アルファノートのキャッシュレス決済を検討している場合、決済手数料と合わせて確認しておきたいのが入金サイクルです。
キャッシュレス決済では、お客様が支払った売上がその場で店舗の銀行口座へ入金されるわけではありません。決済会社が定める締め日を経て、指定された日にまとめて振り込まれます。
アルファノートでは、事業者の資金繰りに合わせて、月1回から最大月8回までの入金サイクルを用意しています。公式FAQでは次の4つから選択できると案内されています。
- 月1回
- 月2回
- 週1回
- 週2回
最大では週2回、月8回の入金が可能なのがアルファノートの特徴です。
ただし、すべての店舗が好きな入金サイクルを自由に選べるわけではありません。 業種や業態によって案内できるプランが異なるため、最終的な入金条件は契約前に確認する必要があります。
先に代表的な入金サイクルを整理すると、次のようになります。
| 入金プラン | 主な締め日 | 主な入金日 | 向いている店舗 |
|---|---|---|---|
| 月1回 | 月末 | 翌月20日または翌月末 | 入金回数をまとめたい |
| 月2回 | 15日・月末 | 月末・翌月15日 | 標準的な資金繰り |
| 週1回 | 週単位 | 週単位 | 売上を早めに受け取りたい |
| 週2回 | 週2回 | 最大月8回 | 資金回転を重視 |
| 駆け込み入金 | 個別 | 通常より前倒し | 急に資金が必要 |
アルファノート公式の入金サイクルページでは、月1回について「月末締め・翌月末払い」または「月末締め・翌月20日払い」、月2回について「15日締め・月末払い」「月末締め・翌月15日払い」、週払いについて「月曜締め・金曜払い」という例が掲載されています。
この記事では、アルファノートの入金サイクルを詳しく解説し、自店ならどのプランを選ぶとよいのかまで紹介します。
アルファノートの入金サイクルは月1回~最大月8回
アルファノートは、売上金を受け取る頻度を店舗の運営状況に合わせて選べることを特徴としています。
公式FAQでは「月1回・月2回・週1回・週2回」の4プランを案内しており、最も入金回数が多いプランでは月8回まで対応しています。
月1回入金プラン
最もシンプルなのが月1回の入金プランです。
アルファノート公式サイトでは、
- 月末締め・翌月末払い
- 月末締め・翌月20日払い
の2パターンが案内されています。
例えば、翌月20日払いなら8月1日~31日の対象売上を締め、9月20日に受け取るイメージです。
一方、翌月末払いなら8月分が9月末に入金されます。
月初に発生した売上については入金まで1か月以上待つことになりますが、月1回にまとめられるため、銀行口座の入出金や経理処理をシンプルにしたい事業者には向いています。
月2回入金プラン
もう少し早く売上を受け取りたい場合は月2回プランがあります。
公式サイトで案内されているサイクルは、
- 15日締め・月末払い
- 月末締め・翌月15日払い
です。
つまり1か月を前半と後半に分けて、それぞれの売上を月2回受け取る仕組みです。
例えば、
- 8月1日~15日の対象売上→ 8月末ごろ入金
- 8月16日~31日の対象売上→ 9月15日ごろ入金
というイメージになります。
月1回払いと比較すると売上を現金化するまでの期間を短くできるため、飲食店など仕入れが頻繁に発生する店舗でも利用しやすくなります。
週1回入金プラン
さらに入金サイクルを短くしたい場合は、週払いを選択できます。
アルファノートは週1回で月4回程度の入金にも対応しています。公式の入金サイクル例では月曜日締め・金曜日支払いが掲載されています。
例えば、週末に売上が集中する飲食店や小売店で、「前週のキャッシュレス売上を次の週の仕入れ資金へ回したい」といった使い方がしやすくなります。
月1回や月2回よりも短期間で現金化できる点がメリットです。
週2回なら最大月8回入金
アルファノートでは、さらに短い週2回・最大月8回の入金プランも用意されています。
キャッシュレス売上の割合が大きい店舗では、売上そのものは十分でも銀行口座へ入るまでの期間が長いと、
- 食材や商品の仕入れ
- 給与
- 家賃
- 広告費
- 外注費
などを先に支払う必要があります。
入金回数を増やすことで、キャッシュレス売上と実際に利用できる現金とのタイムラグを小さくできます。
なお、アルファノートの一般向け公式ページでは週払いについて「月曜締め・金曜払い」の例を掲載していますが、週2回プランのすべての締め日・支払日の組み合わせまでは公開されていません。
週2回を希望する場合は、具体的な締め日と入金日を見積もり時に確認するのがおすすめです。
