キャッシュレス決済を店舗に導入するとき、意外と負担になりやすいのが「決済端末の費用」です。プリンター付きの端末や、スマホ・タブレットまでそろえるとなると、開業時の出費も増えますよね。
導入費用を抑えるなら、端末の無料提供・無償貸与・割引に加え、ギフトカードなどの特典も比較しましょう。ただし、特典の受け取りには、新規申込、契約プラン、審査、利用額などの条件があります。
先に選び方を整理すると、月額固定費を避けたいならSquare・Airペイ、プリンター内蔵端末を初期コスト0円で使いたいならstera pack・PAYGATEが候補です。STORESは年契約と利用条件を満たすと最大4万円分のAmazonギフトカードを受け取れるキャンペーンを案内しています。アルファノートも業種・プランに応じた端末0円の案内があります。
この記事では、6社の導入特典を比較し、店舗の使い方に合う選び方と申込前の注意点を解説します。特典の詳しい適用条件や申込方法は、各サービスの解説記事も確認してください。
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キャッシュレス決済端末のキャンペーン・導入特典を比較
まずは、無料になるものと利用後にかかる費用を分けて確認しましょう。期間限定キャンペーンと、通常のサービスとして提供される無償貸与は、同じ「0円」でも仕組みが違います。
| サービス | 主な特典・導入支援 | 基本の月額料金 | 申込前の確認点 |
|---|---|---|---|
| stera pack | stera terminal standardを初期コスト0円で利用 初年度のサービス利用料0円 | 初年度0円 2年目以降3,300円 | 据置型。月額無料の売上条件・解約条件を確認 |
| Square | コード「SQ25」で対象端末最大17,000円オフ | 基本0円 | 購入する機種の割引額と適用可否を確認 |
| Airペイ | カードリーダー1台の貸与料0円 対象飲食店向けiPad無償貸与・紹介特典もあり | 基本0円 | 申込経路・業態でiPadの提供条件が異なる |
| STORES 決済 | スタンダード年契約で端末1台無償貸出 新規導入キャンペーンでAmazonギフト最大40,000円分 | フリー0円 スタンダード年契約3,300円 | ギフト額は対象期間の決済額で判定。月契約は特典対象外 |
| PAYGATE | 通常39,600円の端末が数量限定0円 | 基本3,300円 対象者向け0円プランもあり | 月額0円プランは手数料・SIMの条件が異なる |
| アルファノート | アルファポータブルの端末代0円プランを案内 | 0円~・個別見積もり | 業種・商材・契約プランによる条件を確認 |
月額料金・端末価格は税込です。決済手数料、通信費、追加機器、オプションなどは別途確認してください。STORESのギフトカード特典と、年契約での端末無償貸出は、それぞれ条件を満たす必要があります。
いろは私なら「いくらもらえるか」の前に、1年使ったときの総額を見ます。端末が無料でも、毎月の料金や必要な周辺機器まで含めると選び方が変わります。
6社のキャンペーンと無料導入の条件
ここからは、特典の内容と対象になりやすい店舗を順に見ていきます。比較するときは、無料になる機器だけでなく、利用後の料金と申込条件にも目を向けてみてください。
stera pack|プリンター内蔵端末を初期コスト0円で導入
stera packは、据置型の「stera terminal standard」を購入せずに利用できるサービスです。初期コスト0円・初年度のサービス利用料0円で、カード・電子マネー・QRコード決済とレシート印刷に対応できます。
レシートロール紙は無料で、加盟店側の故意・過失がない場合は端末の修理・交換も無料です。固定レジで紙のレシートを日常的に出す店舗には、端末以外の維持費も含めて比較しやすいでしょう。
2年目以降のサービス利用料は月額3,300円ですが、直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上の場合、サービス利用料は永年無料と案内されています。カード手数料はスモールビジネスプランならVisa・Mastercard1.98%、JCBなどの対象ブランド2.48%。対象業種や売上などの条件があります。
なお、持ち運び向けの「stera pack light」は別サービスで、端末代39,600円・月額0円の料金体系です。端末無料のstera packと混同せず、固定レジかテーブル会計かで選びましょう。
初年度の無料条件や契約時の注意点は、こちらの記事で詳しく確認できます。


