対応できる決済の種類です。
サービス名 | Airペイ | Square | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド | 6ブランド | 7ブランド |
電子マネー対応 | QuicPay、iD | なし | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など | PayPay | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ |
実は個人タクシーでキャッシュレス決済端末を利用する場合、交通系電子マネーに対応できるのはスマレジペイゲートのみ。
駅近くでの利用をする場合はスマレジペイゲートを利用するのがおすすめと言えます。
入金サイクルを確認する
最後にキャッシュレス決済端末を選ぶ際に確認しておきたいことは「入金サイクル」です。
入金サイクルとは売上金がどのくらいのペースで銀行口座に振込されるのか、そのペースを示すものです。
以下が人気キャッシュレス決済サービスの入金サイクルです。
サービス名 | Airペイ | Square | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) | 翌日振込み (手数料無料) | クレカ・電子マネーは月2 QRコード決済は月1 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ |
スクエアは売上の翌営業日入金に対応しているため、現金で決済を受け付けているときと変わらないような感覚で利用できます。
一方エアペイとスマレジペイゲートは月の入金回数が限られます。いずれも月に2回以上は入金がありますが、入金サイクルに関して黒字倒産にならないペースを考えて選ぶようにしましょう。
ここまで以下の3つの選び方を紹介してきましたが、何を重視するかは営業スタイルによりますので、好みにあわせて選んで見てください。
個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末3選
ここからはキャッシュレス決済サービスの選び方を踏まえた上で、個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末を紹介します。
それぞれどのような方におすすめかも紹介していますので、あわせて確認してみてください。
スマレジPAYGATE(ペイゲート)
サービス名 | スマレジ・PAYGATE |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~ →キャンペーンで割引 |
入金サイクル | クレカ・電子マネーは月2 QRコード決済は月1 |
導入までの日数 | 2ヶ月程度 |
導入費用 | 0円 |
月額費用 | 3,300円 |
決済端末 | オールインワン端末 |
公式サイト | https://smaregi.jp/payment/ |
スマレジペイゲートがおすすめの方
✓交通系電子マネー決済に対応したい方
✓レシート印刷まで1台の端末で対応したい方
✓なるべく多くのキャッシュレス決済に対応したい方
スマレジペイゲートは個人タクシーで導入できるキャッシュレス決済サービスの中で、最も多くの種類のキャッシュレス決済サービスに対応できる端末です。
特に大きな点は「交通系電子マネー」に対応できるということ。電車や主要バスターミナルの近くでの営業をしている場合は交通系電子マネーの需要が高いため、スマレジペイゲートを導入するのがおすすめです。
決済端末は無料で提供され以下のような機能も備えているため、別途機器を用意する必要がないのも大きな魅力です。
・4G回線に対応
・レシート印刷に対応
導入まで2ヶ月程度の時間かかってしまいますので、すぐに導入したいという場合には不向きですが、時間の問題がなければ個人タクシーにはスマレジペイゲートの導入がおすすめです。
導入前にスマレジPAYGATEの評判を確認したい方は以下の記事を参考にしてください。当サイトで独自に取得したアンケートデータなどをまとめています。
スクエア
サービス名 | Square |
---|---|
クレジットカード対応 | 6ブランド |
電子マネー対応 | なし |
QRコード決済対応 | PayPay |
決済手数料 | 3.25%~3.95% |
入金サイクル | 翌日振込み (手数料無料) |
導入までの日数 | 最短当日 |
導入費用 | 決済端末料金のみ |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | 3種類から選べる |
解説ページ | 詳細を見る |
公式サイト | https://squareup.com/jp/ja |
スクエアがおすすめの方
✓入金サイクルの早さを重視したい方
✓なるべく早くキャッシュレス決済を導入したい方
✓月額利用料無料のサービスを利用したい方
スクエアは月額利用料を無料で利用でき、翌営業日入金に対応、最短当日に審査が完了するキャッシュレス決済端末です。
他のどのキャッシュレス決済端末よりも早く導入でき、入金サイクルも最速ですので、「早さ」を重視する方におすすめのサービスと言えます。
電子マネー決済には非対応ですが、その他主要決済サービスには対応していますので、決して使いづらいということはありません。
導入前にスクエアの評判を確認したい方は以下の記事を参考にしてください。当サイトで独自に取得したアンケートデータなどをまとめています。
エアペイ
サービス名 | Airペイ |
---|---|
クレジットカード対応 | 7ブランド |
電子マネー対応 | ApplePay QuicPay、iDなど |
QRコード決済対応 | PayPay、LINE Pay d払い、au PAY AliPay、WeChatPay など |
決済手数料 | 3.24%~3.74% |
入金サイクル | 月6回or月3回 (手数料無料) |
導入までの日数 | 2週間程度 |
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 |
月額費用 | 0円 |
決済端末 | カードリーダー |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ |
エアペイがおすすめの方
✓バランスの良いキャッシュレス決済端末を導入したい方
✓0円でキャッシュレス決済を導入し、月額利用料も0円にしたい方
エアペイはスクエアと同様に交通系電子マネー決済サービスには対応できないものの、数多くのキャッシュレス決済に対応し知名度も高い人気のキャッシュレス決済サービスです。