いろは先払いしても資金繰りが大丈夫か?が入金サイクルを選ぶ上ではもっともポイントになる点です
アルファノートの入金サイクルを一覧で比較
アルファノートは最大月8回という選択肢の多さが特徴ですが、入金回数が多ければ必ずよいというわけではありません。
店舗によって必要な資金のタイミングが違うため、売上規模や仕入れサイクルに合わせることが重要です。
各プランの違い
公式情報をもとに整理すると、次のようになります。
| プラン | 入金回数 | 公式掲載の締め日・支払日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 月1回 | 月1回 | 月末締め→翌20日または翌月末 | 管理しやすい |
| 月2回 | 月2回 | 15日締め→月末、月末締め→翌15日 | バランス型 |
| 週1回 | 月4回程度 | 月曜締め→金曜払いの例あり | 資金回収が速い |
| 週2回 | 最大月8回 | 契約時に要確認 | 最も短い通常サイクル |
なお、アルファノート公式サイト内には入金サイクルを「3パターン」と説明しているページと、「月1回・月2回・週1回・週2回の4プラン」と説明しているFAQがあります。
これは週払いを1カテゴリーとして数えるか、週1回と週2回を別プランとして数えるかの違いと考えると分かりやすいでしょう。公式FAQでは現在、月1回から月8回まで対応すると明記されています。
アルファノートはどの入金サイクルを選ぶべき?
店舗経営では「最も早く入金されるプラン」を選べばいいとは限りません。
経理処理のしやすさや契約条件も含め、自店に必要な頻度を考えましょう。
小規模店舗なら月1回でも十分なケースがある
キャッシュレス売上がそれほど多くなく、運転資金にも余裕があるなら月1回で十分な場合があります。
例えば月のキャッシュレス売上が5万円程度で、日々の仕入れを別の資金から支払える店舗なら、入金を週2回に細かく分ける必要性は高くありません。
月1回にまとめれば、銀行明細と売上を照合する回数も少なくなります。
特に経理を自分で行っている個人事業主なら、入金回数を必要以上に増やさないほうが管理しやすい場合もあります。
飲食店や小売店なら月2回が使いやすい
アルファノートの入金サイクルで、使いやすさと資金回収のバランスを取りやすいのが月2回です。
15日締め・月末払い、月末締め・翌15日払いというサイクルが案内されており、おおむね半月ごとに売上を受け取れます。
飲食店や小売店では、
- 月末に仕入れ代を支払う
- 15日前後に支払いがある
といったケースも多いため、月2回の入金と支払い予定を組み合わせやすくなります。
キャッシュレス売上が多いなら週払いを検討
カードやQRコード決済の利用率が高い店舗では、売上の大部分が決済代行会社に一時的に残ることになります。
例えば月300万円をキャッシュレスで売り上げる店舗なら、月1回入金と週1~2回入金では、手元資金の動きがかなり変わります。
週払いは月1回・月2回より短いサイクルとなるため、仕入れや人件費などへ売上を早めに回したい店舗に向いています。アルファノートは週払いを通常プランの中で最も入金サイクルが速いプランと説明しています。
開業直後なら短めの入金サイクルも選択肢
開業直後は、
- 仕入れ
- 人件費
- 広告費
- 消耗品
- 家賃
- 設備費
など、出費が集中しやすい時期です。
さらにキャッシュレス決済が増えると、帳簿上は売上が立っていても、銀行口座にはまだ入っていないという状態が起こります。
アルファノート自身も、月1回、月2回、週払いなど複数の入金サイクルから選べる点を、事業者の資金繰りに合わせられる特徴として案内しています。
開業時に現金残高が少ない場合は、多少入金管理が増えても短いサイクルを相談する価値があります。
業種によって選べる入金サイクルが異なる
ここはアルファノートを検討するときに重要な注意点です。
公式サイトには最大月8回と記載されていますが、全加盟店が必ず週2回を利用できるという意味ではありません。 アルファノートは複数のページで、案内可能な入金プランは業種によって異なると明記しています。
申し込み前に希望する入金回数を伝える
アルファノートは店舗ごとの個別提案の要素が比較的強い決済代行会社です。
そのため、「アルファノートを申し込んでから週2回に変更しよう」と考えるより、問い合わせ時点で希望を伝えておくのがおすすめです。
例えば、
- 飲食店で月200万円程度のカード売上を想定している
- 仕入れが毎週あるので週1回以上を希望
- 毎月15日と月末に支払いが多い
といった店舗の状況を伝えると、資金繰りに合ったプランを相談しやすくなります。
決済方法によっても契約条件を確認する