Square|特典コード「SQ25」で対象端末が最大17,000円オフ
Squareの公式サイトでは、特典コード「SQ25」で決済端末が最大17,000円オフになる案内が掲載されています。どの機種でも同じ割引額になるわけではないため、購入画面で対象可否と割引後の金額を確認してください。
| Square端末 | 通常価格(税込) | 導入時のポイント |
|---|---|---|
| Square リーダー | 4,980円 | 対応スマホ・タブレットと接続して利用 |
| Square スタンド | 29,980円 | 対応するiPadを別途用意 |
| Square ターミナル | 39,980円 | レシートプリンター内蔵 |
| Square ハンディ | 44,980円 | 持ち運び向け。必要な印刷環境を確認 |
| Square レジスター 第2世代 | 99,980円 | 2画面のPOSレジ一体型。紙の印刷には対応プリンターを用意 |
基本の決済サービスは月額固定費0円です。専用端末を買わず、対応するiPhoneやAndroidでタッチ決済を受け付ける方法もあります。ただし、対応スマホや通信環境が必要で、決済手数料は発生します。
カードの対面決済は、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件を満たす事業者なら主要ブランド2.5%です。売上規模や利用する決済によって適用料率が変わるため、端末割引と合わせて確認しましょう。
全東信の利用者向けに実施されていたSquare リーダー無料キャンペーンは、2026年8月31日で終了しています。現在の購入費を計算するときは、終了済みの特典を含めないでください。割引コードや紹介特典の使い分けは、こちらの記事で解説しています。


Airペイ|カードリーダー0円に加え、対象店はiPadも確認
Airペイの「0円スタートプログラム」では、新規申込などの条件を満たすと、通常27,720円のカードリーダー貸与料が1台0円になります。申込月の6か月後の月末までの審査通過が必要で、2台目以降は対象外です。
さらに、実店舗を持つ居酒屋・焼肉・韓国料理・イタリアン・フレンチ・和食などの対象飲食店には、iPadとカードリーダーを無償貸与する「キャッシュレス導入0円プログラム」があります。カフェ・スイーツ、バーなど対象外の業態もあるので、飲食店ならどこでも対象になるわけではありません。
既存加盟店からの紹介専用URLで申し込む「ご紹介プログラム」もあり、条件を満たす新規加盟店にはリユースiPad、紹介元には10,000円が進呈されます。通常の申込後に紹介を付けることはできず、紹介元の応募日から30日以内の審査通過などが必要です。
対象飲食店向けのiPad無償貸与と紹介プログラムは提供方法が異なります。両方を申し込んでもiPadが2台届くわけではありません。基本の月額・振込手数料は0円で、主要カードの手数料は通常3.24%、ディスカウントプログラムの条件を満たしたブランドは2.48%です。
手持ちのiPhone・iPadを使うか、iPadの提供条件に該当するかを確認してから申し込みましょう。申込経路ごとの違いは、こちらにまとめています。


STORES 決済|年契約と利用条件を満たすと最大4万円分の特典
STORESでは、2026年10月1日~10月31日の新規申込を対象に、最大40,000円分のAmazonギフトカードを贈呈するキャンペーンを案内しています。上限に達すると早期終了します。従来の一律20,000円分のキャンペーンは、2026年9月30日で申込受付を終了しました。
対象は、同一事業者内で初めてスタンダードを年契約し、所定の支払い・審査・利用条件を満たす事業者です。過去のSTORES利用による対象外条件もあります。2026年11月1日~2027年1月31日の対象サービスの決済額で、特典額が決まります。
| 判定期間の対象決済額 | Amazonギフトカード |
|---|---|
| 1円以上50万円未満(返金を除く) | 5,000円分 |
| 50万円以上100万円未満 | 10,000円分 |
| 100万円以上200万円未満 | 20,000円分 |
| 200万円以上 | 40,000円分 |
対象サービスの利用額は合算され、特典は2027年2月末頃にメールで届く予定です。決済手数料を徴収しない仕組みではなく、条件達成後のギフトカード特典です。
スタンダードは年契約で月額3,300円、月契約では3,960円(税込)。年契約なら決済端末1台を無償貸出できますが、月契約は今回のギフト特典対象外です。無料端末と特典だけで判断せず、年間の利用費も確認しましょう。
STORESの導入キャンペーンについては、こちらの記事も参考にしてください。申込時には、公式ページで受付中の特典と対象期間を確認しましょう。