スクエアよりも0.01%決済手数料が低いので、コストを抑えてのキャッシュレス対応が可能です。
導入期間は2週間程度とスクエアよりも遅いもののスマレジペイゲートよりは早く、入金サイクルも月に最大6回とスクエアよりも少ないもののスマレジペイゲートよりは多いと、特質して優れた点はないもののバランスのとれた決済サービスです。
月額利用料は無料で、専用カードリーダーも無料ですので、完全に0円で導入ができるのがエアペイの大きな魅力と言えます。
エアペイの導入検討にあたりエアペイの評判を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。当サイトで独自に行なったアンケートデータ等をまとめています。
個人タクシーでキャッシュレス決済端末を導入するメリット・デメリット
ここでは個人タクシーでキャッシュレス決済端末を導入するメリットとデメリットを改めてみていきます。
メリットに対してデメリットの内容が問題ない、またはメリットよりも大きなデメリットはないなと感じられるようであればキャッシュレス決済端末を導入しても後悔することは少ないといえます。
メリット・デメリットでそれぞれの項目を見比べて導入検討に役立ててください。
メリット
まずは個人タクシーでキャッシュレス決済端末を導入するメリットから紹介します。
釣り銭など現金管理のコストが減る
キャッシュレス決済端末を導入しキャッシュレスでの決済がメインになると、釣り銭の用意や交換が不要になると同時に、売上金の管理などもデータがすべて残るようになるので楽になります。
キャッシュレス決済端末はいずれのサービスも3.24%~程度の決済手数料がかかりますが、現金両替の手数料や手間を考えれば高いものではありません。
複数のサービスに申込みする必要がない
キャッシュレス決済端末サービスを利用する場合は、クレジットカードやQRコード決済などに1つのサービスへの申込みで一気に対応できます。
1つ1つ申込みをする必要がないため手間が少ないもの嬉しい点ですが、売上が一括で管理されるため管理の手間が省けるのも嬉しい点です。
タクシー用決済端末よりも入金サイクルが早い
キャッシュレス決済端末はタクシー専用のキャッシュレスサービスと比較すると、入金サイクルが早いです。
また入金手数料が無料のことも多いですので、無駄な出費を抑えて利用を続けることができます。
入金サイクルは個人タクシーを続けていく上では非常に重要な要素です。早いに越したことはありませんので、入金サイクルの早さは大きな魅力と言えるでしょう。
デメリット
続いて個人タクシーでキャッシュレス決済端末を導入するデメリットを紹介します。
タクシーメーターとの連動ができない
キャッシュレス決済端末はタクシー専用の機器ではありませんので、タクシーメーターと連動し金額を表示することができません。
つまり会計時にはタクシーメーターを確認し、表示されている金額を手入力する必要があります。
大した手間ではなく簡単な操作ですが、専用機器で連動しているものと比べると面倒と言えます。
サービスによってはレシートプリンターを別途用意する必要がある
キャッシュレス決済端末はサービスによってレシートプリンターを別途導入する必要があります。(購入する場合は20,000円~35,000円程度)
以下が個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末のレシート印刷の対応状況です。
サービス名 | Airペイ | Square | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|
レシートプリンター | 別途購入 | 別途購入 (スクエアターミナルの場合は内蔵) | 内蔵 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ |
スマレジペイゲートは無料で提供されるキャッシュレスリーダーでレシート印刷まで対応ができるため、別途機器を購入し接続する必要がありません。
諸々のセットアップが苦手な場合や出費を抑えたい場合はスマレジペイゲートを選んでおくのがおすすめです。
スクエアに関しては「スクエアターミナル」という端末を選べばレシートプリンターにも対応できます。ただし端末が46,980円と高額に設定されているため、初期費用はかさんでしまいます。
個人タクシーがキャッシュレス決済端末を申し込むときの注意点
個人タクシーでキャッシュレス決済端末を申し込むときには「許可証」の提出が必要になり、どのサービスに申し込む場合も以下は用意しておきましょう。
・口座情報
・本人確認書類
・タクシーまたはタクシー運転者情報、般乗用旅客自動車運送事業許可証
その他追加で必要な書類がある場合は、なるべく速やかに対応しましょう。
まとめ 個人タクシーでこんな方はキャッシュレス決済導入がおすすめ
キャッシュレス決済端末の特徴やメリット・デメリットから改めてまとめると、以下に該当する方にはキャッシュレス決済端末サービスの導入がおすすめです。
✓キャッシュレス決済サービスをなるべくお金をかけずに導入したい
✓タクシーメーターとの連動がなくても困らない
キャッシュレス決済サービスは、基本的にタクシー専用のサービスに比べると手数料や導入費用を抑えて利用することができますので、導入しやすいサービスと言えます。
以下のキャッシュレス決済端末の中で、スマレジペイゲートは導入費用0円で電子マネーに対応。
レシート印刷にもプリンターは不要(キャッシュレス端末に内蔵)ですので、個人タクシーには最も使いやすい端末と言えます。
サービス名 | Airペイ | Square | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|
導入費用 | 決済端末料金のみ →キャンペーンで0円 | 決済端末料金のみ (4,980円~) | 0円 |
電子マネー対応 | ApplePay QuicPay、iDなど | なし | 交通系電子マネー ApplePay QuicPay、iD WAON、Edyなど |
別途必要なもの | ・iPhoneまたはiPad ・プリンター | ・スマホorタブレット ・プリンター | なし |
導入までの期間 | 2週間程度 | 最短当日 | 2ヶ月程度 |
月額費用 | 0円 | 0円 | 3,300円 |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ | https://squareup.com/jp/ja | https://smaregi.jp/payment/ |
スマレジペイゲートは導入までに時間がかかってしまいますので、気になる方はなるべく早く詳細を確認し、問い合わせしてみてください。
コメント