アルファノートでは、クレジットカードだけでなく、QRコード決済や電子マネー、オンライン決済など複数の決済サービスを提供しています。
オンライン決済についても、月1回・月2回・週1回・週2回から選択でき、最大月8回に対応すると案内されています。ただし、こちらも業種によって案内できるプランが変わります。
複数の決済方法をまとめて導入する場合は、すべての売上が同じ締め日・同じ日に振り込まれるのかまで確認しておくと、導入後の資金管理がしやすくなります。
急ぎなら「駆け込み入金サービス」も利用できる
通常の入金日より早く売上金が必要になった場合に備えて、アルファノートには「駆け込み入金サービス」があります。
これは通常の契約サイクルそのものを変更するのではなく、次回の入金日を通常より前倒しする早期入金サービスです。
通常より早い日に売上を受け取れる
公式サイトでは例として、本来「月末締め・翌月25日入金」となる場合に、入金を10日早めるケースが紹介されています。
例えば、
- 急に高額な仕入れが必要になった
- 広告費を先に支払いたい
- 給与支払日前に現金を確保したい
といった場合に利用できます。
毎月常に早く入金してもらうのではなく、一時的な資金需要へ対応しやすいサービスです。
即日入金・翌日入金ではない
「駆け込み」という名称から、申し込めばその日に入金されると考えるかもしれませんが、即日入金サービスではありません。
アルファノートは即日・翌日入金には対応せず、希望日の3営業日前までに申し込む必要があると案内しています。
急な支払いが発生した場合でも、ある程度余裕を持って申請しましょう。



即日入金をすることが多く想定される場合はスクエアもあわせて検討するのがおすすめです。


利用には審査がある
駆け込み入金サービスは、管理画面の専用フォームから申し込んだあと、アルファノートによる審査が行われます。
審査を通過すると、メールで入金日が案内されます。
通常の入金サイクルを利用している加盟店なら無条件で使えるわけではなく、審査によって利用できない場合もあります。
早める日数によって決済手数料率が変わる
注意したいのが費用です。
駆け込み入金サービスでは、入金を早める日数に応じて決済手数料率が変動します。
公式サイトでは一律の料金表は公表されていないため、利用する際に条件を確認する必要があります。
普段から資金繰りが厳しく毎月利用する前提なら、駆け込み入金を繰り返すより、最初から週1回や週2回の入金サイクルを相談したほうが適している可能性があります。
アルファノートの入金サイクルで確認したい注意点
最大月8回という数字は魅力ですが、比較するときは入金回数だけを見ないことが重要です。
契約前には実際の支払日や費用まで確認しておきましょう。
最大月8回=誰でも利用できるわけではない
アルファノート公式FAQでは最大月8回とされていますが、業種によって案内できる入金サイクルが変わります。
したがって、「アルファノートなら必ず週2回入金」という比較の仕方は適切ではありません。
問い合わせ時に自店で適用可能なサイクルを確認してから、他社と比較しましょう。
振込関連の費用も見積もりで確認する
キャッシュレス決済を比較するときは、決済手数料だけでなく、入金に伴う費用も確認する必要があります。
アルファノートは契約内容によって月額料金やトランザクション処理費用なども異なるため、最終的なコストは見積もりで確認するタイプのサービスです。公式料金ページでも月額費用0円~、トランザクション処理費用0円~と案内されています。
特に週払いを希望するなら、「この入金サイクルを選んだ場合、追加費用はあるか」まで聞いておきましょう。


休日を含む実際の入金日も確認する
月末や15日などの入金予定日が銀行休業日に当たる場合など、実際の着金タイミングについては契約時に確認しておくと安心です。
資金繰りでは「だいたい15日」ではなく、「給与支払日の前に口座へ着金するか」が重要だからです。
特に月末が仕入れ代や給与の支払日になっている店舗では、数日のズレも考慮して資金を確保しておきましょう。
アルファノートは他社と比べても入金サイクルの選択肢は多い
アルファノートの大きな特徴の一つが、入金頻度を細かく選択できることです。
SquareやAirペイ、STORES 決済などにも短い入金サイクルがありますが、アルファノートは月1回から最大週2回まで複数のプランを用意している点に特徴があります。
入金回数を自店に合わせやすい
例えば、
- 毎月1回でよい
- 月2回くらいがちょうどいい
- 毎週入れてほしい
- できるだけ頻繁に入金してほしい
といったニーズに合わせて相談できます。