PAYGATE|39,600円の端末が数量限定0円
PAYGATEは、通常39,600円のマルチ決済端末を数量限定で0円にする案内があります。端末はプリンター・バッテリーを内蔵し、Wi-Fiや4G通信でカード・電子マネー・QRコード決済を受け付けられます。
基本の月額利用料は3,300円です。対象となる中小事業者にはカード手数料1.98%~が案内されており、売上規模・業種・企業属性などの適用条件があります。
スマレジ有料プランの契約者向けには、PAYGATEの月額利用料0円プランもあります。ただし、基本プランとは決済手数料が異なり、月額0円プランにはSIMカードが付属しません。Wi-Fiがない場所で使うなら、通信環境まで含めて比較してください。
持ち運びと紙のレシートを1台で対応したい店舗に向いていますが、無料端末の適用条件と短期解約時の費用は契約前に確認しましょう。キャンペーンの詳細はこちらです。


アルファノート|端末0円の条件を業種・プランごとに相談
アルファノートは、プリンター内蔵の「ALPHA PORTABLE」について、74,800円の端末代を0円で案内できるとしています。4G・Wi-Fiに対応し、持ち運べるタイプの決済端末です。
ただし、すべての店舗が同じ料金で契約できるわけではありません。業種・取り扱い商材・利用するプランによって費用が変わるため、端末代に加え、月額料金・決済手数料・解約条件を見積もりで確認する必要があります。
中小事業者向けにはカード手数料2.48%~の案内があります。また、エステなどの特定継続的役務や回数券・サブスクなど、業種や集金方法に合わせた相談ができる点も特徴です。どの方法を利用できるかは審査・契約条件で確認してください。
アルファノートの端末0円プランと料金の確認ポイントは、こちらの既存記事にまとめています。


どのキャンペーンを選ぶ?店舗の使い方で絞り込もう
特典額が大きくても、自店で使わない機能や不要な契約を増やすと負担になります。まずは「固定費」「レシート」「持ち運び」「業種」の4つから、候補を絞ってみてください。
| 店舗の希望 | 比較したいサービス | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 売上がまだ読めず、月額固定費を避けたい | Square・Airペイ | 手持ちのスマホ・iPadが使えるか、端末購入・貸与の違いを見る |
| 固定レジでレシートを毎日印刷する | stera pack | プリンター・ロール紙を含む費用と2年目以降の月額を見る |
| テーブル会計・移動販売でも印刷したい | PAYGATE・アルファノート | 4Gの利用条件、バッテリー、利用場所の申請条件を確認 |
| レジ・予約・ネットショップもまとめたい | STORES | 年契約で使う機能と判定期間の売上見込みを確認 |
| エステ・スクール・継続課金を相談したい | アルファノート | 商材の取扱可否と個別見積もりを確認 |
紙のレシートが必要ない小規模な販売なら、対応スマホでのタッチ決済も選択肢になります。ただし、タッチ非対応カードや交通系電子マネーまで同じ方法で受け付けられるとは限りません。必要な支払い方法を先に決めておくと、端末選びで迷いにくくなります。