決済代行会社では入金サイクルが固定されていることもあるため、店舗のキャッシュフローに合わせて選択できることはメリットです。
一方で、アルファノートの場合は業種などによって利用できる条件が変わるため、料金の分かりやすさを重視するならSquareやAirペイ、STORES 決済などと比較するとよいでしょう。


全東信からの乗り換えでも入金サイクルは重要
全東信からアルファノートへの乗り換えを検討している店舗では、特に入金サイクルを確認しておきましょう。
クレディセゾンは全東信の破産後、代替決済事業者の正規パートナーの一つとしてアルファノートを案内しています。
全東信では早期入金を重視して利用していた加盟店もあるため、乗り換え後に入金日が大きく後ろへずれると、資金繰りに影響する可能性があります。
希望する入金頻度を最初に相談する
アルファノートなら最大週2回までの入金プランを用意しているため、短いサイクルを求める店舗にも選択肢があります。
ただし、全東信で利用していたサイクルがそのまま引き継がれるわけではありません。
新しい契約として、
- どの入金サイクルが利用できるか
- 締め日はいつか
- 実際の入金日はいつか
- 入金サイクルによって費用が変わるか
を確認しましょう。
【関連記事:全東信が破産|代わりのキャッシュレス決済サービスを解説】


アルファノートの入金サイクルに関するよくある質問
アルファノートは選択肢が多い分、「結局いつ入金されるのか」が分かりにくい部分もあります。
よくある疑問をまとめます。
アルファノートは月何回入金されますか?
月1回、月2回、週1回の月4回、週2回の月8回から選択できます。
ただし、利用できるプランは業種によって異なります。
アルファノートの最短入金サイクルは?
通常プランでは、週2回・最大月8回が最も入金頻度の高いプランです。
公式サイトの週払い例では月曜締め・金曜払いが掲載されています。週2回プランの具体的な締め日については問い合わせ時に確認してください。
月1回の場合はいつ入金されますか?
公式サイトでは、
- 月末締め・翌月20日払い
- 月末締め・翌月末払い
が案内されています。
どちらが適用されるかは契約時に確認しましょう。
月2回の場合はいつ入金されますか?
公式サイトでは、
- 15日締め・月末払い
- 月末締め・翌月15日払い
というサイクルが案内されています。
おおむね半月ごとに売上を受け取れる形です。
週払いは利用できますか?
利用できます。
アルファノートでは週1回の月4回、週2回の最大月8回を用意しています。ただし、業種によって利用できない場合があります。
急にお金が必要になった場合は早く入金できますか?
「駆け込み入金サービス」を利用できる場合があります。
通常の入金予定日より前倒しできますが、審査があり、即日・翌日入金には対応していません。希望日の3営業日前までの申し込みが必要です。
また、前倒しする日数に応じて決済手数料率が変わります。
入金サイクルは後から変更できますか?
アルファノートは複数の入金プランを提供していますが、利用できるプランは業種や契約内容によって異なります。
変更を希望する場合は、加盟店担当者へ相談して現在の契約で変更可能か確認するのが確実です。
まとめ|アルファノートは最大月8回入金、資金繰りに合わせて選べる
アルファノートの入金サイクルは、月1回から最大週2回・月8回まで用意されています。
代表的なサイクルは次のとおりです。
| 入金頻度 | 入金サイクル |
|---|---|
| 月1回 | 月末締め→翌月20日または翌月末 |
| 月2回 | 15日締め→月末、月末締め→翌月15日 |
| 週1回 | 月4回程度 |
| 週2回 | 最大月8回 |
| 急ぎ | 駆け込み入金サービス |
単純に一番入金回数が多いプランを選ぶのではなく、店舗の支払い予定と合わせて考えることが重要です。
キャッシュレス売上がまだ少なく資金繰りに余裕があるなら月1回、仕入れが定期的に発生するなら月2回、キャッシュレス売上の割合が高く早く資金化したいなら週1~2回という考え方ができます。
また、通常の入金日より前に売上金が必要になった場合には「駆け込み入金サービス」も用意されています。ただし、即日・翌日入金ではなく、審査や手数料率の変更がある点には注意してください。
アルファノートの強みは、入金サイクルを店舗側の資金繰りに合わせて相談できることです。
一方、業種によって利用できるプランが異なるため、申し込み前には「自店なら何回入金を選べるのか」「具体的な締め日・入金日はいつか」「追加費用はあるか」の3点を確認しておくのがおすすめです。

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