私なら、飲食店で紙のレシートを毎回出すならプリンター内蔵型、売上がまだ少なく固定費を抑えたいならSquare・Airペイから比較します。特典の大きさより、毎日の会計で困らないことを優先したいですね。
無料・割引キャンペーンで見落としやすい注意点
申し込み前には、特典が付く条件と、利用後に発生する費用をセットで確認してください。特に次の4点は、導入してから気づくと見直しに手間がかかります。
無償貸与とプレゼントは、返却ルールが違う
Airペイのカードリーダー、対象飲食店向けのiPad、STORES年契約の端末などは貸与・貸出です。解約時の返却や故障・紛失時の負担を確認しましょう。一方、Squareの通常購入端末は自分で購入するものです。
同じAirペイでも、紹介プログラムのリユースiPadはプレゼントとして案内されています。「iPad無料」という言葉だけでまとめず、利用したプログラムの規約を確認してください。
月額料金・手数料・追加機器まで含めて総額を計算する
費用の目安は、端末・周辺機器代+月額料金×利用月数+決済額×手数料率+その他の費用で計算できます。ギフトカードは現金の支出がなくなるものではないので、支払額と特典額は分けて整理しましょう。
たとえば月額3,300円なら、1年で39,600円、2年で79,200円です。端末が無料でも、この固定費がかかる場合があります。ただし、低い決済手数料やプリンター・サポートの価値もあるため、月額があるだけで不利とは限りません。
同じ対象カードで月100万円を決済する場合、1.98%なら19,800円、2.50%なら25,000円で、手数料差は月5,200円です。仮に1.98%側に月額3,300円、2.50%側に月額0円がかかるなら、月額込みの差は1,900円になります。これは料率比較の試算で、各社の契約条件や決済構成をそろえた実際の見積もりではありません。
申込期限・審査期限・利用期間を分けて確認する
キャンペーンには「申し込む期限」「審査に通る期限」「決済を利用する期間」「特典が届く時期」が別々に設定されることがあります。STORESの新キャンペーンも、申込期間と決済額の判定期間が異なります。
紹介URLや専用申込ページが必要な特典は、通常の申込を済ませてから追加できない場合があります。利用したい特典を選び、正しい経路から手続きしましょう。申込条件の画面や受付メールを保存しておくと、後から確認しやすくなります。
解約費用・返却費用・特典の併用条件も確認する
短期間での解約では違約金や端末の返却費用が発生することがあります。また、年契約を月々支払う場合も、契約期間まで1か月になるわけではありません。
割引コードと紹介特典などが必ず併用できるとは限らないため、複数の特典を合算する前に確認してください。終了日が未定でも、数量・予算の上限や条件変更によって受付が終わる可能性があります。
キャッシュレス決済端末キャンペーンのよくある質問
端末無料と月額無料、iPad特典の違いなど、申込前に迷いやすい疑問をまとめます。
- キャッシュレス決済端末を完全無料で導入できますか?
-
端末代を0円にできるプログラムはあります。ただし、スマホ・タブレット・通信環境・プリンターなどが別に必要な場合があり、利用後は決済手数料も発生します。端末代0円と、運営費用がすべて0円という意味は分けて考えてください。
- プリンター付き端末を0円で導入できるのは?
-
stera pack、PAYGATE、アルファノートが候補です。stera packは据置型の無償提供、PAYGATEは数量限定の端末0円案内、アルファノートは業種・プランに応じた端末0円の案内があります。月額・通信・解約条件はそれぞれ確認してください。
- 月額料金も0円にしたい場合はどれが候補ですか?
-
基本の決済サービスならSquare・Airペイが候補です。STORESのフリープランも月額0円ですが、年契約向けの端末貸出と今回のギフトカード特典は条件が異なります。有料オプションや別サービスまで無料になるわけではありません。
- STORESのAmazonギフトカードは全員4万円分ですか?
-
いいえ。年契約・新規利用などの条件を満たしたうえで、判定期間の対象決済額により5,000円・10,000円・20,000円・40,000円分に分かれます。最大40,000円分には対象決済額200万円以上が必要です。対象期間に決済がなければ特典対象外です。
- AirペイでiPadも無料になりますか?
-
対象飲食店向けのキャッシュレス導入0円プログラムによる無償貸与と、紹介専用URLからの申込によるリユースiPadプレゼントがあります。対象業態・審査期限・申込経路などの条件が異なるため、申し込み前に利用できるプログラムを確認してください。
- SquareのSQ25はどの端末も17,000円引きですか?
-
いいえ。「最大17,000円オフ」という案内なので、対象機種や割引額は購入条件によります。注文確定前にコードを入力し、実際に反映された割引額と支払総額を確認してください。
- 無料で借りた端末は、解約したら返却が必要ですか?
-
無償貸与・無償貸出の端末は、原則として各社の案内に沿って返却します。購入端末やプレゼントとは扱いが異なります。返却期限、送料、故障・紛失時の負担は利用する契約の条件を確認してください。
端末特典と毎月の費用を合わせて、お店に合うサービスを選ぼう
キャッシュレス決済のキャンペーンは、開業時の負担を抑えるのに役立ちます。月額固定費を避けたいならSquare・Airペイ、プリンター内蔵端末を初期コスト0円で導入したいならstera pack・PAYGATE、店舗運営の複数サービスをまとめたいならSTORESが候補です。業種や集金方法に個別の要件があるならアルファノートも比較しましょう。
大切なのは、端末の無料・割引額だけでなく、月額料金・決済手数料・必要な機器・利用期間を合わせて判断することです。特典が大きくても、対象条件を満たせなければ受け取れません。
気になるサービスが決まったら、本文で紹介した各社の記事で申込条件を確認し、店舗の売上見込みや使い方に合う特典を選んでください。
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